自分のLINEグループをぼんやり見ていて、ずいぶんいろんなコミュニティに所属しているなあ、と思いました。
・5歳長男の保育園保護者グループ
・3歳次男の保育園保護者グループ
・大学時代のサークルのグループ
・高校時代の部活のグループ
・仲良しの女友達のグループ
・家族のグループ(実父&実母&弟と私の4人グループもあるし、義実家と夫と私のグループもあるし、義祖父母とのグループもある)
・大学院同期のグループ
それぞれのコミュニティで、私は呼ばれる名前が違ったり、期待される役割が違ったり、見せている顔もちょっと違ったりすると思います。(あまり裏表のないタイプだと自認してますが)
34年かけて増えてきたコミュニティ
母親との1対1関係が全てだった胎児〜乳児期を経て、日常的に関わる人間の数はどんどん増えていきますよね。
私自身、幼稚園から小学校〜大学へと進んで、特に大学に入った時に「所属するコミュニティ」が急激に増えた感覚があります。「同じクラスの友人」コミュニティもあれば「○○ゼミ」のコミュニティ、「○○サークル」コミュニティや「○○勉強会」コミュニティ、バイト先のコミュニティなど。
それぞれのコミュニティ内に人間関係があり、私がそれぞれで見せている顔があり、あるコミュニティでうまくいかないことがあっても他のコミュニティの存在に救われたり、あるいはコミュニティの数が増えすぎて訳がわからなくなったり、時には複数のコミュニティで仲良くなった人が集まって新たな友人コミュニティが形成されたりと、まあ青春していたなと思います。
所属コミュニティが一気に消えた時期
そして増加の一途をたどっていた私の「所属コミュニティ」が一気に消えたように感じられた時期がありました。育休です。
私は第一子の育休中に夫の仕事の都合で転居もしたので、地縁が消え、親や大学時代の友人とも会えない距離になり、しかも育休中なので会社コミュニティとも切り離されて、毎日を「夫と私と0歳長男」の3人で過ごす日々になりました。
あれはなかなか新鮮な体験だったと思うし、幸せな時間だったと思いますが、仕事復帰までの期間限定でなければきつかっただろうなとは思います。
家族というコミュニティが私のすべてになった。しかも構成員のうち1人はまだ言葉を話さない乳児で、もう1人はなかなか忙しい仕事(出張もあり)で働いている。
大人との会話に飢えて、子どもの習い事を探したり(0歳なのに公文に通ってみたりスイミング教室に入会したのも、大人との接触機会が欲しかったというのは大きな理由のひとつだったと思います)。
もし人によって「最適なコミュニティ数」「日常的に関わる人間の数の最適数」があるとしたら、あの育休時期の私にはコミュニティ数が足りていなかったし、日常的に関わる人間の数も足りていなかったのだろうと思います。
居心地の良いコミュニティ数、日常的に関わる人間の数
その後職場復帰して、長男が5歳、次男が3歳となった今では、すっかり日常的に関わるコミュニティは増えました。
もちろん家族と職場コミュニティが一番多くの時間を過ごしていますが、最近は大学時代の友人と気軽に会うこともできるようになってきたし、子どものおかげで生まれた新たなコミュニティ(5歳長男の同級生保護者、3歳次男の同級生保護者)もあります。
さらに2022年4月から大学院に通い始めたので、大学院の同期、という新しいコミュニティに所属するようになりました。これがすごく良いんですよね…久しぶりに「クラスメイト」を得て、議論や悩みを交わせる仲間ができて、LINEグループも作っちゃったりして、高揚しています。
きっと来年長男が小学生になったらそこでまた新たな人間関係が生まれるのでしょう。
彼のコミュニティが増えていくのを横から見られるのはまあまあ楽しみだし、私自身が「長男くんのお母さん」の顔で新たなコミュニティに参入するのは不安半分、楽しみ半分という感じです。
最近の私の心配事は、忙しさにかまけていくつかのコミュニティのメンテナンスを怠っているのではないか、という漠然とした不安。それから、定年退職した実父がなんのコミュニティにも属していないのではないかというお節介な心配ですね。
以上、自分のスマホのLINEグループを眺めながらぼーっと考えたことの書き起こしでした。お付き合いいただきありがとうございます。
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