おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

出産が怖い

臨月です。

いつ陣痛が来てもおかしくない、仕事の引継ぎもだいたい終わった、ということで…今まで向き合わないようにしてきた「出産への恐怖」がじわじわと忍び寄ってきました。

 

出産が怖い

「3人目の出産、すごいね!」

「赤ちゃん楽しみですね~」

「おたまさんならきっとスピード安産だよ」

「元気に戻ってきてね」

 

暖かなコメントをいただくたびに、ありがたい気持ちと、「いや実はめっちゃ怖いんですよ出産が…!!」という気持ちとが沸き上がってきます。

3人目の出産だけど新鮮にめちゃくちゃ怖いです。痛いのが嫌だし死にたくない。

 

わかってるんですよ、日本の妊産婦死亡率は世界から見れば非常に低い水準におさえられていて世界一安全にお産ができる国であることは。でもつい人口動態統計を調べてしまったのです、そして「妊娠,分娩及び産じょく」で死亡した女性が2022年に33人、2023年に26人いたことを知ってしまったのです…

人口動態統計 p35

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/gaikyouR5.pdf

 

どんなに確率が低くても怖いものは怖い。私は幸運にも1人目の出産も2人目の出産も母子ともに死なずに済んだけど、3人目でどうなるかは誰にもわからない。

悲鳴を上げて逃げ出したくなるような気持ちです。

 

「赤ちゃんがお腹にいるって大変だね」

さて、今回の妊娠では妊娠高血圧と妊娠糖尿病と切迫早産のトリプル診断を受けて入院もしたし毎日インスリンを自己注射してるし血糖値測定のために指先からの採血もしているし、指先も腹部も注射針の跡だらけ、お腹にいたっては内出血の跡だらけです。これを日々間近にみている息子たちからは「赤ちゃんがお腹にいるって大変だね…」と心配されています。うん、でも君たちを産んだときはこんなことなかったのよ…。

大きくなる胎児に圧迫されてあおむけで寝ることもできなくなりました(あおむけで寝ると血管が押しつぶされて脳貧血になる)し、当然うつぶせでも寝られないので、横向き寝でどうにかしのぐ日々。

さらに最近は胎児が大きくなってきて胃が圧迫されているのもあるのか、慢性的に吐き気があります。(高血圧による吐き気だと深刻なことになる可能性もあるらしいのですが、一応血圧は薬を飲んで安定させてるので医師からは胃の圧迫ではないかと言われてます)

夕飯直後にトイレで吐く事件が2晩連続で発生しまして、うめいている私を心配してかけよってきた8歳長男が「お母さん大丈夫?」「赤ちゃん産むのって大変だね…」と言ってくれました。そうなのよ大変なのよ、でも本当に大変なのはこれからなのよ…

 

息子たちは男性なので一生「産む」経験はしないわけですが、産む人の大変さを間近で見ていることは彼らにとっては良い経験なのではないかと思います。

もう最近は決して私に重いものは持たせないし、私の食器やらなにやらを率先して運んでくれますね。いいぞいいぞ。

 

初めての「無痛じゃない」分娩になります

以前ブログで書いた通り、1人目も2人目も無痛分娩で産みました。

※まあ名称は無痛分娩だけど実際は「麻酔が痛みを緩和してくれるけど無痛ではないよね」と思ってます

www.shiratamaotama.com

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しかし3人目の今回、高血圧の既往がある妊婦はリスクが高いとのことで長男と次男を産んだ産院からは分娩を断られまして、大きな総合病院での出産となりました。そしてこの病院が無痛分娩をやってないのです…

 

めちゃくちゃ嫌だ。

麻酔の効きが十分に間に合わなかった2回目の出産ですらめちゃくちゃ痛かったのに、今回は完全に無麻酔の分娩…

もしくは分娩中に血圧が高くなりすぎたりしたら急遽帝王切開になる可能性もあります。

私の母は私を帝王切開で産んでいるのですが、帝王切開も麻酔が切れてからは本当に痛いらしく(切腹してるんだからそれは痛いに決まっている)、もう想像するだけで怖い。

 

とにかく自然分娩だろうが帝王切開だろうが私が1か月以内にめちゃくちゃ痛い思いをすることだけは確定してるわけですね。うわああああ逃げ出したい。

 

3人目が産まれることが楽しみな気持ちも間違いなくあるんです。でも「赤ちゃん楽しみだね」「早く生まれてこないかな」という息子たちの純粋な言葉にすら「でもそれは私が激痛に耐えることと引き換えになるのよ」という思いがわきあがってきたりします。

 

もう本当に出産が怖い。痛いのが嫌だ。死にたくない。

今の気持ちを正直に書いただけのブログでした。「無事に産まれました」と報告できる日が来ますように。

 

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