良い本って、読んでいる途中から人に薦めたくなってうずうずしますよね。
特定の誰かの顔が思い浮かぶこともあれば、「これは全人類が読むべき!!」と思うこともあります。
ひとの体は食べたものでできていますが、ひとの頭と心は読んだものでできているように思います。美味しいものを誰かに食べさせたくなるように、美味しい本は誰かに読ませたくなります。
人に本を薦めるのは緊張します
毎回すごく緊張しながら友人知人に本を薦めています。
人に本を薦めるのってすごく緊張しちゃうんですよね…
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) May 12, 2022
私が「ぜひ読んで」と言った場合、
①読むかどうか悩む心理的コスト
②本を買うお金
③本を読む時間
④本を読んだことで心が良くも悪くも動かされるリスク
⑤私に報告する義務感
みたいな負担をかけることを覚悟しないといけない、というか。
友人になんらかの本を「ぜひ読んで」と直接言うのは、言われた友人が「おたまに言われたから読まなきゃな」と義務感を感じやすいと思うので、結構慎重になります。
もちろん読んでくれたらすごく嬉しいし、「読んでよかった!」「勧めてくれてありがとう」と言われることも多いです。
不特定多数にお勧めするのは(比較的)気楽
Twitterやブログで不特定や数の方々に本を薦める場合には少しだけ気楽です。誰が私のブログを読んでいるのかは私には分からないし、私のブログを読んだ人は勧められた本を読む義務感は感じないだろうと思います。
面白そうだと思ったら読んでください。
たまにTwitterで「おたまさんのブログをきっかけにこの本を読んだらすごく良かった」というお声を見かけて、ひっそりニヤニヤしています。うれしいです。
私に本を勧めてくれる人たち(大好き)
そして私の友人は私に本を薦めてくれる人が多いです。
友人が薦めてくれる本は、さすが私の性格や興味関心を知っているからか、読んでよかったと思う本が多いです。
おそらく友人たちは、私に本を薦めるときに
・私が既に読んでいるかどうか
・私の人生に良い影響を与えるだろうか
・私が面白がりそうかどうか
といったことを考えながら薦めてくれているのだろうと思います。
例えばこの本(『日本型組織の病を考える』)は、私の誕生日に友人がメッセージを送ってきてくれたので読みました。
「誕生日おめでとう。村木厚子氏の本読んだ?読んでない場合、31歳をこの本で始めることを勧める」
すごい推薦ぶりですよね。
この本(『OPTION B』)は別の友人から、突然LINEで「読んで」と言われたので読みました。素晴らしい本でした。
この本(『限界から始まる』)は、誰から薦められたのかすっかり忘れていましたが、勧められた直後にとりあえずAmazonで購入していたらしく、気づいたら家にありました。しばらく積読状態にありましたが、ふとしたきっかけで読んだらものすごくおもしろかったです。
こちら(『八月十五日に吹く風』)は職場の大先輩のオススメ本。
”だがここには,日本人なら誰でも抱いたことがあるはずの素朴な疑問が存在する。アメリカは原爆を落とす無慈悲をしめしながら,なぜ直後に比較的平和な占領政策をとるに至ったのか。”
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) May 6, 2022
”アメリカにとって,どうして日本人は野蛮な民族ではなくなったのか。”
八月十五日に吹く風 https://t.co/ZeLIb6hcGg
すっかり私の生活に根差してしまった『行動経済学の使い方』も、もとはと言えばTwitterで私をフォローしてくれている方からのオススメでした。
僕のは完全に思いつきなので興味ありましたらこういうのを副読本としてどうでしょうか(Kindleもあります)→行動経済学の使い方 (岩波新書) https://t.co/SfAAjGk2La この本で大きく扱われている「ナッジ」という概念がとても実践的かなと思われます。
— バーニング (@burningsan) May 2, 2020
私の直接の友人知人はもちろん私の趣味嗜好や直面している課題についてよく知っているので、私の人生の的確なタイミングで的確な本を勧めてくれることが多いです。とても感謝しています。
私をTwitterでフォローしてくださっている方々からも本をオススメいただくことがありますが、「ああ、Twitterに自分の思考を駄々洩れにした甲斐があったな」と思わされることが多いです。
家じゅうに読みかけの本が生息しています
「いったいいつ本を読んでるんですか?」と質問いただきました。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) July 1, 2021
自分の生活を振り返ってみたら、家事の合間、在宅勤務の昼休み、トイレに座っている時、寝かしつけの時、自分が寝る前、だいたい本を読んでいます。
家事をしながら耳で聞くこともあります。
読みかけの本が家中にあります。 https://t.co/oCyBOergE1
本を勧められたらとりあえず入手します
面白そうな本を見かけたり勧められたりしたら、とりあえずAmazonで買うか図書館で予約するかしてるんですが、手元に届くころにはなぜ読もうと思ったのか忘れている現象が多発しています。それでも読むと面白いんですけどね。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) November 22, 2020
その筆頭がこちら。ものすごく面白そう。https://t.co/K6eCOTSZXp
まあ本当は勧められた瞬間にスマホのメモ帳にでも「〇〇さんからのオススメ、(本のタイトル)」などとメモを書いたほうが良いのだろうと思います。誰からのオススメだったのかすっかり忘れることが多いので…。
とりあえず買うか予約する、というので今のところ手一杯です。すいません。
人に本を薦めるということ、なかなか深いですよね。
オススメ本を読んで感想をブログに書くだけでなく、周囲の友人たちに良い感じで本を薦められる人間になりたいものです。
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