妊娠糖尿病と診断されました。ショックです。
妊娠中に初めて糖の代謝異常が見つかった場合を、妊娠糖尿病といいます。血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きは、妊娠が進むにつれて弱まるといわれています。もともとインスリンの働きが弱めの方が妊娠なさると、妊娠の後半に血糖値が上昇し、妊娠糖尿病を発症することがあります。妊婦さんの7~9%が妊娠糖尿病と診断されています
私は普段から白米より玄米を食べているし、血糖値が急上昇しないように食事はまず野菜から食べ始めているし、1回目の妊娠も2回目の妊娠も血糖値に問題はなかったのに、なぜ3回目だけこんなことになってしまったんだろう…とショックを受けたのですが、お医者さんには「あなたの食生活になにか問題があるというよりも妊娠によってインスリンの働きが弱くなっているということだし、妊娠糖尿病と診断される人はまったく珍しくない」と言われました。
高額療養費の話
入院手続きをしていたら、病院のスタッフさんから「入院費用はトータルで〇万円~〇万円程度になる見込みです、でも高額療養費制度があるから…えーと、あなたの1か月の支払限度額は25万円です」と言われました。ちょっとびっくりしまして、あれ、前に切迫早産で入院の可能性があった頃に限度額はもっと低かった記憶があるんだけど…と思ったのですが、転職して健保が変わり付加給付がなくなったのと、私の年収があがったことが理由で、支払限度額もあがったようです。25万円。しかも、例えば2月に入院して3月に退院したら、25万円×2か月分で上限は50万円になるんですね。2月中に退院できれば25万円が上限だけど。なにこの制度。
3人目が産まれるのは本当に喜ばしいし、赤ちゃんを安全に産むために入院が必要ならもちろん入院するけど、入院中の仕事と家庭のことで心配はつきないうえにお金もこんなにかかるのね…というのが正直な気持ち。さらに連日のように政府が高額療養費制度を改定しようとしているというニュースも流れています。上限額がもっと上がるそうです。
高額療養費制度は、公的医療保険の「セーフティーネット」として機能している。高額な治療を受け、窓口での支払いが高くなっても、上限があることで、自己負担を一定額に抑えることができる。月々の自己負担の上限は、その人の年齢や所得区分によって決まる。
2025年8月から段階的に引き上げられて、2027年にはこうなると。
出典:高額療養費制度 引き上げで自己負担どうなる?年収別に詳しく2025年8月から 2026-2027年も段階的に引き上げ | NHK
ガン患者団体などからも反対の声があがっているそうですが、産婦人科医からのこの意見は私としてはとてもタイムリーに身に沁みました。
女性は現役世代で高額な保険医療を必要としやすいです。不妊治療、切迫早産の長期入院、お産も保険になるかもだし、乳がん子宮頸がんも現役ど真ん中です。
— 宋美玄🐰子宮体がん検診は実は不要です (@mihyonsong) 2025年1月28日
高額療養費引き上げは男女の健康格差を広げます。困るのは女性だけでなく家族や職場、社会全体です。#高額療養費制度引き上げ反対
私も過去2回の出産で切迫早産の長期入院になる可能性は大きかった(結果的にせずに済んだものの)ですし、今回は妊娠糖尿病での入院が決定しました。
高額療養費制度が改訂されて自己負担額があがると、もう妊娠出産の家計にあたえる経済的なリスクが高くなりすぎてますます少子化が進むのかもしれませんね。
高額療養費制度の改訂による自己負担額の引き上げ、私も反対です。
おまけ
最後に、長期入院のベテランに色々アドバイスをもらったので備忘録代わりに書いておきます。
・自分が入っている民間保険のコールセンターに問い合わせて、今回の入院でお金が出るか全部確認すること
・事前に書類を保険会社から取り寄せて、入院中に病院が記載する書類を提出しておくと退院と同時に受け取れて便利。退院してからだと保険関係の書類のためだけに病院にいったり窓口で待たされたりすることがある
・帝王切開の場合は保険適用になる
・入院中は部屋が乾燥するので保湿剤(ハンドクリーム、リップクリーム、ボディクリーム)を持参するように
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