おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

絵本に出てくる場所に行ってみました(里山トロッコ列車)

かこさとしさんの「出発進行!里山トロッコ列車」という絵本があります。

列車好きな息子たちはとても気に入っていて、何度も読んでいます。

ある日長男が「ここに行ってみたい」と言ったので、「じゃあ行くか!」とその週末に行ってきました。千葉県の房総半島です。

トロッコ列車のご案内 | 小湊鐵道 房総里山トロッコ (kominato.co.jp)

 

小湊鉄道沿線の旅

養老渓谷駅に車を停めて、トロッコ列車に乗ることにしました。絵本では「終点」として最後に書かれている駅です。

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養老渓谷駅からはちょっとだけトロッコ列車に乗りたい人のための往復チケットが販売されています。「ちょい乗りトロッコ」として、1時間弱でトロッコ列車に乗って同じ駅まで帰ってこられます。車で来た人にぴったりのプラン。

窓口がレトロな感じ。

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私たちは11時過ぎに養老渓谷駅に着いたのですが、運よく11時37分発のトロッコ列車の切符を購入できました。

 

わーい絵本に書いてある列車、本物が来た!!!

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沿線は菜の花が咲いていてとても綺麗でした。

トロッコ列車の写真を撮っている人もたくさんいて、私たちが乗ったトロッコ列車が通ると「おーい」と手を振ってくれました。ちょっと照れながら手を振り返す息子たち。

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トトロの絵の待合室

絵本に書いてあるやつ!!可愛い!!

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世界一大きなトイレ

飯給駅の世界一大きなトイレは絵本に書かれている雰囲気が可愛かったので期待していましたが、実物はちょっと期待外れでした。

絵本のままのほうが夢があったかもしれないです(笑)

このトイレの写真は撮らなかったので、関心ある方はこの辺の記事を読まれると良いかと思います。

【開放的すぎ】千葉県市原市にある「世界一大きい公衆トイレ」に行ってみたら……そこはまるで別世界! | ロケットニュース24 (rocketnews24.com)

 

良いお天気でした

線路の雰囲気もすごくよかったです。

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トロッコ列車は結構「ガタンガタン」と大きな音がします。これはトンネルに入るときの動画です。

(動画をブログにアップする方法がよくわからないのでTweetを貼ります)

 

里見駅で折り返します

トロッコ列車はここで降りて、ローカル線に乗り換えて養老渓谷駅に帰ります。

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養老渓谷駅に戻ってきてから、絵本にかかれている足湯にも入りました。あったかくて気持ちよかったです。駅の方が温かいお茶を出してくれたので、足も体もあったまりました。

 

そして駅で売っていた鮎の塩焼きを家族4人で分け合って食べてから、お昼ごはんは養老渓谷釣り堀センターへ。

マスを釣ってその場でフライや塩焼きにしてもらって食べました。長男がマスを釣り上げたときに次男が大喜びで「やったやった、長男くんの勝ちだ~!」と踊り始めたのが面白かったです。お兄ちゃんの成功を自分の成功のように喜べる次男、いい性格です。

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お腹がいっぱいになったところで、粟又(あわまた)の滝に行きました。

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この粟又の滝も絵本に書いてあって、長男が行きたがっていました。

実際に来てみるととても良い雰囲気です。

 

ソフトクリームとジェラートをおやつに。

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笠森観音堂

さて、実は長男が一番行きたがっていたのはこの笠森観音堂でした。

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日本でただひとつの建築様式「四方懸造り(しほうがけづくり)」によって岩の上に建てられている重要文化財です。

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階段は急でしたが長男も次男もすいすい登っていきました。足が強い!

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観音堂に登ったあとは、境内にあるくろねこCAFEで休憩。自分でつめる最中が美味しかったです。

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楽しかったです

かこさとしさんが絵本の随所で「ぜひ一度訪れたいところ」「ぜひぜひおすすめします」と里山トロッコ列車とその沿線の魅力を描いているので本当に来てしまいましたがとても楽しい旅でした。

この絵本が出版されたのは2016年なんですが、かこさとしさんは2018年に92歳でお亡くなりになってます。あとがきを読むと、かこさとしさんご本人はトロッコ列車に乗ったことはないのかなと思います。資料を読み込んで絵本を書かれたようです。

老化のため、とみに世情にうとくなった私がトロッコ列車を知ったのは、望外にも小湊鉄道石川社長より、パンフレット添画の依頼を受けたに始まります。地域の方とともに、着実熱心に進めてこられた計画の、健康であることと未来性に感動し、陋筆を省みずお手伝いすることとなり、下絵を進めていた折、俊敏な出版社の目にとまり、列車運行をめざしての絵本を作ることとなりました。

せっかく見ていただく読者に少しは良い内容をと、いただいた資料を読むうち、…(中略)

どうぞ、機を見て、里山トロッコ列車に乗車され、房総里山の自然と文化を体験されるようおすすめして、あとがきとします。

出発進行!里山トロッコ列車」あとがきより引用)

 

長男の「行ってみたい」に応えて来てみましたが、来てみて良かったなと思いました。

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季節もよかったですね。菜の花がきれいでした。

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おまけ(絵本とは関係ないけど行って楽しかったところ)

通りかかった酒蔵で日本酒を買いました。この大多喜城という房総の地酒、あとで私の父に聞いたら結構有名らしいです。

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日本酒美味しかった~。

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高秀牧場にも行きました。

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牛さんがいっぱいです。

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この牛さんのテーブルが最高でした。ここでホットミルクと冷たい牛乳を飲みました。

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さらにチーズたっぷりのピザを食べて、アイスとロールケーキも食べました。乳製品大好きです!

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おしまい:絵本に出てくる場所になるべく連れて行ってあげたい

里山トロッコ列車はたまたま家から車でひょいっと行ける距離だったので、長男の「ここに行ってみたい」を即座にかなえることができて良かったです。

絵本に出てくるものが実際に目の前に登場するのは大人でもわくわくします。

 

今後も絵本に出てくる場所があったらなるべく連れて行ってあげたいな~と思っています。「宇宙に行きたい」とか言われても困りますけどね。

 

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