新聞を紙でとっている人は19.4%しかいませんでした
Twitterでアンケートをとってみました。
私「うちは朝日と読売をとってます。Web記事より紙派ですね」
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 27, 2020
Aさん「えっ、新聞ってお金かかるんじゃないですか?」
私「かかりますけど…。もしかして新聞とったこと無いですか?」
Aさん「無いですね」
なおAさんは一流企業にお勤めです。あまりに衝撃を受けたのでアンケートさせて下さい。
1555人もの方にご協力頂き大感謝です。
私がTwitterで届く方は割と「文字で情報収集するのが好きな人」だと思うので、新聞にお金を払っている人がもっと多いかと予想していましたが意外な結果でした。
なお、日本新聞協会の調査データによれば、1世帯当たり部数はひたすら減少中(2000年1.13→2019年0.66)ですね。新聞業界の苦境は続きそうです。
参照:新聞の発行部数と世帯数の推移|調査データ|日本新聞協会
私はなぜ新聞を紙でとっているのか
・私は幼少期から今まで「紙の新聞が毎日家に届くのが当たり前」だと思っていた
・PCとスマホの視聴時間が長いので、新聞くらいは紙で読みたい(スクリーンを見る時間が長いと目が疲れる)
・親が新聞を読んでいる姿を子どもに見せたい(スマホで新聞記事を読んでしまうと子どもには「スマホを見ているな」としか分かりませんが、紙で読んでいれば「新聞記事を読んでいるな」と分かるので、子どもの前では特に紙で読むようにしています。私が何に興味を持っていて何に時間を使っているのかなるべく分かってほしいので。同じ理由で子どもの前で本を読むときはKindleではなく紙の本で読んでいます)
そういえば育休中は0歳児に新聞の一面を毎日音読していました。
3歳長男は朝日新聞の「しつもん!ドラえもん」コーナーが結構好きだし、私は今後も新聞は紙でとり続けると思います。
新聞を紙でとっていない人について
アンケートに付随して、色々ご意見を頂きました。大変参考になりました!
・会社で読めるから家で読む必要は無い、という方
ただ、コロナ禍の在宅勤務で会社に行けなくなり、新聞が読めなくなった…という方も結構いました。一方で、仕事に必要な新聞記事は毎日PDFで社員に配信されるので「自分で新聞をとる必要はない」という方も。
日経新聞は楽天証券口座を開設すれば無料で読めるという裏ワザもあるそうです(口座を開設するだけでOK、投資を始める必要はない)。
テレワークが始まってから会社で日経新聞読めなくなったというツイートをいくつか見かけたので情報提供ですが、楽天証券の口座を開設するとなんと日経テレコンが無料で利用できるます。自分はこの方法で日経を読んでます。(たぶん楽天側が日経に利用料を払っているので無料) https://t.co/a2FwKDmXVh
— バーニング (@burningsan) August 28, 2020
・新聞を捨てる家事が面倒
→これは分かります。特に忙しくて読めずに溜めてしまったときに新聞をまとめて捨てるの悲しいんですよね…
・紙の新聞が必要なときはコンビニ等で買う/実家でもらう
→揚げ物をするときや、子どもが学校に新聞紙を持っていく必要があるときなど、新聞の中身ではなく「新聞紙」が必要になることがあり、そんなときは個別に手にいれている、という方もいました。
紙とデジタルを両方読んでいる方も
一方で、紙をメインに読みつつ、デジタルを活用して過去の記事を読んだり、デジタルと本紙の違いを読み比べている、という方もいました。これはすごい。
朝日と日経を紙とデジタルで読んでいますが、両紙ともメインは紙です。隅々まで読みたくて(小さな記事が意外に心に残ることが多いですし)じっくり読むのには紙の方がいいです。
— スプマンテ (@p_c_spumante) August 31, 2020
また、見開きの大きな記事などのインパクトの強さ、見出しやレイアウトで重要度が一目でわかることも紙の長所かと。
デジタルは検索が主で、テーマだけでなく、記者さんで検索して、過去の記事を拝見することも多いです。
— スプマンテ (@p_c_spumante) August 31, 2020
地元版以外の記事が見られることもデジタルの良さです。微妙にデジタルと本紙が違っていることに気づいて、その理由を考えたりするのも一興です。
長文、失礼しました。
デジタルと本紙の内容の微妙な違い、考察してみたい…!
子どもには新聞を読んでほしい(できれば紙で)
私は、子どもには新聞を読んでほしいです。ウェブ記事でも良いんですが、紙の新聞のほうがこんなメリットがあるかなと思っています。
・あまり興味がなかった記事も自然に目に入ってくる
・紙面における記事の大きさや見出しの使い方などで、世間での話題の大きさや新聞社の強調したいことが視覚的に分かりやすい
・PC画面やスマホで見るよりは目に優しい(ちなみに子どもの視力については以前下記の記事で書いています)
子どもと新聞
試しに私のブログ内を「新聞」で検索してみたところ、例えば下記のブログ記事がヒットしました。
新井紀子先生(※)がコロナ禍で休校になった中学生&小学校高学年向けのアドバイスとして「新聞の要約をしてみよう」と。※新井紀子先生は「AI vs 教科書が読めない子どもたち」「AIに負けない子どもを育てる」などの著書が有名です。大好き。
新井紀子先生は、親の台所仕事中に「今日の新聞読んで」と子どもに音読させることもオススメされてました。これは息子たちが小学生になったら是非やりたいなと思っています。
あと、家に新聞が転がっている状態だと、ヒマなときになんとなく新聞をめくってみたりするんですよね。親が新聞を読んでいるときにのぞき込んだり。
私も選挙の時期にはよく親の読む新聞記事をのぞき込んでいた記憶があります。
以前読んだ本に出てきた「米国の豊かな親の子育て」事例でも、親が子どもに新聞を読むよう促していて、これは参考にしたいなと思っています。
新聞を読み、ニュースを見るように言い、「何がわかった?」と聞く。ここで子どもから大した回答がなくても、この問いは子どもの頭に残り続ける。
(下記ブログ記事より引用)
唯一の懸念:新聞の広告欄がえげつない
私が紙の新聞をとる唯一の懸念が、広告欄です。信ぴょう性の薄そうな医療系のトンデモ本を大々的に紹介していたり、女性の体をモノのように扱う性的な広告が載っていたり。我が子に見せたくない広告は多いです。
そういう意味では子ども新聞をとったほうが安心なんでしょうね。
理想的には、そうした広告が載っていたら息子たちに「お母さんはこの広告は問題があると思うな」と会話のきっかけにすれば良いのでしょうが、どこまでできるかしら。
是非とも新聞社の方には「子どものために紙で新聞を取り続けようと思っている意識の高い親が、この広告をどう思うか」という観点でちょっとだけ自社の新聞紙の広告欄を見てみてほしいです。(あえてここでは「意識の高い親」と表現してみました)
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