おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

読書・映画

美しい絵とは?なぜ美しいのか?

”美しさを感じとれる人になってほしい。” 加古里子先生が、長い間いだきつづけてきた願いが実を結んで生まれたのが、この絵本です。 ”美しい絵とは?” "なぜ美しいのか?"という問いに、正面から取り組んだ、はじめての美術入門の絵本です。 (『うつくしい…

同じ絵本を繰り返し読んで、同じTV番組を繰り返し観て、同じ本を繰り返し聴いている

これは世界で一番、と言えること うちの3歳長男には、たぶん世界で一番だろうと思うことがあります。 それは、「サラメシの新幹線スペシャルを観ている回数」です。3歳児ランキングがあったら世界一位になれると確信しています。 2020年3月17日に放送された…

発達障害は予防できる、という希望

ミケランジェロ、ニュートン、ゴッホ、アインシュタイン、ダーウィンといった「天才」には発達障害(発達凸凹)があったと言われています。 最初に天才と発達凸凹という問題を取り上げるが、あらかじめ結論を述べれば、天才と呼ばれた人には高頻度に発達凸凹…

対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係

水島広子著『対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係』を読みました。とても良い本でした。今後、自分が夫婦関係に悩んだらまた読み返そうと思います。 著者は精神科医として対人関係療法を用いてうつ病や摂食障害等の患者を治療されてきた経験から、夫…

ブランコをこぐ息子の背中をみながら、高みを目指せと念じる

3歳長男が、ブランコを自分でこげるようになってきました。今までは私や夫に背中を押してもらっていましたが、足を動かすとブランコのふり幅が大きくなることに気付きつつあるようです。 子どもの成長は嬉しいような寂しいような…という感じですね。 長男の…

BBCドラマのレ・ミゼラブルを第8話まで見終えました。素晴らしかったです。

このタイトルのブログを読み始めてくれた方は、 ①BBCドラマのレミゼを全部見た、感動のあまりレミゼについて書いているブログを読み漁っている人 ②BBCドラマのレミゼの評判が良かったので、今からでも録画しておいたものを見るかどうか決めるために検索して…

在宅勤務と自宅保育で心折れそうな人はとりあえずマシュマロでも食べませんか

新型コロナウイルス対応で多くの保育園・幼稚園・小中学校が休園/休校/登園自粛となり、自宅保育とフル在宅勤務のコラボに心身のダメージが蓄積されている方が多いのではないかと思います。私もそのひとりです。 根本解決はなかなか難しそうなので、私はと…

男女の違いについて今私が思っていること

男女には差がある、ということには異論ありません。 ただ、「要は女の話にはアドバイスしないでただ聞いていれば良いんでしょ」と言われれば「いやいや私だってアドバイスを求めるときはありますよ」と思いますし、男の子がピンクのスカートを履きたいときも…

「妻のトリセツ」と「夫のトリセツ」を両方読みました

黒川伊保子著『妻のトリセツ』(2018年出版)と、『夫のトリセツ』(2019年出版)を読みました。面白かったです。 妻のトリセツ 妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。いつも不機嫌で、理由もなく突然…

原田マハ『たゆたえども沈まず』が素晴らしい小説でした

原田マハ『たゆたえども沈まず』を読みました。素晴らしい小説でした。 知識から、愛すべき物語へ 私も、知識として知ってはいました。 フィンセント・ファン・ゴッホの絵が高く評価されたのは彼の死後だったこと、弟のテオが彼の生活を支えていたこと、ゴッ…

BBCドラマのレミゼラブルとコラムが極上の娯楽です本当にありがとうございます

ドラマが素晴らしすぎて観ないともったいないです NHKで毎週日曜に放送されている、全8回のドラマ『レ・ミゼラブル』が素晴らしいです。BBCが2018年に制作したもので、映像が美しい上にドラマのオリジナリティも垣間見えてものすごく面白いです。このドラマ…

35歳から創る自分の年金

是枝俊悟著『35歳から創る自分の年金』を読みました。先週出版されたばかりの本です! 本書は、今年、2020年に35歳になる1985年生まれの著者が、同世代の35歳前後の読者が65歳になり年金を受け取り始める2050年頃までを見通して書いた「私たちのための年金の…

絶望からの立ち直り方

友人から突然LINEで質問されました 友「option B 読んだことある?」 私「ない」 友「読んで」 めっちゃ良い本でした この本は、 FacebookのCOO(最高執行責任者)であるシェリル・サンドバーグ氏が最愛の夫を突然失い、悲しみと絶望の日々を過ごし、そして…

家にひきこもって観たいコンテンツが多すぎる

新型コロナウイルス対応で、様々な企業や団体が良質なコンテンツを大放出してくれています。おかげで、良い意味で人生が変わる小中学生もいるのではないかと思います。 家にひきこもって観たいコンテンツが多すぎるので、勝手に「家にひきこもって観たいコン…

あなたがシン・ニホンを読むべき理由

シン・ニホン、読みました! 久しぶりに会った友人に、「昨夜読み始めた本が面白くてさ…」と話し始めたら、友人が「あーっ」と言いながらカバンから出した本がまさに同じ本で、もうほんとに一生友達でいたいと思いました#シンニホン pic.twitter.com/ZqBGmIF…

