おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

「お風呂で胸を洗うときはタオルを使わず素手で洗いなさい」と医師に言われた話

乳がん検診に行きました 

 

医師に言われたことメモ:とにかく胸は素手で洗え

・当院で年間数十人の患者が乳がんと診断される
・その大多数が定期健康診断ではなく、「胸にしこりがある」と自覚して来院した人
・その多くは手で胸を洗っていて気付いた人
・自分の胸を触る習慣をつけるには入浴時がベスト
・分かったらタオルで洗うのをやめなさい
 

乳がんは唯一の「自分で触って気づけるガン」

・胸を洗うときに、梅干しのタネくらいのサイズのかたまりをを探すと良い
・発見が遅れた人はミカンのようなサイズの乳がんになっていたこともある
・どんなに小さくても固まりに気づいたら一刻も早く来院せよ
 
私「がんの硬さは、やっぱり梅干しのタネくらいの硬さですか?」
医師「そうです。でも、がんの周りに脂肪が集まってきて、実際に触ってみるとそこまで硬くないと感じることもあります。ですから、しこりがあるんだけど梅干しの種ほどは硬くないなと思った場合にも一刻も早く来院してください。硬くなければ大丈夫というものではありません」
私「はい〜」
 
 

月に1回はしっかりセルフチェックを

入浴時の習慣として胸を素手で洗うことに加えて、月に1回はしっかりセルフチェックすることが推奨されているようです。
詳しいやり方はネットに色々ありました。例えば下記。
 
 

初めてのマンモグラフィ検査でした

30歳を超えたら2年に1回はマンモグラフィを、40歳を超えたら1年に1回はマンモグラフィを。と言われました。
私の場合は29歳から第一子の妊娠出産授乳、第二子の妊娠出産授乳、と続いてしまったので、33歳になって初めてのマンモグラフィ検査となりました。
※実は1年半前に一度マンモグラフィを予約して来院したのですが、授乳が終わっていなかったせいでマンモグラフィ検査はできませんでした。その時の話は下記ブログに書いています。

初めてのマンモグラフィ検査の感想

・乳房を機械でぎゅぎゅーっと押しつぶして検査するので激痛だと聞いていたのでとても怖かった
・実際は、激痛というよりも「痛い痛い痛い…早く終われ…」くらいだった(覚悟していたほど痛くなかった)
・痛くない乳がん検査機器が存在しているそうなので、早く日本全国に導入されてほしい
 
 

デンスブレストではなかった(嬉しい)

デンスブレストというのは「高濃度乳腺」のことで、日本人女性には多いらしいです。デンスブレストの人は乳がんをマンモグラフィ検査で発見するのが難しいとのこと。

www.docknet.jp

せっかくの機会なので、医師に質問しました。
 
私「私はデンスブレストですか?」
医師「おや、よくご存知ですね。あなたはデンスブレストではありませんね。見てください、ちゃんと乳房が黒く写っていて、乳腺や血管がよく見えるでしょう。こういう人は乳がんを見つけやすいんですよ」
私「よかったー!」
医師「ご関心あるなら、デンスブレストの人の画像をお見せしましょうか。ほら、真っ白でしょう。これだとなかなかマンモグラフィで乳がんを早期発見するのは難しい。でもあなたよりももっとデンスではない人もいて、真っ黒なんですよ。ほら。こういう人は乳がんをみつけやすいんですよね。あなたはちょうど中間くらいですかね」
私「へええ」
医師「最近、デンスブレストの知名度が上がりましたね。あなたもドラマを見たんですか?」
私「ドラマ?見てないですね」
医師「なーんだ」
 
どうやら2019年に、デンスブレストのせいで乳がんを見逃された女性が登場するドラマがあったそうです。
 
 

おしまい

雑談的に色々書きましたが、このブログで一番言いたいことは「女性の皆さん、お風呂で体を洗うときは、胸は素手で洗いましょうね!」ということでした。
乳がんの早期発見、大事です。
 
私も今夜から素手で洗います。
 
 
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