おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

異年齢保育のおかげで4歳長男が2歳次男を寝かしつけてくれた話

保育園のお迎えの時の会話

おたま「こんにちはー」

保育士さん「あっおたまさん!おかえりなさい、今日お昼寝の時間にすごく可愛いことがあったんですよ」

おたま「えっ、なんですか?」

保育士さん「今日は4歳クラスの子たちに、『2歳クラスの子たちのお昼寝を手伝ってあげてね』とお願いしたんです。それを聞いた長男くん、すごい勢いで走っていって、真っ先に次男くんのところに行ったんですよ。そして次男くんのおなかをトントンして寝かしつけてくれたんです!」

おたま「す…すごい!!!次男ってそれで寝るんですか?」

保育士さん「寝ましたね」

おたま「その後、長男は1人でお昼寝したんですか?」

保育士さん「はい、次男くんを寝かせたら満足げに自分のお布団に行って、13時半から15時頃まで良い子で寝てましたよ」

おたま「週末は結構2人とも昼寝しないんですけどね…保育園だとそんなにスムーズに寝るんですね…」

保育士さん「周りの子が寝てるからその流れで寝るというのはありますよね。5歳クラスさんは小学校入学の準備として、お昼寝しない日も作ってますよ」

おたま「ああー、来年は長男もそうなるわけですね」

 

その直後の私と長男の会話

おたま「今日、お昼寝の時間に、長男くんが次男くんを寝かしつけたんだって?」

長男「そうだよ」

おたま「すっごいね」

長男「んふふ」

おたま「何回トントンしたら寝たの?」

長男「んー、いっぱい。無限大数。」

おたま「そっか〜(無量大数の間違いかな…)」

 

4歳長男、最近保育園で「無限大数」という言葉を覚えたようです。たぶん数字の単位としての「無量大数」と、鬼滅の刃の「無限列車」が混ざったんだと思います。可愛いので特に訂正せず。

無量大数とは、漢字を使って数字を表す文化圏における数の単位の一つである。日本を含めて中国、韓国などの漢字圏では数を漢字を使って表すが、その単位で最も大きいものを無量大数としている。
ちなみに、漢字で表す数の単位は小さい方から、一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、抒、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数 の計二十一単位である。1無量大数は10000不可思議で、10の68乗(10を68回かける)または10の88乗であるとされている。

(引用:無限大と無量大数の違いとは?スッキリ解決!2つの違い

 

その夜の私と次男の会話@お風呂

おたま「今日さ、お昼寝のとき、お兄ちゃんがトントンしてくれたんだって?」

次男「そーだよ」

おたま「次男くんは、トントンされると眠くなるの?」

次男「うん。長男くんがトントンした」

おたま「長男くんにトントンされて、どんな気持ちだった?」

次男「んー、だいすきなきもち」

おたま「大好きな気持ちかあ…いいねえ…」

 

はあー可愛い!!!!!

 

夜、初めての子どもたちだけの就寝

今までずっと就寝の時は私か夫が横に寝ていたんですが、せっかく保育園で長男が次男を寝かしつけてくれた話を聞いたので、この流れに乗って「夜も2人で寝てみたら?」という話に。

どうかな〜と思っていたら、無事に子ども2人で寝られたようです。次の日も、その次の日も!

 

すごい!!!

 

我が家、ネントレに興味はありつつ全然実践していなかったのですが、これでついに寝かしつけから解放されるかな…と期待しています。

 

異年齢保育について:メリットとデメリット

我が家がお世話になっている保育園では、基本的には「年齢別保育」(子どもの年齢別にクラスを分ける)が行われているのですが、積極的に「異年齢保育」も取り入れています。

大きい子が小さい子のお世話をしたり一緒に遊んだりすることで、大きい子にも小さい子にも良い影響があるそうです。

今は一人っ子家庭も多いので、異年齢保育をすることで疑似的に兄弟姉妹のような関係性も体験できるとか。

 

下記は厚労省の保育所保育指針解説からの抜粋です。

【異年齢の編成による保育の指導計画】
様々な年齢の子どもたちが共に生活する場という保育所の環境を生かし、異年齢編成での保育によって自分より年上、年下の子どもと交流することによって、子どもたちがより多様な体験を得られることが期待される。
異年齢の編成による保育では、自分より年下の子どもへのいたわりや思いやりの気持ちを感じたり、年上の子どもに対して活動のモデルとして憧れをもったりするなど、子どもたちが互いに育ち合うことが大切である。また、こうした異年齢の子ども同士による相互作用の中で、子どもは同一年齢の子ども同士の場合とは違った姿を見せることもある。このように、異年齢の子どもたちが関わり合うことで、日々の保育における遊びや活動の展開の仕方がより豊かなものとなることが望まれる。 

(引用:厚生労働省「保育所保育指針解説」平成30年

 

ただし、異年齢保育にはデメリット・危険もあります。

一方、異年齢の編成の場合は、子どもの発達差が大きいため、個々の子どもの状態を把握した上で、保育のねらいや内容を明確にもった適切な環境の構成や援助が必要である。

(引用:厚生労働省「保育所保育指針解説」平成30年

 

以前、うちの次男が1歳の時に、5歳の男の子に思いっきり蹴られた事件がありました。

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異年齢保育を積極的にするということは、かなり体格差のある子どもたちが一緒に遊ぶということでもあり、なにかあったときにはとても怖い…というデメリットもあるんだなと思います。

 

保育園には感謝しています

とはいえ、私は総合的には異年齢保育はとても良いと思っています。もちろん危ないことがないように注意しないといけないという意味では保育士さんの負担もあると思うのですが。

 

次男は0歳4か月でまだハイハイもしないうちに保育園に入園しました。当時、長男は2歳0か月でした。

長男は当初から弟の入園をとても歓迎していて、よく次男を構いに0歳クラスに行っていたようです。家でも保育園でも次男に離乳食を食べさせてあげたりしていました。

最近は次男が長男のクラスにいりびたって、お兄ちゃんたちと一緒に遊んでいるとのこと。家でも保育園でもずっと一緒にいて飽きないのかしらと思うんですが、飽きないんですね~。

 

あ、長男も異年齢保育のおかげで、自分より大きいお姉ちゃんやお兄ちゃんにお世話してもらう経験が豊富です。長男なのに保育園では弟ポジションも体験できるのは良いですよね。きっと、自分がしてもらったことを弟にもしてあげているのだと思います。

そして次男もだんだんと自分より小さい子の世話をすることを覚えてきています。家では不動の最年少ポジションですが、保育園では頼れるお兄ちゃんの顔も見せているとか。

 

長男がお風呂上りに次男の身体を拭いてあげたり、次男が靴を履くのを手伝ってあげたりしているのを見るのはとても嬉しいです。この長男の面倒見の良さの一部は確実に保育園での異年齢保育のおかげだろうと思っています。

 

明日からも2人で寝てね!

 

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