バズったと言っても数千~数万RTなのですが、あくまでも私がTwitterをしている中で「比較的バズった」上位11個のTweetについての勝手分析です。
たくさんRTされたTweetの探し方
Twitterサイトで、「from:アカウント名 min_retweets:1000」と検索すると、当該アカウントで1000以上RTされたTweetだけを一覧することができます。もちろん数字を1000以外にして検索することも可能です。
私も自分のアカウントでやってみました。
from:otamashiratama min_retweets:1000
RTされた数が多い順に、紹介していきます。
目次
- たくさんRTされたTweetの探し方
- 9.1万RT、39.2万イイネされた「フレンチトーストのつくりかた」
- 2.5万RT、10.3万イイネされた「3歳長男とナス」
- 2万RT、1.8万イイネされた「子どもの転倒による死亡事故」
- 1.5万RT、4万イイネされた「紅茶ポーション×生活クラブのバニラアイス」
- 8.2千RT、1.4万イイネされた「宝塚のラジオ体操」
- 5.4千RT、5千イイネされた「児童手当は大人のお小遣いになっているというのはウソだ」
- 4千RT、1万イイネされた「初めて〇〇した日」
- 3千RT、3千イイネされた「5歳まではブドウもミニトマトも1/4に切る」
- 2.5千RT、4千イイネされた「庄内弁で言うと」
- 1.3千RT、3.5千イイネされた「夫の育休」
- 1千RT、2千イイネされた「慣らし保育は突然死予防のためにある」
- まとめ
9.1万RT、39.2万イイネされた「フレンチトーストのつくりかた」
NHK「フレンチトーストを作る際、牛乳と卵を混ぜた液にパンを浸しがちです。でも卵が混ざると染み込みにくくなる上に、卵に火が通らないと生臭くなります。牛乳と砂糖を混ぜた液にパンを浸し、卵液はフライパンでパンを焼く際に上からかけましょう」
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) July 30, 2020
私は…こういう知識を…!家庭科で学びたかった!
たくさんRTされた理由は、たぶんこんな感じです。
・フレンチトーストの力:フレンチトーストが好きで自分でもよく作るという方が多かった(そして皆「クレイマー・クレイマー」が大好き)
・NHKの力:「NHKの料理番組のレベル高さはすごい」というご意見が結構ありました
・簡単さ:今まで「牛乳+卵」に浸していたのを、「牛乳液」「卵液」に分けるだけという簡単さ。「これは試してみたい」という方が多かった
・共感性:「家庭科で学びたかった知識」、色々ありますよね。ハッシュタグ(#家庭科で学びたかった知識)を作ってみたので関心ある方は是非みてみてください!
なお、このTweetがあまりにバズったのでNHKの取材を受けました。詳細は下記です。
2.5万RT、10.3万イイネされた「3歳長男とナス」
農産物直売所で農家のおじさんから立派なナスをもらった3歳長男が、大事にナスを抱えて家まで帰り、自分で洗って、私が包丁で切るところをじっと見つめて、フライパンで焼けるところを楽しそうに実況し、お皿に乗せるのを手伝い、ちょっとお醤油をかけて、「ナス嫌いだから食べない」と言いました。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 13, 2020
RTされた理由はこんな感じでしょうか。
・驚き:「ああ、よくあるイイ話ね…」と思って読んで、最後に「食べないの!?」と驚いた、という方が結構いました
・共感性:私もナスが嫌いだった、我が子もナスが嫌い、自分で育てたトマトを食べなかった、などの共感エピソードをたくさんいただきました
・微笑ましさ:長男が可愛い、情景が目に浮かぶようだ、といったコメントを多く頂きました。電車内で笑ってしまったという人も。
実はこのTweetに対して素晴らしいリプを頂いたので、ブログにも書きました。
2万RT、1.8万イイネされた「子どもの転倒による死亡事故」
転んだだけで死んでしまうことがあるんだ…。今後のために覚えておきます。
・6歳の男の子が追いかけっこで転倒(16時)
・転倒直後に「大丈夫」と言い、外傷なし
・その後「眠い」「寒い」「のどが痛い」と訴える
・19時過ぎに自宅から救急搬送
・翌朝5時、臓器損傷による出血性ショックで死亡 https://t.co/lnSwrzaXBn— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) December 15, 2019
