おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

子どもについてほしい職業

キッザニアってご存知ですか?

リアルな職業体験ができることで有名なテーマパークで、日本では東京と兵庫にあります。

3~15歳のこどもを対象にした、楽しみながら社会のしくみが学べる「こどもが主役の街」です。約100種類の仕事やサービスが体験できます。

(引用:キッザニア(KidZania)オフィシャルサイト|こども向けの職業体験型テーマパーク

国の名前「キッザニア」は、「こども達」というドイツ語を短くした「キッド」、「〜の国」を意味するラテン語の「アニア」、2つの言葉を「楽しい」という意味の「ザニイ」の「z」でつないでできた言葉です。
「楽しいこども達の国」という意味がこめられています。

(引用:キッザニアストーリー|【公式】キッザニア東京(KidZania Tokyo)

私はまだ行ったことがありませんが、2歳次男が3歳になったら息子たちを連れて行ってみたいなと思っています。

 

キッザニアの日韓比較が面白い

さて、『韓国社会の現在』という本に書かれていた、キッザニアの日韓比較がずっと頭に残っています。

小学生に大人気の「キッザニア」という職業体験型テーマパークがある。キッザニアはメキシコ発祥の施設で、世界19ヵ国で展開している。韓国と日本のキッザニアでは体験できる「お仕事」に、顕著な違いがみられる。

(『韓国社会の現在』p183より引用)

 

韓国のキッザニアにはあるが日本のキッザニアにはないお仕事:国家代表選手、難民支援機関スタッフ、外交官、国税庁公務員、考古学者

日本のキッザニアにはあるが韓国のキッザニアにはないお仕事:花屋、ソーセージ職人、消防士、ボイラーエンジニア、修理工、自動車整備工、車両整備員、バスガイド、ガソリンスタンド店員、ガードマン、コールセンター、宅配ドライバー、せっけん工場や鉛筆工場の工員

 

日本のキッザニアには、いわゆるブルーカラーの職業が多い、と筆者は指摘します。

日本にあって韓国にないお仕事は、小学生の子どもが楽しんで体験できそうなものばかりだが、韓国の母親は「子どもに就かせたい仕事でないと意味がない」「下手に興味を持たれても困る」「こんな職業体験だったら高い入場料を払ってまで別に行かせたくない」とにべもない。

(『韓国社会の現在』p183より引用)

 

背景には、韓国では企業規模により処遇水準に大きな格差があること、職業威信の序列が韓国社会に広く内在化されていること、儒教の影響で技術職を下に見る価値観が根強いこと、などがあるそうです。

この韓国の母親たちの言葉、なかなか強烈だな…と思いました。私は今のところ上記の3つの言葉いずれにも同意しませんが、でも同じような気持ちを自分も持っているのではないか?と自問自答しています。

 

3歳長男の「大きくなったらやりたいこと」はブルーカラーが多い

3歳長男は「大きくなったらバスの運転手になる」とか「消防士になりたい」とか言うことが多いです。幼い子どもが「面白そう」「やりたい」と思う仕事は、ブルーカラーであることが多いような気がします。※消防士という職業がブルーカラーと定義されるかどうかについて私は詳しくありませんが、ホワイトカラーとブルーカラーの間の「グレイカラー」と書いてある文献もあるようです

そして私が長男に対して「いいね、バスの運転手さんかっこいいじゃん」とか「そっかー、消防士さんになるにはいっぱいご飯を食べないとね」とか言いながらも、長男のこうした発言に対してなんとも言い難い気持ちを抱いていることを、この本を読んでいて認識させられました。

 

私の本音

職業に貴賎なし、子どもがやりたいことをやってくれればいい、という気持ちはもちろんあるのですが、できれば危険でない職業についてほしいし(息子が消防士になったら毎日心配しそう…)、給料の高い仕事、社会的地位の高いとされる職業についてほしいという気持ちもたぶんあると思います。

できれば世の中に新しい価値を生み出す人になってほしい、クリエイティブな仕事をしてほしい、という気持ちもあります。

ちゃんと睡眠時間が確保できて毎日美味しいご飯を家族と一緒に食べられるホワイトな働き方をしてほしい気持ちもありますし、寝食を忘れて仕事にのめり込むような経験も(人生の一時期では)してほしいです。

もっと言えば、若いうちはどうしても消費者として情報に接する機会の多いBtoCの会社に関心を持ちがちだけど、世の中にはBtoBですごく面白いことをしている会社もあるよ…とか。

 

子どもの進路に必要以上の口出しをしたくない

上述したような私の気持ちは長男にも次男にも伝えたことはありませんが、子どもは本当に親の考えていることを敏感に感じ取るので、いつかばれてしまうんだろうとも思っています。

私は絶対に子どもの進路に口を出したくなるタイプの母親なので、自覚して、必要以上の口出しをしないようにしたいです。

以前、『われらの子ども』という本を読んでいたら、米国の豊かな親の子育ての例がたくさん載っていました。私が是非マネしたいと思っているのが、「息子が医療系の道に進もうか決めかねているときに、何をすべきかと述べるのではなく、医療系の仕事に就いている人々と話をしたり、6週間のセミナーの出席できるよう取りはからった」という親の話です。親が直接アドバイスをするのではなく、「親以外の大人」による助言がとても大事で、そのためには親の人脈がとても大事だとも書いてありました。

※『われらの子ども』が名著すぎて超長文のブログを書いたことがあるので、関心ある方はどうぞ。

www.shiratamaotama.com

 

まだ息子たちは2歳と3歳なので、大きくなったら〇〇になりたい!の〇〇はころころ変わります。

でも、〇〇になりたい!と言ったら親は応援してくれるんだと思っていて欲しいし、必要なときには〇〇について一緒に調べたり、〇〇をしている人に会いに行く機会をつくってあげたりしたいなと思っています。

〇〇がなんであれ、「〇〇はやめておきなよ」という発言はしないぞ、と思っています。

 

おまけ:キッザニアには是非行きたいです

ものすごく余談ですけど、キッザニアの「ソーセージ職人」ってすごく面白そうですね。私もやってみたい。

息子が将来一流のソーセージ職人になってくれたら…それはなんだかとっても楽しそうだな…と思ったりもします。

 

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