おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

カタミノが楽しすぎる話

カタミノというパズル、ご存知ですか?これ、ものすごく楽しいです。

 

デパートのおもちゃ売り場で店員さんに「対象年齢は3歳から99歳ですが、1歳から積み木としても遊べますよ」「プログラミング的思考力を習得できる玩具です」「大人でも夢中になる方は多いですよ」と説明されました。

プログラミング的思考力が気になる方はこちらの記事が分かりやすいです。

——2020年から小学校でプログラミングが必修科目になることから、世の中の関心も高まっていると思うのですが、いまいちピンと来ていない方も多いのではないでしょうか。

 プログラムと一口でいっても、大人のプログラマのようにPCに向かって言語を書くだけではないのです。義務教育で始まるプログラミング教育の目的は、難しいPC言語を覚えることではないんですね。

 プログラミングに必要な「考える力」の習得、すなわち「プログラミング的思考力」の習得が本当の目的です。(中略)

カタミノで遊ぶことは、空間認識力のスキルを付ける作業をしていることになります。直感でブロックを好きに埋めていって、間違えていたら別の場所に変えるという動作は、「Aのブロックがこの場所にあると残りが入らないので、Aはこの場所ではない」というように、数学的思考が自然と身に付きます。

japan.cnet.com

 

私自身はプログラミングに全く詳しくないのですが、私の大好きな新井紀子先生が「数学的な構え」を身につけることの重要性を著書で書かれていたことから、息子達には私のように数学に苦手意識を持たず、数学的思考を身につけて欲しいなと思っています。

www.shiratamaotama.com

 

果たしてカタミノで遊ぶことが数学的思考を身につけることにどれだけ役立つのか分かりませんが、結論からいうと買っちゃいました。

私の思考は、

①このパズルめっちゃ楽しそう!(私が)遊びたい!

②うわ、でも結構高いな…木製玩具ってお高いよねぇ

③でもこれで息子達の数学的思考が身につくかもしれないなら、浪費ではなく投資だと思えば良いか

という感じでした。

 

 2歳次男のクリスマスプレゼントにしました

 

名前の由来について

説明書にはこのように書いてあります。私はドミノやテトリスで遊んだことがありましたが、「ドミノ=正方形のブロックが2つ隣接してできた形」「テトミノ=正方形のブロックが4つ隣接してできた形」という定義は初めて知りました。

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そしてカタミノは「ペントミノ=正方形のブロックが5つ隣接してできた形」な訳です。

では「カタミノ」の「カタ」はなんなんだろう?と疑問に思って調べたところ、製作者(アンドレ・ペリオラット氏)へのインタビュー記事に由来が書かれていました。面白ーい!

「KATAMINO」という名前ですが、「KATA=カタ」とは実は日本語から来ています。私は青年の頃から松濤館流の空手の訓練を受けていて、調和を重んじる日本の伝統的な精神に強く惹かれてきました。空手における「カタ」の訓練と、パズルを解いてゆくことに私は何か同じものを感じています。そして「MINO」はフランス語のおなじみの単語で子供を意味する言葉ですが、これを組み合わせることで「KATAMINO」としました。

(引用:KATAMINO | AssistOn

 

基本的な遊び方は、付属の木製ボードにブロックをはめていくというものです。

一番簡単なのは、ブロック3つを使うパターン。 大人ならすぐできます。3歳長男もしばらく試行錯誤して、完成させていました。2歳次男にはまだ難しい様子です。

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ブロックを4つにすると、難易度はグッと上がります。大人はこの辺から楽しいと思います。 

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ブロック5つ。とても難しいです。これは私が試行錯誤している途中の写真です。 

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なお上記の3写真は、付属の説明書のA列をそのまま試しています。ブロックの数の増やし方がパッと見て分かるようになっています。 ブロックを増やすと難易度はどんどん上がっていきます。

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そしてカタミノがよくできているなと思うのは、積み木として遊ぶのもとても楽しいところです。見てください、このバランス!

2歳次男もひとつ積むごとに「おおー!」と拍手をしながらどんどん積んでくれます。

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3歳長男はこうやって立体の壁のようにして、「お家を作る」のにはまっています。 

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 これはラクダ。長男は「恐竜」と呼んでいますが。

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タブレットではなく本物のパズルで遊んで欲しい

私が最近読んだ本に、こんな文章がありました。

幼児には向かないタブレット学習

パズル遊びを例に取ってみよう。大人にとっては、アプリのパズルと本物のパズルにそれほど大きな違いはないだろう。一方、2歳児は本物のパズルをすることで指の運動能力を鍛え、形や材質の感覚を身につける。そういった効果はiPadでは失われてしまう。

 (アンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』p176~177より引用)

 

この本には「大人にとってはアプリのパズルと本物のパズルにそれほど大きな違いはないだろう」と書いてありますが、私個人的には「全然違う!」と感じています。木製のパズルをひっくり返したり色々当てはめたりしながらピッタリ合う場所を探すのはとても楽しいです。

私にとってもアプリより本物のパズルの方が楽しいので、息子達にもあと数年は本物のパズルで遊んで欲しいなと思っています。

 

以上、カタミノめっちゃ楽しい!というブログでした。 

 

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