おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

妊娠・出産

ヒトの赤ちゃん、あまりにも弱くてあまりにも可愛い

人間の赤ちゃんって、明らかに未熟ですよね。 「ほああ、ほああ」と泣くことしかできない、野生のサバンナにいたら一瞬で捕食されてしまいそうな存在。 馬とかシカとか、生まれてすぐに立ち上がって走れるようになる動物と比べて、なんて弱いんだろう。人間…

3回目の出産にして初めての「無痛じゃない」分娩

臨月に入った妊婦健診のある日、「羊水が基準値より少ないのでもう陣痛が来るのを待たずに誘発分娩したほうが良い」と言われました。 入院したらバルーンをいれて子宮口を拡げて(恐怖)、翌朝から陣痛促進剤をいれて(恐怖)、1~2日で産まれるでしょうとの…

6年ぶりの新生児育児。話が通じる子どもたちとの穏やかな生活の終わり。

※まだ産まれてませんが、もうすぐです※ 近いうちに我が家は「8歳、6歳、0歳」の子どもたちとの5人生活が始まります。 「子ども2人を育てる大変さ」については以前ブログで書きました。 www.shiratamaotama.com また、「育児の大変さ(イメージ図)」を書いた…

出産が怖い

臨月です。 いつ陣痛が来てもおかしくない、仕事の引継ぎもだいたい終わった、ということで…今まで向き合わないようにしてきた「出産への恐怖」がじわじわと忍び寄ってきました。 出産が怖い 「3人目の出産、すごいね!」 「赤ちゃん楽しみですね~」 「おた…

針穴だらけの入院生活

妊娠糖尿病で入院しております。 入院期間がどれくらいになるのか分からず、「最短3日、最長2週間」という目安を伝えられています。 私にとっては出産以外で入院するのは初めての経験でして、「1日に7回も採血されるらしい」「血糖値コントロールのために少…

妊娠糖尿病で入院します

妊娠糖尿病と診断されました。ショックです。 妊娠中に初めて糖の代謝異常が見つかった場合を、妊娠糖尿病といいます。血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きは、妊娠が進むにつれて弱まるといわれています。もともとインスリンの働きが弱めの方が妊娠…

3人目が産まれます

欲しいけど無理だろうなあ、とずっと思っていた3人目の子どもが、順調にいけば6月頃に産まれる予定です。 子ども3人の生活? 私自身は弟が1人いる姉なので、子どもの頃に自分の将来を想像するときは「お父さんとお母さんと子どもが2人」という4人家族のイメ…

副業推進で少子化も推進されそう

今、政府は副業・兼業を推進してますよね。 例えばこれは厚労省のサイト。 厚生労働省では、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日 働き方改革実現会議決定) を踏まえ、企業も働く方も安心して副業・兼業に取り組むことができるよう、環境整備を行って…

「もうひとり」欲しい理由はなんですか?

「もうひとり」欲しい理由はなんですか? Twitterで1,777人の方にご協力いただきました。 お子さんがいる方で、「もうひとり」欲しいと思っている方に質問させてください。(現実的にもうひとり産むかどうかは別)「もうひとり」欲しい理由はなんですか? — …

なにがあったら「もうひとり」産むかもしれないと思いますか:Twitter3万人アンケート

なにがあったら「もうひとり」産むかもしれないと思いますか? 3万人もの方にアンケートにご協力いただきました。 たったの24時間でこれほどの回答が集まったことに驚いています。2022年10月の今、子育て中の人々が、「もうひとり」産むために何が必要かを真…

河野太郎さんの対応が早すぎて衝撃を受けたので自分用に記録しました(国家公務員の長期海外留学制度について)

Facebookで友人から「シェア自由・拡散希望」としてこんなアンケートが回ってきました。 アンケート開始日は2022年2月21日です。対象者は「女性国家公務員」もしくは「女性国家公務員を妻に持つ方」とのこと。 docs.google.com 冒頭の説明文を引用します。回…

子どもが欲しいというとき、人は何を欲しがっていることになるのだろう

自分が「子どもが欲しい」と思った理由について改めて考えました。 きっかけはこの本を読んだことです。川上未映子さんの『夏物語』。 子どもが欲しいというとき、人は何を欲しがっていることになるのだろう。 (中略) 「好きな人の子どもが欲しい」はよく…

流産も死産も経験したことのない人が知っておくべきこと

私自身は流産も早産も死産も経験したことはありません。0歳児を亡くしたこともありません。 そして、当事者以外の人があまり知らなくて、きっと知っておいた方が良いと思う情報に接したので、共有のためにブログに書いています。 基礎知識 ・流産経験者は身…

産後の性欲について

まさかこんなに多くの方にご回答いただけるとは 驚いています。回答してくださった8,545人の皆様、どうもありがとうございます。 【出産経験のある女性の方限定】産後、どのくらいで性欲が復活しましたか?※完全に元通りでなくとも、「性欲が戻ってきたな…」…

子どもを持つタイミングで悩んでいる20代の後輩のために様々な情報をまとめました

後輩(男性)の発言 20代の子「子どもはいつか欲しいなって思うんですけど、子どもができたら自分の人生はいったん終わりじゃないですか。自分の時間もなくなって家事育児しないといけないし。夫婦関係も、子どもがいない頃のほうが仲が良いらしいし。そした…

