先日、夫が私に本を読み聞かせてくれました。
状況としては、長男が夫のヒザの上でウトウトしており、その隣で私が次男に授乳しており、夫が手に持っていた本を(長男と私のために)音読してくれたんですが…
読み聞かせされるの、最高
人に本を読み聞かせてもらうなんて何年ぶり(何十年ぶり?)でしょうか。自分で本を読むのとはまた違う面白さ。
Audibleで本を聞くのも良いんですが、生の読み聞かせの良いところは、目の前の人間が自分のために声量や声調を微調整しつつ、面白く読んでくれることですね。
読み聞かせされながら気づいたことがあるので、ちょっと共有します。
読み聞かせのコツ
・抑揚をつける必要はない
・声量は普通〜小さめで良い
・文と文のあいだに、ちょっと間をあけると良い
・抑揚をつける必要はない
自治体主催の本の読み聞かせについての勉強会で習ったことがあるのですが、「絵本を読み聞かせるときに、親が大げさに演技をしてしまうと、子どもの想像力を妨げてしまう。淡々と、普通に読むほうが、子どもが自由に想像しながら絵本を楽しむことができるので良い」とのこと。
今回、これを実感しました。夫は大げさに抑揚をつけることなく、普通に淡々と読み上げてくれたのですが、するする頭に入って来るのです。ああ、これでいいんだ。これがいいんだ。と、腑に落ちました。
私はついつい絵本を読むときに演技してしまうので、ちょっと反省しました。
・声量は普通〜小さめで良い
大人数の幼児の前で読み聞かせをするならともかく、家のリビングで少人数で本を読むなら、普通の声量で十分だということが良く分かりました。
これも私の反省点なのですが、子どもを膝にのせて絵本を読むときでも、結構な大声で読み上げてしまうのです。ちゃんと全部聞き取ってほしい気持ちが先行してしまうというか…。
そして、少しだけ小さめの声量のほうが、集中して聞くことができるような気がします。これは仕事のプレゼンでもよくあるテクニックですが、普通の声量で話し続けるよりも、大事なポイントこそ少しだけ小声にすることで、聴衆の関心を高めることができますね。私も小声を使いこなしたい。
・文と文のあいだに、ちょっと間をあけると良い
句読点で少し間を開けるのは常識かもしれませんが。文末でちょっと意識的に間を開けてもらうことで、今聞いた文章を理解する時間的余裕ができます。また、聴いている私がリアクションできて楽しかったです。例えばこんな感じ。
夫(音読中)「ちなみに、直立二足歩行の欠点として、しばしば腰痛や難産も指摘される。」
私「だよね…」
夫「…しかし、このような腰痛に悩まされるのは高齢の個体に多く、若い個体には少ないはずだ。」
私「ほほう!」
夫「もし子を産んで育て上げるまでに腰痛に悩まされなければ、進化においてはそれほど不利にはならないだろう。」
私「なるほど…」夫「なるほど…」
これぞ、Audibleではできない、「一緒に本を楽しむ」醍醐味。
長男も絵本を読んでいる最中に「これは?」と絵を指さしたり、ショベルカーの真似をしながら「ざっくん!」と叫んでみたりするので、こうした発声をさせてあげる余裕をもって読み聞かせしようと心に誓いました。
なお、読み聞かせしてもらったのはこの本です。
めっちゃ面白かったので、よろしければ是非どうぞ。
現代人の脳よりも、ネアンデルタール人のほうが脳は大きかったんですって!
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