おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

母乳育児を始める人に私から伝えたいたったひとつのこと。乳首は乾かしてからしまえ。

友人たちが出産ラッシュです。

ここ1年ほど、頻繁に妊娠報告を受けたり妊娠中の友人に会っていますが、今まで多くの友人から「出産前に、おたまから聞いておいて良かった…」と言われたアドバイスがこちら。「乳首は乾かしてからしまえ」

 

みんなすぐに乳首をしまいがち(当たり前)

産後すぐに始まる産院での「母乳指導」では、同時期に出産した産婦が一部屋に集められ、慣れない手つきで新生児を抱っこしながら母乳のあげ方を指導されました。抱っこの仕方や角度、乳首のくわえさせ方など。

でも、人前で乳首を出すのに慣れている初産婦はいません。そこはかとなく漂う羞恥心…。右の乳首から吸わせた後は左の乳首を吸わせますが、赤ちゃんが乳首から口を離したらすぐさま右の乳首は授乳ブラの中にしまいます。そりゃそうです。

 

乾く前に乳首をしまうと乳首がいたむ

ところが、これを一日に何回も何回も繰り返しているうちに、吸われてふやけた乳首が授乳ブラの中で蒸れ、こすれ、次第に皮が剥けてきます。これが痛い。特に最初は新生児も乳首を吸うのが下手なので、なかなか悲惨なことになる人もいます。私は白斑ができました。

 

「乾かしてからしまえ」というアドバイス

助産師さんに相談すると、「よくあるよくある!ブラにしまう前に、少し乳首を乾かしてからしまったほうが良いわよ。あと、これ塗ってみてね。」と乳頭保護クリームをくれました。

 

おたま「…乾かしてからしまう…初耳だよ…最初に教えておくれよ…」

 

乳頭保護クリーム

ちなみに産院でもらったクリームはこちら。赤ちゃんが舐めても安全な成分で、乳首に塗る以外にも赤ちゃんの保湿剤としても使えます。

 

馬油も使える

 その後、会陰マッサージ用に買っておいた馬油も使ってみました。使用感としては、クリームのほうが乳首が保護されてる感は強いです。馬油はさらっとしていて気軽に使える感じ。うちの息子は生まれて5日目には母乳を上手に飲めるようになったので、乳首の痛みをあまり感じなくなり、この頃からはさっと馬油を塗るだけで大丈夫になりました。馬油も、余ったら赤ちゃんの保湿剤として使えます。

 

とにかく乳首を乾かしてからしまう

そして授乳を始めて1ヵ月もすると、当初の羞恥心はどこかに飛び去り、授乳中の友人やたまたま授乳室で一緒になった人とおしゃべりしながら乳首を出しっぱなしにできるようになりました。笑

自宅で一人のときなど、左の乳首から授乳している間は右の乳首は出しっぱなしで乾かしてました。両側とも授乳が終わって急ぐときは、左の乳首にふーふー息を吹きかけて乾かしてからしまいました。急がないときは乾くまで出しっぱなしです。羞恥心ゼロです。この頃には、乾かしさえすれば馬油すら塗らなくて大丈夫になりました。

 

母乳を出すための王道の方法

ちなみに私は母乳の出が良いタイプだったので、特に苦労することなく1歳まで完全母乳で育て、第2子妊娠を機に卒乳しました。母乳の出は体質が大きいそうですが、

・よく水分と栄養をとって(母乳のもと!)

・よく睡眠をとって(睡眠が十分だと母乳はつくられやすい。昼寝でもよい。)

・欲しがるだけ飲ませ(飲ませれば飲ませるほど母乳がつくられる)

・夜間も授乳する(夜間に最低でも一度は母乳をあげることで、母乳の生成を促すホルモンがよく出るそうです)

というのが王道とのこと。

 

まとめ

なんだか長々と書いてしまいましたが、結論としては、

・母乳育児をするなら、乳首を保護するクリームやオイルは何かしら用意しておくと安心ですよ!

・何も塗らないにしても、とにかく乳首は乾かしてからしまうと良いですよ!乳首の痛み方が全然違いますよ!!ていうかこれ、なんで最初に教えてくれないかな…。

 

これまで妊娠中の友人と会うたびに、おしゃれなレストランとかでひたすら「あ、乳首は乾かしてからしまったほうが良いよ!」とおせっかいな発言をし続けてきましたが、今後はこのブログのリンクを送り付けることにします。

 

おまけ

授乳に関して悩みがある方は、こちらの本がとてもオススメです。母乳育児についても粉ミルクの使い方も詳しく書かれており、私は教科書のように読んでいます。私が買ったのはひとつ古い版(2015年版)ですが、2018年に新版が出ています。

 

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