おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

選挙の話も政治の話も気軽にしていきたい

前回のブログには多くの方から反響をいただきました。

www.shiratamaotama.com

 

 

選挙の話をするのは勇気が要ります

実はこの内容を発信するのは結構勇気が要りました。

・私は別に政治の専門家ではない

→特に私のFacebookの友人には政治を専門に研究されている方々がいるので、そういう人たちがこの内容を読んだら、分析が浅くて話にならんと思われるだろうなと思って。

・政治家の名前を具体的に挙げて評価すると、政治家ご本人やその支援者の方々から反応がある

→今回は基本的に良い評価をした人の名前しか挙げていませんが、それでも色んな反応がありました

・部分的な情報しか比較検討できていない自覚がある

→ただでさえ家事育児仕事で時間がない中、睡眠時間を多少犠牲にして東京の選挙区の候補者の公式サイトを読み比べ、演説の動画を見ました。時間があれば、党公約と読み比べてどこが候補者の独自の政策や理念なのかを分析したり、候補者のこれまでの実績をちゃんと確認したりしたかったです。でもそこまでは時間不足でできませんでした。

 

気軽に選挙の話ができる雰囲気であってほしい

それでもこの内容をあえて発信したのは、

・政治の専門家ではない一市民が、自分はこういう理由でこの候補者に投票したい!と気軽に言える雰囲気であってほしい

・投稿を見た人が、追加で情報をくれたら嬉しい

・投稿を見た人(特に子育て世帯)が、自分だったらどの政策を重視して、どの候補者に入れるかな…と考えるきっかけになってほしい

・そして私も、情報発信者としての責任感から、今回自分が名前をあげた人たちの動向を継続してフォローするようになる

というところです。

 

ありがたいことに、ほとんどの反応は暖かいものでした。

Twitterで「支援RT」してくれた方もいたし、追加で情報をくれた方もいました。

嬉しいなあと思っています。

 

いただいたコメント(一部)を共有します

ご本人からのコメント・リプライ

 

 

子育て世代が子育て政策を重視しないと、誰も重視してくれない

 

有用な情報提供

まつばらさんがイベルメクチンを推している、初耳でした!

調べたら、質問主意書も出されてますね。

イベルメクチンの承認に関する質問主意書

私は感染症の専門家ではないのでイベルメクチンについては語りませんが、少なくとも現段階ではコロナへの有効性は確認されていないと認識しています。

president.jp

 

東京3区の候補者の中で子育て政策を重視するならまつばらさんだと思いますが、感染症対策におけるイベルメクチンデマを大きな問題と考えている有権者はまつばらさんには投票できないかもしれないですね。(全ての政策で推せる政治家はなかなかいないと思っています。どの政策を重視するのか、比較・消去法で選ぶしかないこともあるので)

 

政策に掲げるだけじゃダメ

これはFacebookでいただいたコメントの一部です。

政策に掲げるだけで、全く活動や超党派の勉強会にも参加していない議員のなんと多いことか。
長島昭久(東京18区)は安全保障分野における第一人者ですが、子供のための政策に真剣に取り組んでいる議員です。

 

母親・父親だから子育て政策に強いわけではない

こんなコメントもいただきました。

そうなんですよね。「○児の母」「○児の父」とアピールする政治家は結構いますが、どのくらい家庭内で子育てを担ってきたのか、子育て政策をどのくらい重視しているのか、というのは子供の有無や子供の数では測れません。

 

公務員をしている友人からの超長文メッセージ(許可を得て転載します)

某中央官庁で働いている友人が、私のブログを読んでアツいメッセージをくれました。私の名前だけ隠して、あとは全文をそのまま転載します。

個人的には「意外と各議員ともSNSの声はチェックしている」「自分の選挙区で選んだ議員に、選んでくれた有権者は子ども政策に関心がある人達だったんだ、という認識を持ってもらえれば、意外と尽力している」という辺りは是非とも広めたいなと思いました。

(おたま)ちゃんのブログ、大変参考になりました。
公務員側としては、非常に興味深く読みました。
より子育て政策を実行に移してもらいたい、という観点から考えた場合、実際に公務員側で対応していて思うところとしては、2期目以上になる議員については、どの委員会に所属しているのか、子ども関係の超党派の議連に入っているか、主意書を出しているか等を見るというのもありだと思います。
ちょっと長々と書いてみるので、見方の一つとして、そういうのもあるんだな、程度で参考にしていただけたらと思います。

