長男(2017年3月生まれ)は、2018年11月に次男が誕生したことによって、1歳半でお兄ちゃんになりました。
年子育児はどう?といろんな人に聞かれるので、ここまでの記録を書いておきます。
妊娠発覚から、次男が10ヵ月になるまでをざっくり振り返ります。
目次
妊娠発覚時:突然必要になった卒乳
長男は完全母乳で育ち、生後6ヶ月から離乳食を始めました。ちょうど長男が1歳になったころに第2子妊娠が判明。長男の離乳食は順調に進んでいましたが、まだ夜寝る前だけは母乳を飲んでいました。
が、妊娠中に母乳育児を続けていると流産・早産のリスクがあがるとのことで、医師から卒乳を指導されました。この卒乳については以前少しブログでも触れたので、関心ある方はこちらご覧ください。
本当はまだ長男には母乳を与えたかったので、これは「年子で2人目を産むことによって発生したデメリット」だったと思います。
妊娠中:切迫早産による安静
私は長男妊娠中も切迫早産(早産になりかけ)と診断され絶対安静の時期がありました。第二子妊娠を受けて、医師からは
・なるべく上の子を抱っこしないように(早産リスクがあがる)
と指導されました。
長男はまだ1歳で、まだまだお母さんに抱っこされたい時期でしたが、こればかりは我慢させるしかない…ということで、なるべく抱っこせずに第2子妊娠期間を過ごしました。(座った姿勢での抱っこはしました)
長男には「お母さんはいまおなかに赤ちゃんがいるから、長男くんを抱っこできないのよ」と言い聞かせました。1歳児なりに伝わっていたのではないかと思います。
結局、第二子妊娠7か月目で切迫早産の診断を受け、3ヶ月間ほど絶対安静となりました。この時期は長男には「お母さんは布団に寝ていて、絵本を読んでくれる人」と思われていたと思います。
出産直後:とにかく長男を優先する
出産翌日に長男が私の産院にお見舞いに来てくれました。
ここはかなり事前の下調べを行っており、「上の子が下の子と初対面するときの心構え」を決めていました。
・出産のため丸1日お母さんと会えていない上の子の心情に最大限配慮すべし
・上の子が病室に入ってくる瞬間は、お母さんは絶対に下の子を抱っこしていてはいけない(「お母さんをとられた」と思ってしまうため)
・お母さんは「会えなくて寂しかったよ、来てくれてありがとう」と上の子を抱きしめるべし
・その後、上の子が下の子に関心を示すようなら、「〇〇くんの弟だよ」と紹介してあげる
というわけで、次男はベビーベッドに寝かせた状態で長男を迎えました。ところが私が「長男くん!会えなくて寂しかった~!」と手を広げて待っているのに、長男はまっすぐに次男のベビーベッドに向かい、次男を触りたい素振りを見せていました。
私「あれ…思ってたのと違う…」
夫「ほら、次男くんだよ。そっと触るんだよ」
長男「えへへ」
まあ結果的に長男はこの日から次男のことが大好きで大好きで仕方ないようなので、結果オーライです。
退院後:長男の目の前で授乳できない
これも以前ブログで触れましたが、長男の目の前で次男に授乳すると、長男も飲みたがる→根負けした私が長男にも飲ませる→私の体の負担が大きすぎる(倒れた)ということで、家に大人が複数いるときには長男を夫なり親に任せて、私は別室で次男に授乳するようにしました。
それでも家に大人が私しかいないときには別室にいくわけにもいかず、なんだかんだ長男にも母乳を与えること9か月ほど。まだ長男も2歳だし、仕方ない…。
これも年子育児ならではの難しさなのかなと思います。下の子が産まれたときに上の子が3~4歳以上だと、もうそんなに母乳を飲みたがらないのではないかと想像しています。
その後:次男を構いたい長男
次男が新生児でまだ首も座らないうちから長男は次男を構いたくて構いたくて、抱っこしたがったりほっぺをつんつんしてみたり、頭をなでなでしてみたり…。
仲良くしてくれること自体は嬉しいのですが、いつなんどき抱っこしようとして落とすか、目や口に指を突っ込まないか、ハラハラしながら見守ることになりました。
最近は次男も10ヵ月となり、かなり体もしっかりしてきたので「うっかり目を離したら長男になにかされて大変なことになるのではないか」という心配は減ってきました。
長男は次男が好きで仕方ないようで、
・「これ、長男くんのおとうとだよ!」と自慢する(保育園でも家でも)
・絵本を読んであげる(保育園の先生の真似をして、ちゃんと次男に絵本を向けて読みます)
・離乳食を食べさせてあげる(たまにスプーンを奥まで突っ込みすぎて、次男がオエっとなりますが…)
・就寝時は転がって次男にくっつく(次男の上に乗りそうになることがあるので、引き離します)
などなど、微笑ましい姿が見られています。
長男のために私が意識していること
私自身、2歳下に弟がいるので、「下の子のほうがお母さんに可愛がられていて寂しい」という気持ちになったこともあります。長男もそう思うことがあるだろうと覚悟しつつ、なるべく寂しい気持ちにさせないようにしようと、下記の取組みを行っています。
・なるべく長男を優先する
→多少、下の子が泣いても、長男を優先します。心情的には小さくて弱々しい下の子を優先したくなりますが、「多少は泣いたほうが肺が強くなる」と自分に言い聞かせて、なるべく長男の要望をとりいれます。オムツ替えのタイミング、食事、絵本、寝かしつけなど。
ここで長男が「お母さんは次男のことばかり」と感じてしまうと、見ていないところで次男をいじめたりしかねないと思うので、長男を満足させることが結果的に次男のためにもなっている、と思うようにしています。
・抱きしめて「長男くんが大好き」と言う
→これはいつかTwitterで見かけたことを参考にしているのですが、「脈絡もなく抱きしめて、大好きと言うことによって子どもの情緒が安定した」というのです。
なにかを上手にできた、してくれたことへのご褒美ではなく、「脈絡もなく」というのがポイントだなと思ったので真似しています。(無条件の愛)
日中、手が空いたときにも実施しますが、特に寝かしつけの時に「お母さんは長男くんのことが大好き」と言いながら抱きしめてなでなですると、明らかに照れて喜んでいます。
これを次男妊娠期から最近まで不定期に実施していたところ、最近になって長男が「長男くんは、お母さんがだいしゅき」というとんでもなく可愛いセリフを自発的に言い始めたので、大変嬉しいです。「お願いもう一回言って」と頼んで動画も撮らせてもらいました。
・次男の育児を手伝ってもらう
→保育園の異年齢育児の一環で、大きい子が小さい子の面倒を見ることがあるそうなので、家庭でも「小さい子の面倒をみたい」という欲求を満たすようにしています。
次男に離乳食を食べさせてあげる、次男のオムツ替えの時に新しいオムツを持ってきてもらう、次男を入浴させるときに浴室のドアを長男に開けてもらうなど、小さいことですが、いちいち「ありがとう、本当に嬉しいわ~」と長男に御礼を言っています。
実際は長男に手出しされると面倒が増えることもありますが、次男を可愛がる→お母さんが嬉しい、という繰り返しで長男が「自分も家族の一員としてお手伝いをしている」感覚を持ってくれると良いなと思っています。
まだまだ息子たちが「2人で一緒に遊ぶ」のは難しそうですが、今の2歳長男をみていると、長男が4歳、次男が2歳くらいになると2人で何かを一緒に遊べるようになるのかな…と期待しています。まあケンカもしそうですけどね!
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