おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

読書・映画

依存症ビジネスには「抵抗できない」

『「依存症ビジネス」のつくられかた 僕らはそれに抵抗できない』という本を読みました。 2019年の本です。 世界中が絶賛した話題の書、ついに上陸!スマホ、フェイスブック、インスタ、ネットフリックス、ゲーム、メール…。新時代の依存症「行動嗜癖」の衝撃…

息子に「宇宙でやりたいこと」を見つけてほしい

宇宙への興味 うちの息子たちが宇宙について最初に興味を持ったのはこの絵本がきっかけです。 ベッドに入ったけどなかなか眠れない女の子がパパを質問攻めにするのですが、パパの回答がなかなか素敵なのです。 宇宙やブラックホールが登場するページがあって…

天皇と原爆とGamanについて

前置き このブログは、私がアリージャンスという優れた舞台を見たことで心にあふれてきたことをただただ書いたものです。未来の自分のために書き残しました。キーワードは、「天皇」「原爆」「Gaman」です。 「あなたは日本国天皇への忠節・従順を誓って否定…

ミュージカル『アリージャンス〜忠誠〜』を観てきました

1年前に「ついに日本で上演されることが決まった!」と興奮しながらこんなブログを書きました。 www.shiratamaotama.com この1年間ずっと心待ちにしてきたミュージカル『アリージャンス〜忠誠〜』を、ついに観てきました。 コロナ禍で緊急事態宣言が延長され…

『かこさとしの世界』『何のために生まれてきたの?』を読んで、健やかに幸せに育ってほしいと祈られていたのだと知りました

かこさとし氏の絵本 私は子供を産んだことで20数年ぶりに『からすのパンやさん』と『はははのはなし』を読み直しました。自分が子供の頃に読んでいた絵本を、我が子と一緒に読むのは不思議な感覚になりますね。 いずれも、かこさとし氏の絵本です。ロングセ…

『スマホ脳』を読んで寝室にスマホを置くのをやめました

目につくところになくても、スマホがどこにあるのかは把握しているだろう。そうでなければ、この一文にも集中できていないはずだ。朝起きてまずやるのは、スマホに手を伸ばすこと。1日の最後にやるのはスマホをベッド脇のテーブルに置くこと。私たちは1日に2…

パフを歌えるようになった話と、パフの絵本(日・英)を毎日読んでいる話

Puff, the Magic Dragonという歌、ご存知でしょうか。 ”A dragon lives forever, but not so little boys”少年が大人になり、ドラゴンと遊ばなくなる歌だったのね…泣ける…なにこれ泣ける…この歌詞、全部覚えて歌えるようになろう。ピーター・ポール&マリー(…

逃げ恥の男性育休にまつわるセリフが素晴らしすぎて全文メモしました

逃げ恥の新春スペシャル、やっと見ました! www.tbs.co.jp 主人公・森山みくり(新垣結衣)は 独身の会社員・津崎平匡 (星野源) の家事代行の仕事をきっかけに秘密の契約結婚をスタートさせた。一緒に暮らすうち本当の恋人になった二人は「共同経営者」として…

『利己的な遺伝子』の40周年記念版が最高に面白いです

40周年記念版へのあとがき 学者には誤りを愉しむことが許されるが、政治家には許されない。(中略) 私はといえば、実は本書『利己的な遺伝子』の中心的な主張を撤回する道はないものかと、模索しているのである。 (『利己的な遺伝子 40周年記念版』p449よ…

パッドマン 5億人の女性を救った男

私はインド映画はバーフバリしか観たことがなかったのですが、下記のブログを読んだ方々から口をそろえて「パッドマン(Padman)を観るべき」とオススメされたので、満を持して観ました。 www.shiratamaotama.com 面白かったし、これは観ておいて良かったな、…

『子どものことを子どもにきく』を読んで、私も3歳の息子にインタビューしてみたくなりました

杉山亮著『子どものことを子どもにきく』を読みました。 1996年に出版された古い本ですが、Amazonのレビューが絶賛の嵐なので是非読んでみてください。 3歳から10歳まで,父親が息子に年に1回試みた全8回のインタビュー記録と,親が考えたこと.低い視線から…

愛の不時着を全話観ました。人生の22時間半をささげる価値のあるドラマでした。

愛の不時着、全16話を見終えました。 www.netflix.com 1話につき、短いもので1時間10分。一番長かった最終話はなんと1時間50分。全16話を観るのにかかる時間は22時間26分です。 私の人生のうち22時間半を、このドラマに捧げて良かった…と心の底から思ってい…

「もはや誰も子どもを産まなくなる。遠からず大韓民国は消滅する」韓国社会の現在から学ぶこと

韓国は日本の先を行く超少子化国である。韓国の大手新聞の社説は、もう何年も前から「もはや誰も子どもを産まなくなる。遠からず大韓民国は消滅する」と警鐘を鳴らし続けている。 (『韓国社会の現在』p16より引用) 春木育美著『韓国社会の現在 - 超少子化…

21世紀の新しい絵本に、子どもと一緒に出会う

「オリヴァー・ジェファーズの新刊が日本語で出たんだよ!」と言われて、「おおっそれは読まなくては」と思う方はどのくらいいらっしゃいますかね。 オリヴァー・ジェファーズとは 数々の受賞歴を誇る世界的な人気作家にして、イラスト、コラージュ、パフォ…