RTされた理由は、下記かと思っています。
・危機感:子育て当事者の多くが、「これは他人ごとではない」と感じた
・おどろき:「追いかけっこで転んだだけで、臓器損傷→死亡という大事故になることがある」ことに驚いた
・知らせたい:我が子が通う保育園の先生や小学校の先生にも知ってほしい、世の中の多くの大人にこうした危険性を知ってほしいという気持ちになった
・簡単さ:長文の報告書を箇条書きで5行にしたため、「とりあえずこれさえ読んでおけば理解できる」状態になっていた(報告書本体をあとで読もうと思ってRT・イイネした人も多かったかと思います)
ちなみに、このTweetにつなげる形で投稿した下記Tweetも2400RTされています。
以前、熱中症で亡くなった6歳の男の子が「疲れた」と言っていたことを思い出しました。子どもは自分の体調変化をうまく言葉にできないので、「疲れた」「眠い」「寒い」のような言葉には気を付けなければ…と思います。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) December 16, 2019
子どもの「疲れた」は熱中症のサイン 小児科医が警鐘 https://t.co/Y7caEIFNCc
これも同様の理由でRTされたと思います。
・知らせたい:子どもは自分の体調変化をうまく言語化できないので、「疲れた」「眠い」「寒い」などの言葉は気を付けなければいけない、と多くの人に知ってほしい
・メモ用:自分が覚えておくためのRT、という方も多かったかと。
1.5万RT、4万イイネされた「紅茶ポーション×生活クラブのバニラアイス」
もしかして私は天才なのかもしれない。
セブンイレブンの紅茶ポーションがお手元にある方、バニラアイスも買うべきです。 pic.twitter.com/AiKtULkCO2— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) May 19, 2020
RTされた理由は、たぶんこんな感じ。
・タイムリー性:そもそもセブンイレブンの紅茶ポーションがTwitter上で話題だった
・簡単さ:自分もやってみようと思う人が多かった(コンビニでそろうものの組み合わせ)
・希少性:生活クラブのバニラアイスという「知る人ぞ知る」アイテムを、他の人にも知らせたくてRTした人も多かった
おかげさまで美味しい情報がたくさん集まったので、ブログにも書きました。
8.2千RT、1.4万イイネされた「宝塚のラジオ体操」
在宅勤務の運動不足解消のために久しぶりにラジオ体操をしてみるか…という人は、10分で良いからこの動画を見たほうが良いと思います。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) March 17, 2020
宝塚歌劇団(雪組)の皆さんが、ラジオ体操を学ぶ動画。
ラジオ体操のコツが10分で学べるうえに、画面に映る女性が全員美しい。https://t.co/potiR9Omby
RTされた理由はこんな感じですかね。
・タイムリー性:コロナ禍で在宅勤務に切り替わり、運動不足を解消したい人が多かった
・メモしておきたい:今すぐ10分の動画を見る時間はないけどあとで見よう、とメモ代わりにRT・イイネした人も多かったかと思います
・宝塚の力:そもそも宝塚が強い。
・ラジオ体操の力:みんな知ってる、でもちゃんと習ったことはない、コツを知りたい。という人が多かったかと。
5.4千RT、5千イイネされた「児童手当は大人のお小遣いになっているというのはウソだ」
「児童手当を何に使っていますか?」と聞かれて「大人の小遣いに充てています」と回答する人がそんなに多いのはおかしいのではないか?と疑問をもったので、ちょっと調べました。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) November 12, 2019
この財務省の「高所得者への児童手当廃止を含めた見直し要請」が、今年6月の財政制度等審議会によるものだと仮定します。 https://t.co/7Okyhndkzm
RTされた理由は下記かなと思います。
・タイムリー性:朝7時に日経新聞から「児童手当を大人のお小遣いにしている人がこんなに多い!」と記事が出てずいぶん話題になり、私のTweetが同日の夕方16時半でした。
・共感性:子育て当時者が「やっぱりおかしいと思っていた!」と共感してくれた
