最近、身近なところでおめでた話があり、奥様の「初めての妊娠」に向き合う旦那さんのためにブログを書こうと思いました。
まずは、おめでとうございます!やったー嬉しいね!!
さて、①妊娠発覚時にしてほしいこと、②妊娠期にしてほしいこと、③出産後にしてほしいこと、について簡単に書きます。
①妊娠発覚時にしてほしいこと
是非とも大喜びしてください。
もしも奥様から妊娠を初めて告げられた時にうっかり戸惑いや不安が先に立ってしまい、喜びの感情を伝えそびれた方は、後からでも全然かまわないので、是非「嬉しい、本当に嬉しい」と言ってください。「あのときはうまく言えなかったけど、自分は本当に喜んでいる」と言ってください。
私は第一子妊娠に気づいたのが1ヵ月間ほどの海外出張中だったので、とりいそぎ夫にはLINEで伝えてしまいましたが、そのときの夫の喜びぶり&浮かれぶりを思い出すと今でも幸せな気持ちになります。あれはFace to Faceで伝えたかったなぁ。
つわりや腰痛、流産の心配や出産への不安など奥様にも色々と大変なことはあると思いますが、「夫の大喜び」が心の支えになり得ます。
男性は女性よりも嬉しいとか幸せだとか口に出して表現し慣れていない方が多いように思いますが、是非とも是非とも喜んでください。
②妊娠期にしてほしいこと
何でも良いので、「父親のための育児指南書」を2~3冊買って読んでください。
こうした書籍には、下手にネット検索するよりも良質な情報がまとまっていますし、「夫が私と子どものために本を買って勉強してくれている!」と奥様にも自然と伝わると思います。嬉しいです。
私の一押しはこの辺です。
・ダンナのための妊娠出産読本(Amazonサイトにとびます)
→産婦人科医が書いた本です。妊娠出産関連の情報を一括把握するにはとても良い本です。この本については私も以前ブログで紹介しました:ダンナのための妊娠出産読本 - おたまの日記(ブログにとびます)
→NPO法人ファザーリング・ジャパンの本です。産後~育児の話が先輩パパの体験談や様々な調査結果とともに分かりやすく書かれています。
→上記同様、NPO法人ファザーリング・ジャパンの本です。「笑っている父親になるための極意」が書いてあります。p109の「パパごはん」レシピが生卵を小さい子どもに与えているように見えることだけがとっても気になりますが、それ以外はとても良い本だと思います。
→漫画つきで優しく書いてあるので、さらっと手軽に読めます。第1刷が2007年発行で、2019年には第63刷が発行されているので、「ロングセラー」と呼んで良い本だと思います。その分ちょっと時代に合わない描写もありますが。
最後の「「お父さん、生きていてほしい!」は、心療内科医である著者からの切実なメッセージです。
・出産・育児ママのトリセツ「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ
→「あなたの妻はなぜイライラしているのか?」と帯に書いてあります。妊娠中~出産立ち合い、そして子どもが1歳くらいまでの「夫婦あるある」がたっぷり書いてあって面白いです。
一冊だけだと情報に偏りがある可能性があるので、できれば2~3冊くらい読むと良いかなと思います。そして本に書いてあることはいずれも一般論でしか無いので、最終的にはご自分の奥様と話し合ってくださいね。
本が手元にあると、出産後の家事育児分担など、奥様との話し合いもやりやすいと思います。
なお、育児指南本をたくさんよんでちょっと疲れちゃった…産後が不安…という方には少し趣向を変えて下記オススメです。
→絵本作家によるエッセイ風の育児マンガです。これを読むと、心がちょっと楽になります。
③出産後にしてほしいこと
基本的には上記の本を読んでご自身で取捨選択してほしいです。
ご参考まで、出産直後のことで、私が今も夫に感謝しているのは、
・産後2日目、一晩中泣き続ける長男を、夫がずっっっと抱っこしていてくれた(私は体を休めることができた)
・家にいるときは、ほぼ必ずゲップ担当してくれた(私より夫のほうがゲップさせるのがうまかった…肩幅が広いから?角度の問題?いまだに理由はよくわかりません)
・可愛い可愛いと長男をほめちぎっていた(最高)
などです。
全体的に、私の産後メンタルが不安定なところに、夫がニコニコしていてくれたのはとても良かったな…と改めて思いました。
ついでに、パパ育児の指南書には書いていないけど大事だなと思うことをひとつだけ書いておきます。
赤ちゃんを受け渡す際の「妻への気遣い」
沐浴、ゲップ、抱っこの交代など、夫婦間で赤ちゃんを受け渡す場面は数多くあると思います。どうかその際、率先して「動いて」ください。
例えば旦那さんが風呂場で沐浴の準備をしていて、奥さんが赤ちゃんの服を脱がせて風呂場に連れてきたとしますよね。旦那さんが風呂場で椅子に座ったまま赤ちゃんを受け取ろうとすると、奥さんは中腰になって赤ちゃんを旦那さんに渡さないといけません。この姿勢、とくに産後はちょっとつらいです。
妊娠中から腰痛になる妊婦は多いです。さらに出産によるダメージもあり、産後の腰痛はなかなかつらかったです。
一般的に男性のほうが女性よりも筋肉量が多く、かつ、旦那さんは出産による体のダメージも無いはずなので、誰かが「ちょっとつらい姿勢」をとる必要がある場合、できれば率先して動いてほしいのです。
難しいことではなく、奥さんが立っているなら自分も立ち上がってすぐ近くまでいって赤ちゃんを受け渡す。奥さんが座っているなら自分も姿勢を低くして赤ちゃんを受け渡す。というだけのことです。(文章で説明するの難しい…!実演したら5秒で説明できそうです)
赤ちゃんは新生児でも3kgくらいあるので、ご自身が腰を痛めないように気をつけてくださいね。
何を隠そう私はこの不満がつもりつもって一度大爆発したことがあります。
「こんなに私が腰痛を訴えているのに、あなたが立ったまま長男を受け取ろうと『待っている』ということは、私が長男を抱えたまま立ち上がってあなたのところまで歩いて行ってあなたの腕の中に長男を入れてあげないといけないということなの?おかしくない?あなたが私のところまで長男を受け取りに来てよ!私は、腰が、痛いの!!!」
夫に悪気は一切ありませんでしたが、これは夫は言われないと分からなかったし、私も自分が何に不満なのか言語化するのに時間がかかりました。
いまこのブログを読んでくださった方におかれましては、「ああ、赤ちゃんを受け渡すときは自分が率先して動けと言っているやつがいたな…」といつか思い出していただければ幸いです。
奥様の安産をお祈りしております。
【合わせて読みたい】