これは世界で一番、と言えること
うちの3歳長男には、たぶん世界で一番だろうと思うことがあります。
それは、「サラメシの新幹線スペシャルを観ている回数」です。3歳児ランキングがあったら世界一位になれると確信しています。
2020年3月17日に放送されたものを、録画で繰り返し繰り返し観ています。
同じTV番組を繰り返し繰り返しみています
以前Tweetした下記も、実はサラメシ新幹線スペシャルの話です。
いま息子たちがTVで新幹線の線路の保守点検の話を見てたんですが、「このように五感を活用して線路の異常を察知します」と。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) June 5, 2020
視覚、聴覚、嗅覚、触覚はなんとなく分かりますが…味覚は?線路をペロっと舐めて「これは摩耗している!」とか気付くの?えー?と思ってるうちに番組が終わりました。
それはもう何度も観ているので長男はほとんどの場面を記憶していて、「ドクターイエローです!」とか「あかこんにゃくです!」とか、画面に映るものを私に教えてくれます。(しかし私も覚えているので教えてもらう必要はないのですが…笑)
サラメシは中井貴一さんのナレーションも良い感じだし、働く大人がみんな「お昼ご飯を食べる人間である」ことを実感できるので、なかなか良い番組だと思うんですよね。長男が大好きな工事現場のお兄さんたちも警察官も消防士もロボットではなく人間なので、ちゃんとお昼ごはんを食べるし、同僚と雑談したり、家族のことを大事にしていたりするわけです。
特にこの新幹線スペシャル回は未来の運転手になるべく研修センターで勉強にはげむ若手社員たちの姿とか、新幹線の保守点検にプライドをもって働く大人たちが出てくるので、息子にとっては良い学びになっているのではないかと勝手に思っています。
同じ絵本を繰り返し繰り返し読んでいます
そして、これは絵本好きな子どもがいる人には共感してもらえると思いますが、子どもって同じ本を何度も何度も読みたがりますよね。
『おつきさま こんばんは』『ざっくん!ショベルカー』『のせてのせて』『ばすくんのおむかえ』『しょうたとなっとう』『いきる』など、読み聞かせるこちらの口にタコができるほど読んでいます。
知っている物語が期待通りに展開する安心感みたいなものもあるそうなので、リクエストされれば何度でも読むようにしています(※ただし私の余力があるときに限る)。
長男が1日に8冊くらい絵本を読むとして、そのうち7冊は「よく知っている絵本」、1冊は「新しい絵本」という感じです。(新しい絵本は、買ったものもあれば図書館で借りたものもあります)
私は長男が産まれるまでは「同じ本を繰り返し読む」ということをほとんどしていなくて、基本的に小説や新書などは一回読んだらそれでおしまいでした。
でも、長男のおかげで「同じ絵本を繰り返し繰り返し読む」ことになり、結構あらたな発見があったりするんだなと思っています。
この2年間、私は同じ本を繰り返し繰り返し聴いています
そして、以前ブログでも紹介しましたが、私はミシェル・オバマ氏の自伝をほぼ毎日Audibleで聴いています。(洗濯物をたたむときに聴くことが多いです)
それはもう何度も聴いているので、英語の言い回しとか単語とか口調とか、がんばれば再現できそうなくらいです。
何度も聴いていると、彼女の人生における色んな出来事に、一緒に焦ったりときめいたり悲しんだり怒ったりして、私の人格がだんだんミシェル・オバマ氏に近づいていくような気がします。私は彼女のことが好きなので、彼女に似ていくのは嬉しいです。
人は食べたものでできていると言いますが、人格は読んだもの/聴いたものでできているような気がしています。
また、著書内でも書かれているとおり、ミシェル・オバマ氏の英語はいわゆる黒人英語ではなく、美しい標準英語です。その話し方のせいで黒人から嫌味を言われたこともあるそうですが。
Our parents had drilled into us the importance of using proper diction, of saying "going" instead of "goin'" and "isn't" instead of "ain't."
うちの両親は標準語を話す大切さを私たちに教え込み、単語の最後の”g”を省略したり、”isn't”を"ain't"と言ったりする黒人独特の話し方をしないように教育していた。
Speaking a certaing way - the "white" way, as some would have it - was perceived as betrayal, as being uppity, as somehow denying our culture.
ときには「白人の」しゃべり方だとも言われる口調で話していると、裏切りだとかお高くとまっているとか、自分たちの文化を否定しているともみなされた。
彼女の文章を彼女の口調で聴き続けることは、私の英語の勉強としても、とても良いと思っています。
こんな生活も悪くない
昨日も私はサラメシ新幹線スペシャルを観て、『ざっくん!ショベルカー』を読んで、ミシェル・オバマ氏の自伝を聴きました。
今日もサラメシ新幹線スペシャルを観て、『ざっくん!ショベルカー』を読んで、ミシェル・オバマ氏の自伝を聴くだろうと思います。
こんな生活も悪くないな、と思っています。
おまけ:Audibleは結構オススメです
本を読みたいのに時間がない…という子育て世代の方には、Audibleは結構オススメです!
無料体験もできるので関心ある方はぜひ。
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