2026年にもう一度「丙午(ひのえうま)」による出生率激減がやってくるのかどうか

先日、『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか? 結婚・出産が回避される本当の原因』という新書を読みました。 この本はすっごく面白いので、関心ある方は是非読んでください。 www.shiratamaotama.com 次の丙午(ひのえうま)は2026年です さて、この本を読…

選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

河合香織著『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』を読みました。 その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。裁判の過程で…

『子どものいない人生の歩き方』をもっと早く読みたかった

くどうみやこ著『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』を読みました。 誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方 作者:くどう みやこ 主婦の友社 Amazon ある人に勧められて読んだのですが、とても良い本でした。もっと早く読んで…

奥様が妊娠したら読んでください

最近、身近なところでおめでた話があり、奥様の「初めての妊娠」に向き合う旦那さんのためにブログを書こうと思いました。 まずは、おめでとうございます!やったー嬉しいね!! さて、①妊娠発覚時にしてほしいこと、②妊娠期にしてほしいこと、③出産後にして…

ダンナのための妊娠出産読本

「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」を読みました。面白かったです。 あの名作漫画「コウノドリ」の主人公のモデルとなった先生が執筆されてます。 こんな人にオススメ すごく良い本だなと思ったので、下記のような方にはオススメで…

私の「妊娠に最適な体重」は62kgだった

私の「妊娠に最適な体重」が62㎏だったと知ってびっくりしたので、妊娠を希望している女性はやせすぎに注意したほうが良いよ、と言いたくてブログを書きました。 なお私の身長は164㎝です。 目次 太りすぎも痩せすぎも妊娠しづらい 私の「妊娠するための」ベ…

出産直後の電動搾乳機と、母乳バンクについての妄想

先日の母乳バンクについてのブログ記事に、早産(30週)での出産経験のある友人から大変参考になるコメントをもらいました。 友人(早産経験者)からのコメント 人間の身体って不思議なもので、出生体重やら時期やらによって適正な母乳が出るんだそう。お腹の…

日本のアカチャンホンポで買って帰ってほしい育児グッズ

来日した外国人(妊娠中)に、日本のアカチャンホンポで何か買って帰りたいがオススメはあるか?と聞かれたので頑張って書きました。こちらはその日本語版です。 日本の生理用品が高品質で有名だそうで、赤ちゃん用品にも期待が高いとのこと! 1.メルシー…

Maternity and Childcare Goods You Should Buy at Akachan Honpo in Japan

If you are in Japan and need something for your baby, just visit Akachan Honpo. You can find diapers, toys, clothes, foods, toothbrushes, anything! Akachan Honpo is a famous shop for maternity and childcare goods. Akachan = Baby Honpo = Sp…

母乳バンクの存在をこんなタイミングで知ってしまった話

2週間ほど前に、初めて「母乳バンク」という単語を目にしました。確かTwitterだったと思うのですが、聞いたことのない単語だったのでGoogle検索しました。 母乳バンクとは ・母乳が必要な赤ちゃんに、ドナーから寄付された母乳を低温殺菌して提供する仕組み …

子どもをもつことのリスク

私の出産タイミングは早めでした 私は26歳で結婚、28歳で長男を出産、30歳で次男を出産しました。 東京都の初産平均年齢は女性32.3歳、男性34.5歳なので、同級生たちの平均よりだいぶ早く母親になりました。(参照:人口動態調査) そうすると、女友達からと…

出産祝いでもらって嬉しかったもの

先日、弟(独身・子供なし)から、「友達に出産祝いをあげたいんだけど、何かオススメない?」と聞かれました。ここぞとばかりに先輩風を吹かせて色々オススメしたところ、とっても感謝されたので、ブログにも書いておきます。 目次 予算1万円以下~ ベビー…

妻が出産するならTwitterアカウントをつくったほうが良いと思う

#2018nov_baby ↑これがなんだか分かる人にとっては、なにをいまさら…という内容なので読まなくて良いです! なにこれ?と思った人のために書きます。 これは、2018年11月生まれの赤ちゃんがいる母親(&父親)が使っているハッシュタグです。試しにTwitter上…

去年の私に教えてあげたいこと。オムツ替えの前は手を洗わなくて良いし、新生児の保湿はした方が良いし、沐浴にガーゼは使わなくて良い。

産院で習ったこと 2017年3月に第1子を出産した際、産院ではこのように習いました。 ・オムツ替えの前後に必ず石鹸で手を洗うこと ・新生児の沐浴はガーゼを使って丁寧に洗うこと(顔も体もガーゼで優しくぬぐう) ・沐浴後に新生児に保湿剤を塗る必要は無い…

2回も切迫早産になったけど、2回とも無事に産まれてくれました。

ある日の会話 おたま「すいません、実は切迫早産と診断されてしまったので、仕事を休んでいるんです」 Aさん(男性)「そうだったんだ…。残念だったね。まだ若いから、次があるよ。」 おたま「あ、誤解があるようなんですが、お腹の子は生きてます。早産にな…