ブロードウェイミュージカル”Allegiance”(忠誠)が本当に素晴らしいので是非見てください

Allegianceの舞台を生で見たことがある日本人はきっと少ないはずなので、あえて日本語でこのミュージカルについて熱く語らせてください。 ※allegiance:アリージャンス、忠誠 なぜなら、ついに日本で上演されることが決まったからです。2021年3月!!! うわ…

トイレに九九の表を貼りたい話

岩波書店の「科学」2019年7月号のコラムがものすごく面白かったのです。 タイトルは「子どもの算数, なんでそうなる?〈2〉九九表」で、書いたのは谷口隆先生(神戸大学大学院理学研究科数学専攻)。 ちょっと引用します 子どもの算数の「間違い」について、…

痴漢は、依存症です。『男が痴漢になる理由』

斉藤章佳著『男が痴漢になる理由』を読みました。著者は男性で、性犯罪・依存症の専門家です。 (痴漢がテーマの本というと「女性が男性を責める本」だと思い込んで読まない人がいそうなので、あえて著者は男性ですと明記してみました。この本は、痴漢加害者…

なぜ世界のエリートは美意識を鍛え、美術館にいくのか

山口周著『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読みました。 そして、ものすごく似ているタイトルの本があったので興味本位でこちらも読みました。岡崎大輔著『なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?』です。 アートが気…

『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』があまりおもしろくなかった

高橋孝雄著『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』を読みました。 2018年に出版されて各種メディアにも取り上げられるなど話題になっているようですが、私にはあんまりおもしろくなかったです。 子どもの早期教育プレッシャーに押しつぶされそうな親には…

ケーキの切れない非行少年たち

宮口幸治著『ケーキの切れない非行少年たち』を読みました。 さすが話題本だけあって面白くどんどん読み進められてしまうので、通勤電車内であっという間に読み終えてしまったのですが、著者の真摯な書きぶりと大きな問題意識・危機感に胸がいっぱいになり、…

快感回路 -なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのかー

リンデンの『快感回路』を読みました。 副題は「なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか」となっており、人間の快感と依存の仕組みについて科学的に説明しています。 薬物や高カロリー食といった悪癖だけでなく、スポーツ(ランナーズハイ)や慈善活動など…

ゴッホの絵を自宅に飾りたい

私は先週までは「ゴッホ?ひまわりを描いた人だよね」くらいの知識しかない人間だったのですが、週末に上野のゴッホ展を訪れ、さらにAmazonPrimeでゴッホのドキュメンタリーを観た結果、猛烈にゴッホについて語りたくなってしまいました。 ゴッホのドキュメ…

谷川俊太郎の『生きる』が絵本になっている。これは、良い絵本。

谷川俊太郎の『生きる』が絵本になっていると初めて知りました。2017年出版と、かなり新しいです。 生きる 谷川俊太郎 生きているということいま生きているということそれはのどがかわくということ木もれ陽がまぶしいということ (後略) ひとつ前のブログに…

私が「詩」に苦手意識があるのは国語の授業での出合い方が悪かったからなのかもしれない

まずは、何も考えずに谷川俊太郎の『生きる』を読んでください。じっくりでもさらっとでも、お任せします。 生きる 谷川俊太郎 生きているということいま生きているということそれはのどがかわくということ木もれ陽がまぶしいということふっとあるメロディを…

子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?

『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?』という本を読みました。 タイトルがあまりに魅力的だったので衝動買いしたのですが、買って良かったー!!!と思っています。 これはKindleではなく紙で買ったほうが使いやすいと思います。 著者は…

体験版RSTの解説(全28問)をしてみます

新井紀子著『AIに負けない子どもを育てる』に掲載されている「体験版RST」全28問についての解説を試みます。 本書をまだ読んでいない方は、この記事を読む前に下記の記事を読んでほしいです。 www.shiratamaotama.com 「この本は読んだよ」「体験版RSTも解い…

AIに負けない子どもを育てる

新井紀子著『AIに負けない子どもを育てる』を読みました。 面白すぎて、電車内で叫びだしそうになりました。本を読んでこんなに興奮したのは久しぶりです。 新井先生の前著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』がものすごく面白かったので、その続編となる…

ミシェル・オバマの「マイ・ストーリー」(英語原題:Becoming)の日本語版と英語版を読み比べて思ったことなど

ミシェル・オバマ氏の自伝"Becoming"、ついに日本語版が出ましたね。 2019年8月23日に邦題「マイ・ストーリー」として出版されました。 私は昨年11月出版の英語版ですっかりファンになり、Audibleで無料で聞き、さらにKindleでも買って読みましたが、「この…

誰でもできるロビイング

「誰でもできるロビイング入門 社会を変える技術」を読みました。 本書でいう「ロビイング」とは、業界団体が「もっと金よこせ」と言って政治家に圧力をかけることではない。日本ではあまり行われてこなかった、弱者やマイノリティを守るために政治に働きか…