おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

無痛分娩での出産記録

第1子出産で無痛分娩(硬膜外無痛分娩)をしたので、第2子でも無痛分娩の予定です。

前回の出産を時系列で振り返った記録です。

 

無痛分娩をするかどうかの選択について

メリットとデメリットを下記のように考え、結論としては無痛分娩を選択しました。産後1年半経ちますが、全く後悔はしていません。

無痛分娩のメリット

・痛くない(最重要!):出産の恐怖を少しでも和らげたい

・産後の母体の回復が早い:できれば完全母乳で育てたいが、産後の授乳は体力勝負になるのでなるべく出産で体力を失いたくない。→結果としてスムーズに完全母乳で育ててます。

・痛くないので筋肉が緊張せず、お産がスムーズに進む(こともある)

 

無痛分娩のデメリット

・麻酔によって陣痛が弱まり、お産に時間がかかることもある

・結果として、吸引分娩/鉗子分娩になる確率が少し高まる:実際、私は最後の最後で吸引分娩になりました

・そもそも麻酔をするリスク(合併症など):でも、どんな手術でも麻酔を使えばリスクがあるので、これは甘受することにしました

・費用がかかる(私の産院では10万円)

 

出産の流れ(時系列)

予定日の一週間後

22:00 生理痛のような微痛を感じる

23:00 少量の出血(おしるし?)

24:00 微痛の間隔を測ってみたところ、10分おき。産院に電話すると「とりあえず来て」と言われる

01:00 産院に到着、入院手続きと検査。子宮口が4.5㎝まで開いているので、このまま産みましょうと言われる。腕に点滴の針をさされる。

01:30 寝れるなら少し睡眠をとってね、と言われるが、寝られず。痛みはまだたいしたことない。医師・助産師は「何かあったらナースコールしてね」と言い残して退室。

01:45 子宮口の開き具合としてはもう無痛分娩処置をしても良いタイミングだが、お腹の張りがまだ足りないからもう少し様子見、と言われる。陣痛間隔は7~8分おき。

02:20 痛みで脂汗が出てくる

03:15 陣痛が6分おきになる。でもまだ耐えられるレベル。

04:00 じんわり脂汗をかきつつ、「結構痛いんですけど、麻酔っていつ入れられます…?」と聞いてみる。内診し、「あ、もうここまで来てたら麻酔いれましょう!」と即断。背中に針を刺される。「エビのように背中を丸めてください」と言われて頑張るが、こんなにお腹を丸めたら腹圧で破水しないのかドキドキした。

04:15 麻酔薬を入れようとしたところ、血圧が上70、下30まで下がってしまったため麻酔開始できず。(分娩台の上であおむけの姿勢を取っていたら、子宮が大静脈を圧迫して「仰臥位低血圧」になったよう。)「しばらく横向きの姿勢をとり、血圧が回復したら麻酔をいれましょう」と言われ、酸素マスクと点滴で持ち直す。貧血のような気持ち悪さと、陣痛の痛みで、この1時間がきつかった…。

05:15 血圧が回復したので、ようやく麻酔開始。仰向けになると血圧が下がるので、しばらく右を下に横になる。すると麻酔薬が右半身だけに効いてくるので、今度は左を下に横になる。というのを何度か繰り返す。痛みをあまり感じなくなり、脂汗が引く。

06:20~06:50 今夜、初めての睡眠。30分眠れたのでだいぶ回復した。

07:00 お腹が空いてくるが、麻酔中は飲食禁止なので何も食べられず悲しい。相変わらず横向きの姿勢。分娩時はぎりぎりまで横向き寝、最後だけうまく仰向けになる方針に。医師「朝礼で貧血になるタイプ?」私「はい…」医師「体質だねぇ。まぁ引き続き横向きで頑張りましょう!たぶん午前中には産まれるよ。」

08:40 内診。順調に赤ちゃんが下がってきているので、促進剤を使わないかもしれない。

09:00 内診。横向きだとお腹の張りが良くわからないし、麻酔が効きすぎかもしれないので麻酔を減らされる。子宮口はいつの間にか全開。

09:15 陣痛が足りないので促進剤を入れる。少し痛みを感じるが、麻酔のおかげで「軽い生理痛くらい」の痛み。

10:30 頭は見えないが、羊膜が見えてきた。出産は12時過ぎの見込み。

11:00 医師が手で破水させる。

12:30(ちょっと時間はあやふや)会陰切開、吸引分娩しますと言われる。そろそろ疲れてきており、「はいどうぞ(早く産まれてほしい…!)」という感じ。いきんでください、と言われて「うおー!」と頑張ったら産まれました。麻酔ははいっているものの、噂に聞いていた「いきむ感覚が分からない」というのは無かったです。

その後、会陰切開のあとを縫ってもらい、麻酔が切れるまで3時間ほど分娩台の上で安静にしつつ、子供を抱かせてもらったり、おにぎりを食べたりしました。

しばらくはふらふらしてましたが、夕方にはだいぶ元気になり、夕飯を夫と完食、夜は熟睡。会陰切開のあとがじんわり痛いくらいでした。(これは結局1か月近く痛かった)

 

無痛分娩の感想としては、麻酔を入れてもらったときの「助かった…」という気持ちが忘れられません。10万円払う価値は十二分に感じました。隣の部屋からは絶叫が聞こえていましたが、私はついに痛みで叫ぶ経験をしないままでした。

自然分娩の痛みを経験してみたいなという気持ちも実はありましたが、朝5時までの間に陣痛はお腹いっぱい経験したので、ここから更に痛みが増していくならもう経験しなくて良いです!!!というのが正直なところです。

なお「無痛」と言いつつ、実際は痛みが緩和される「和痛」に近く、完全な無痛ではなかったです。そして、痛みが緩和されているとはいえ、やっぱり出産は怖いし痛いし辛いし、人生で一番「死ぬかもしれない」と思いました。でも、「このまま出産中に自分が死ぬことになっても、赤ちゃんが生きて産まれてきてほしい」といつの間にか思っていました。

第二子出産も、無痛分娩の予定です。