・知らせたい:やはり子育て当事者が、「児童手当が大人のお小遣いになっているというのはウソだと多くの人に知ってほしい」とRTしてくれた
・もの珍しさ:結果的に「厚労省の報告書に間違いがあった」ということを、どこの馬の骨とも分からないワーママアカウントが指摘して、ちゃんと政府が報告書を修正してくれた、というのが「面白い」「珍しい」「すごい」と話題になりました。
このあと連ツイしてブログにも書きましたが、下記も2000RTされています。
はてなブログに投稿しました
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) November 13, 2019
児童手当使途の調査報告書が間違っているようなので、厚生労働省に電話しました - おたまの日記 https://t.co/wtKAURMRhB '' #はてなブログ
4千RT、1万イイネされた「初めて〇〇した日」
【0歳児の親御さんへ】
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) September 1, 2020
ちょっと先輩風を吹かせてみます。
・首がすわった日
・初めて寝返りした日
・初めてひとり座りした日
・初めてハイハイした日
・初めて歩いた日
スマホのメモ帳か母子手帳の分かりやすいところに書いておくと良いです。
忘れた頃に聞かれます。
RTされた理由はこんな感じですかね。
・共感性:子育て経験者から「私も3歳児健診で聞かれて困った」「まさに今困っているところ」「小学校でも聞かれます」など、共感エピソードがたくさん集まりました
・意外性:前半を読んで「ああ、子育ての記憶を忘れないように書いておくんだな」と思ったら、実は実用的な話だった、ということに意外性を感じた方も何人か見かけました
・メモしておきたい:子育て真っ最中の人々が、「自分用メモ」としてRTやイイネをしてくれました
こちらもブログにも書きました。
3千RT、3千イイネされた「5歳まではブドウもミニトマトも1/4に切る」
【5歳未満の子どもにブドウやミニトマトを食べさせるときは1/4以下の大きさに切る】
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) September 6, 2020
自戒も込めて。
リンク先にブドウの誤嚥による窒息事例が2件あります。
1件目は奇跡的に命が助かり、2件目は窒息→心肺停止→脳死と取り返しのつかない結果になりました。https://t.co/QR1iUKizaQ pic.twitter.com/2er1ul4ZYV
RTされた理由は下記かなと思います。
・タイムリー性:ブドウを口いっぱいにほおばったお子さんの写真をTwitterに投稿された方がいて話題になっており、その数日後に「4歳児が幼稚園の給食で出されたブドウをのどに詰まらせて死亡」という悲しいニュースがあり、誤嚥の危険性に注目が集まっていました
・共感:「私ものどに詰まらせたことがある」「私の子どもも危なかったことがある」「あれは怖かった…」などの共感エピソードも多く頂きました
・驚き:「小さい子には小さく切ってと言われるけど、何歳まで切らないといけないんだろう?」と私も思っていました。「5歳まで」という情報に、「そんなに大きくなるまでリスクがあるんだ」と驚かれた方が多かったようです
・知らせたい:母親だけが知っていても子どもの誤嚥は防げません。父親や祖父母など子どもに食べ物を与える可能性がある人すべてに知っていて欲しい、という思いでRTされた方もいたようです
よろしければブログもご覧ください。
2.5千RT、4千イイネされた「庄内弁で言うと」
「わたし可愛いから働かなくていいの」は、庄内弁で「オレ・メンゴイ・サゲ・ハダラガネッテ・インダ」です。だだちゃ豆を片手に唱えてください。 https://t.co/0M6okRC9sm— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) September 9, 2019
RTされた理由は、たぶんこんな感じ。
・話題性:そもそももとのTweetをしたまきむぅさんがフォロワー数3万越えで、「わたし可愛いから働かなくていいの」という面白いセリフをフランス語にしており、話題だった(当時、庄内弁だけでなく様々な日本語方言で大喜利状態になっていました)
・ギャップ:フランス語と庄内弁のギャップが面白いと思った人が多かった
