おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

中学受験マンガ『二月の勝者』を16巻まで読みました。タイトルの意味がやっとわかりました。

中学受験シーズンですね。

私の周囲でも、小学生のお子さんをもつ先輩パパママたちがお子さんのために尽力されているのがじわじわと伝わってきます。

 

私自身は中学受験について全く未経験なので、『二月の勝者』という漫画で勉強させてもらっています。

早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

 (『二月の勝者』Amazon内容紹介より引用)

 

明日まで期間限定で全話無料とのこと。

 

 

以前、2巻まで読んだ時のブログはこちらです。この時は玉井先生から大学の変化についても教えてもらったりして大変勉強になりました。

www.shiratamaotama.com

 

中学受験について、初めて知ることだらけです。

私はなんとなく「中学受験って2月なんだな〜」と思っていたんですが、1月頭から始まる長い長い受験スケジュールで、多くの子供達にとっての「第一志望」(=熱望校)の受験日が2月頭にある、ということなんですね。一月の合格で終わらせず、二月の勝者目指して頑張ると。

 

私が3巻〜16巻を読んで初めて知ったこと

・12月以降の説明会で出題傾向のヒントを出す中学校がある(志望度の高い子に合格してもらうために、わざわざ他校も説明会を開催しているときに自校に来てくれた子を優先する)

・補欠合格を2回すると、正規合格になる(という制度がある中学校がある)

・合否を決めるために調査書を使っている学校は少ない(合格後のクラス分けに使う)

・東京と神奈川の中学受験は2月、埼玉と千葉は1月に受験が解禁になる。スケジュール管理、体調管理、メンタル管理!

→びっくりしすぎて「ひえーっ」と声が出ちゃいました。特に「説明会で入試問題(の傾向)を教えてくれる」あたり、想像もしてませんでした。中学受験が親の受験と言われるのがよくわかります。受験スケジュールの戦略も含め、こんな複雑な仕組みを中学生自身が調べて把握するのは不可能だし、たぶん親にも難しい。塾で情報をもらえる人が圧倒的に有利になるわけですね。

 

・2月1日、2日、3日、(4日、5日…)と、午前と午後に別の学校を受験したり(移動やお昼ご飯の確保も大変)、1日に受けて合格した学校の入学手続きが2月3日の15時だったりする(→付き添いと手続きで両親がフル稼働する必要がある)

・合格したら「納入金」を払って合格の権利を確保しないといけない(合格資格を押さえるために捨て金になる覚悟で入学金を払い続け、帰ってこないお金が100万円前後になったケースもある)

→なるほど、先週は小学6年生のお子さんがいる先輩パパママがバタバタしていたわけがやっと分かりました…

 

私自身は公立の小中高出身なので中学受験の大変さも醍醐味も想像するしかできないのですが、大学の同級生には中学受験経験者がたくさんいました。改めて彼ら(と、その親御さんたち)の努力に思いを馳せて、すごいなあ…と思っています。

正直言って私にはできる気がしないですが、もし子供が「頑張りたい」と言ったら親も頑張ってしまうんでしょうね。

 

【合わせて読みたい】

www.shiratamaotama.com

www.shiratamaotama.com

www.shiratamaotama.com

www.shiratamaotama.com