先日、小学2年生になった長男の授業参観に行きました。
1年生のときの担任の先生とはまた違う方が担任になられて、私はこの新たな先生の授業を始めて参観させてもらいました。
「姿勢が良いね」
まず思ったのが、すっごく褒めるタイプの先生だな…という感想でした。
国語の授業で、新しい漢字を習ったり、ノートにメモを取る練習をしているのですが、先生が教室をうろうろ歩き回りながら「姿勢が良いね」「丁寧に書いているね」「すごくきれい!」と誉め言葉を発するのです。
そして面白いことに、先生が「姿勢が良いね」と言った瞬間、教室中の子どもたちの背中がちょっと伸びるのです。後ろから見ていると子どもたちの背中の伸びが可愛くて面白くて、「なるほどなあ…」と感心してしまいました。
私の記憶にある限りでは、1年生のときの担任の先生はこのタイミングでは「背中が丸まってるよ」と声をかけることが多かったと思います。もちろんそれでも子どもたちの背中は伸びるのですが、その伸び方の勢い・のびやかさは、「姿勢が良いね」という誉め言葉のほうが強いように感じました。
「姿勢が良いね」は、北風と太陽で言うなら、太陽的なアプローチなのでしょう。
さらに先生が「消しゴムで消している子がいるね、いいね、時間が余ったからもっときれいに書き直そうと思っているんだね」と言うと、教室のあちこちで消しゴムを手に取って綺麗に書き直す様子が見られました。
すごい、素直…。
これはまだ小学2年生だから通用する太陽アプローチなのかもしれません。ほめられたい!ほめられて嬉しい!という素直な感情が背中から伝わってきます。
そして声を発するほうも「背中が丸まってるよ」「雑に書かないで」「もっと丁寧に書いて」と言うよりも、「姿勢が良いね」「丁寧に書いているね」と言うほうが気分が明るくなるだろうと思います。
うん、これは私も真似しよう。
その後の話
授業参観が終わってから長男と手をつないで歩いて家まで帰りました。
私「今日はすごく頑張ってたね。何回も手を挙げたし、漢字もきれいだって先生に褒められてたね」
長男「うん!」
私「担任の〇〇先生、すごく褒めるんだね。誉め言葉をいっぱい聞いて、お母さんすごく嬉しい気持ちで授業を聞いてたよ」
長男「うーん、普段はもっと怒るよ」
私「…え?」
長男「今日はいつもより褒めるのが多かった」
私「へえ…そうなんだ…」
長男「今日はみんなもいつもより頑張ってたし」
私「ああ、それはそうだよね。お父さんお母さんが来るとみんないつもより頑張るよね」
生徒たちがいつもより頑張ったから先生が褒めてくれたのかもしれませんし、先生だって保護者たちの前では怒るより褒めたいですよね。
今日のような授業が毎日されているわけではないにせよ(笑)、「姿勢が良いね」の声掛けは私も真似してとりいれようと心に誓いました。
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