・同調したくなる:ほかの方からもリプで様々な方言をもらいました。新潟、北海道、青森、岩手など。
・庄内弁の力:NHKの「おしん」のおかげか全国的に庄内弁は有名であり、「懐かしい!」という人や、庄内出身の方からも「Twitterで庄内弁を見かけてとても嬉しい」というリプをもらったりしました。「亡くなった祖母の声で再生された」と言う方も。
1.3千RT、3.5千イイネされた「夫の育休」
これは完全にのろけというか夫自慢ですけど、私の夫は「自分のことだけ」を考えたら育休なんてとらなかったはずなんですが、妻のこと、息子たちのこと、職場の後輩たちのこと、所属組織の将来のこと、色々と真剣に考えた結果、2週間の育休をあえてとりました。部署で初めての男性育休だったそうです。 https://t.co/qsr6NJLYUW
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) December 6, 2019
小泉さん、当初は「自分のことだけを考えていてはダメだ」と発言して育休をとらない方針でしたが、結果的には育休を取得されることにして、本当に良かったなと思っています。育休をとる男性が「自分のことだけ考えている」と思われる社会にしてはいけないと思います。
RTされた理由は下記ですかね。
・タイムリー性:小泉さんが育休をとらないとの報道が話題だった
・夫自慢:Twitterでは配偶者への愚痴がよくバズりますが、配偶者自慢やのろけもそれなりにバズっている印象です。
・共感性:自分も育休をとったという男性や、夫も育休をとったという女性からリプや引用コメントをもらいました
・広めたい:男性育休を取る人の話を広めたい人が多かったと思います
1千RT、2千イイネされた「慣らし保育は突然死予防のためにある」
【同僚が育休から復帰してきた!という方へ】
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) April 2, 2020
「慣らし保育」=「突然死予防週間」だと考えて下さい。絶対に必要な期間です。
【育休から復帰した方へ】
職場に遠慮せず、慣らし保育はできれば2週間以上。お子さんの体調が少しでも悪い/違和感のある日は保育園に預けないことを強くお勧めします。
RTされた理由は下記ですかね。
・タイムリー性:つぶやいたのが4月2日で、ちょうど育休復帰するタイミングの方が多かった
・驚き:慣らし保育にそんな重要な意味があるとは知らなかった、という方が多かったようです(私も知りませんでした)。
・広めたい:子育て当事者だけでなく、職場の同僚など多くの人に知ってほしいという方が多かったと思います
慣らし保育の重要性は、多くの方に知っていただきたいです。
以上です。
まとめ
今回はRTが多い順に並べてみましたが、こうしてみると、RTが多いもの(多くの人に知らせたい)と、イイネが多いもの(自分用メモ、共感)とでもっと詳しく分析できそうな気もします。
私のTwitterはもともとリアル友人とのやり取りや自分の情報収集用のアカウントだったので、あまり「バズらせよう」という意識なく運用してきたのですが、この1年弱はたまに「バズる」ことがあります。
いったんバズるとフォロワーさんがぐっと増えて、その後徐々に減っていく(しかしバズる前よりは微増状態)というのを繰り返しています。
恐らくフォロワーを増やそうと思ったら、バズったTweetに似たTweetを繰り返すと新規フォロワーの期待に応える形になるんでしょうね。私は子育ての話も美味しいものの話も報道を見て思ったこともすべてひとつのアカウントで雑多につぶやいているので、例えば紅茶ポーションバニラアイスのTweetを見てフォローしてくれた人が、「子育て話には興味がないな」と感じてフォローを外す、ということもあるのだろうと思います。
それはそれで仕方ないかな、というか、フォロワー数を増やすことを目標にはしていないので、いろんな話にお付き合いいただける方は今後も是非お付き合いくださいませ…という気持ちです。
あと、私のTweetはバズってもあまり炎上状態にはなりません。たまーにいわゆるクソリプ的なものをもらうこともありますが、基本的には無難なことばかりつぶやいているので。一応、あまり主語を広げて人を批判しないようには気を付けています(例:「男は…」とか「日本人は…」)。
炎上覚悟で重要なことをTweetしてくれるアカウントを見ると、えらいなあ…と思います。
それにしてもTwitterは奥が深いですね!語り尽くせない!
【合わせて読みたい】