議連は本人の希望で所属できるところではありますが、どの委員会に所属するかは必ずしも議員本人の意向に完全に沿ったものになるかは不明です。主意書は会期中であれば議員はいつでも出せます。ただ、主意書は、野党や若手与党議員のような、国会で質疑に立つ機会が少ない議員の質問手段であることが多いため、与党の一定以上の当選回数の議員、野党の質疑に立つことが多い議員など、国会で直接質問する機会が多ければ出さないことも想定されるため、やや偏りがある点に注意。また、所属委員会については、当選後の組み替えで現在の所属と変わってしまう可能性がある点も留意が必要ではあります。子ども関係の施策が議論されるのは、主に厚労委員会、文科委員会、内閣委員会です。
そういった点で、この人に投票する、を見てみました。
1区 小野大輔 国政初参加なので、熊本県副知事としての実績面を見た方が良さそう
 くまもと子ども・子育てプラン(2015~2019年度)の実施状況が、第2期プランの冒頭に。https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/35/91447.html
2区 松尾明弘 総務委員会。主意書見当たらず。
3区 松原仁 決算行政監視委員会、拉致特委。主意書件数は多いものの、子ども関係の主意書はほぼ見当たらず。本人の関心の中心施策は子ども以外ではないか。
4区 平将明 内閣委理事。「こども・若者」輝く未来創造本部 常任幹事などもしており、党内での発言権もありそう。主意書は最近出してない。
5区 田淵正文 国政初参加のため、参考情報なし。
6区 碓井梨恵 国政初参加のため、参考情報なし。
7区 長妻昭 厚生労働委員会。立憲子ども・子育てPTに所属し提言等を実施。国会での子ども関係質問もあり。
8区 吉田晴美 国政初参加のため、参考情報なし。
9区 南純 国政初参加のため、参考情報なし。
10区 鈴木隼人 外務委員会。外務政務官。主意書なし。育menサミットの活動停滞中、Youth Aid Japan活動実態不明、貧困対策と言いつつ子貧困議連に所属している等の記載なし。
11区 阿久津幸彦 外務委員会。子ども関連の主意書なし。
12区 池内さおり 内閣委・法務委(2017年以前)。国会での質問時に子ども関係質問あり。
13区 北篠智彦 国政初参加のため、参考情報なし。
14区 松島みどり 外務委。科技特委。党女性活躍WG座長。(女性活躍の観点からの子育て政策という意味では発言権ありと思料)国会での質問時に青少年関係等質疑あり。
15区 金澤ゆい 国政初参加のため、参考情報なし。
16区 水野もとこ 国政初参加のため、参考情報なし。
17区 円より子 長らく落選のため、参考情報なし。

結局は自分の選挙区で選ぶしかなく、自分の選挙区には子ども政策に関心の強い議員や中心的に活動している議員があまりいない、ということもあろうかと思います。また、当たり前ですがこれらを重視しすぎると新人議員が不利になります。一方で、自分の関心のある政策について、現在議員であるにもかかわらず、普段の活動で特段のアピールがなかったり、尽力が見られなければ、その人は引き続き別の専門分野(関心分野)で国政の舞台を渡り歩いていく可能性が高いので、子ども政策の観点で得票した、という認識は薄い可能性もあり、そうだとすれば逆に新人候補にかけてみよう、という判断もあると思います。本人の活動にかかわらず子ども関係政策の考え方が近い政党の議員を選ぶのも良いかもしれません。
意外と各議員ともSNSの声はチェックしているので、選挙区ではなくても子ども政策に熱心な議員のSNSにコメントしてみるというのもありかもしれないですし、自分の選挙区で選んだ議員に、選んでくれた有権者は子ども政策に関心がある人達だったんだ、という認識を持ってもらえれば、意外と尽力しているように見えます。
一般的には、SNSで議員にコメントつけるというのはなかなかしにくいだろうとは思いますが。。
以上、雑駁で読みづらい文章で申し訳ないですが、ブログがおもしろかったので考えてみました。

 

同友人から、こんなサイトも教えてもらいました。

主意書とか国会質疑とか、なかなか検索しにくいと思うけども、このサイトはなかなか分かりやすい方かも。

菅原琢先生が作ったサイトですね!ありがとう!!

kokkai.sugawarataku.net

 

ありがとうございました

多くの方から暖かいメッセージをいただき、とても喜んでいます。

しつこいですが、選挙、いきましょうね!

選挙当日も期日前投票も、とにかく手ぶらで投票できますよ!!!

 

【追記:選挙の結果】

私たちが選んだ候補者の当落

ユカカさんが一覧にしてくれました。ありがとうございます!

 

ヤシノミ作戦(選択的夫婦別姓&同性婚)の結果

半分は落とせたものの、落ちた候補の約4割が比例復活したようです。

note.com

 

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