絵本好きな人は国際子ども図書館に一度は行くべき

私が国際子ども図書館の存在を知ったのは数日前なのですが、早速家族4人で行ってきました。 国際子ども図書館とは ・日本初の国立の児童書専門図書館 ・2000年に開館(国立国会図書館の支部) ・1906年に帝国図書館として建てられた明治期ルネサンス様式の建…

ミュージカルの英才教育を受けた我が子の未来について(雑感)

最近、よくこういうことを考えます。 そっか、うちの子どもたちは、「ユートピア」という言葉の前に「ズートピア」を知ってしまったのか。※この1ヶ月で10回以上観てます — おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) May 15, 2020 少し抽象度を上げれば、「私の…

黒澤明『生きる』をミュージカルで見てきました。最高でした。

最高でした。 私は2018年の初演は見ていないのですが、当時は役者間の口コミや観客の口コミでどんどん評判が広がって大変な話題だったそうです。2020年の今回は「待望の再演」とのこと。 東京公演は10月28日で終わってしまいますが、その後、富山・兵庫・福…

日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?

タイトルが強烈です。 『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか? 結婚・出産が回避される本当の原因』という新書を読みました。 帯には「もっと早く、せめて団塊ジュニアが結婚、出産期に入るまでに手が打たれていれば……」と書かれています。 著者の山田昌弘…

生理用品の社会史、男性も女性もみんな読むべき

田中ひかる著『生理用品の社会史 タブーから一大ビジネスへ』を読みました。 生理用品の歴史を知らなすぎる私たち 実は、2011年の11月11日は、使い捨てナプキンが誕生してから、ちょうど50年目にあたる記念すべき日だった。それにもかかわらず、この日、一切…

同性ふたりの子育て

実話にもとづく「パパふたり」の絵本 『タンタンタンゴはパパふたり』という絵本がある。英語の題名は『And Tango Makes Three』。ニューヨークのセントラルパーク動物園で恋に落ちた二羽のオスのペンギンの話で、実話に基づいている。 (『ぼくはイエローで…

紙の新聞を取り続けている自分が少数派だと知りました

新聞を紙でとっている人は19.4%しかいませんでした Twitterでアンケートをとってみました。 私「うちは朝日と読売をとってます。Web記事より紙派ですね」Aさん「えっ、新聞ってお金かかるんじゃないですか?」私「かかりますけど…。もしかして新聞とったこ…

絵で読む広島の原爆

またあの日がやってきました。広島の空は晴れ上がり、暑い一日が始まろうとしています。平和記念公園の木立からはアブラゼミの声がしきりに聞こえてきます。そういえば、あの日の朝もたくさんのセミが鳴いていました。 (『絵で読む広島の原爆』p2,3より引…

育児でミュージカル

ミュージカル大好きです 突然ですが、私はミュージカルが大好きです。特にライオンキング、レミゼラブル、アイーダ、屋根の上のバイオリン弾き、Wicked、美女と野獣、オペラ座の怪人など。 そして育児で感情が高まると脳内で勝手にミュージカル曲が流れるこ…

忘れるということ、それは風船を空に手放すこと

忘れたくないシーンの数々 子育てをしていると、「これは一生覚えておきたい」と思うシーンに何度も出くわします。 1歳次男が初めてトイレでうんちをして、私と夫で褒めすぎたせいで調子に乗った次男が便器の中のうんちをつかもうとしたシーンとか、郵便ポス…

中学受験マンガ『二月の勝者』を読みました。中学受験業界、すごいです。

話題の中学受験マンガ、『二月の勝者』を読みました。大変勉強になりました。 早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作! (『二月の勝者』Amazon内容紹介より引用) こ…

子育てにナッジを応用したい

ナッジ、流行ってますよね。 ナッジとは(nudge:そっと後押しする) 行動経済学的手段を用いて、選択の自由を確保しながら、金銭的なインセンティブを用いないで、行動変容を引き起こすことがナッジである。 (中略) 例えば、カフェテリアで果物を目の高さ…

美しい絵とは?なぜ美しいのか?

”美しさを感じとれる人になってほしい。” 加古里子先生が、長い間いだきつづけてきた願いが実を結んで生まれたのが、この絵本です。 ”美しい絵とは?” "なぜ美しいのか?"という問いに、正面から取り組んだ、はじめての美術入門の絵本です。 (『うつくしい…

同じ絵本を繰り返し読んで、同じTV番組を繰り返し観て、同じ本を繰り返し聴いている

これは世界で一番、と言えること うちの3歳長男には、たぶん世界で一番だろうと思うことがあります。 それは、「サラメシの新幹線スペシャルを観ている回数」です。3歳児ランキングがあったら世界一位になれると確信しています。 2020年3月17日に放送された…

発達障害は予防できる、という希望

ミケランジェロ、ニュートン、ゴッホ、アインシュタイン、ダーウィンといった「天才」には発達障害(発達凸凹)があったと言われています。 最初に天才と発達凸凹という問題を取り上げるが、あらかじめ結論を述べれば、天才と呼ばれた人には高頻度に発達凸凹…

対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係

水島広子著『対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係』を読みました。とても良い本でした。今後、自分が夫婦関係に悩んだらまた読み返そうと思います。 著者は精神科医として対人関係療法を用いてうつ病や摂食障害等の患者を治療されてきた経験から、夫…