おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

スイカ割の代わりにリンゴ割をした話

先日、3歳長男が保育園でスイカ割をしたそうです。ただ、長男はシャイなので「見てるだけ」だったとのこと。

 

私と保育士さんの会話

保育士さん「長男くん、スイカ割の棒を渡そうとしたら『やらない』と言ってましたよ」

私「ああー、注目を浴びるの苦手ですもんね」

保育士さん「MくんとかYちゃんは大喜びで目隠しもつけて割ってましたけど、やりたくない子も何人かいたので無理はさせず。もちろん割れたスイカはみんなで食べました」

私「さすがMくんYちゃん。目に浮かぶようです」

保育士さん「ちなみに長男くんは『おうちでやるからいい』とも言ってました」

私「えっ、そうなんですか」

 

私と長男の会話

私「長男くん、保育園でスイカ割したんだって?」

長男「うん!K先生とMくんがぱっかーんって割ったんだよ」

私「長男くんは割らなかったの?」

長男「うん。だって怖かったから」

私「そっかー」

長男「長男くん、おうちでやりたいなー」

私「そっかー、じゃあおうちでスイカ割しようか」

長男「する!」

 

9月に丸ごとスイカは買えない

しかしですね、さすがに9月になってしまったので、丸ごとスイカが見つからないのです。スーパーを3軒回りましたが、カットされたスイカしかありませんでした。

苦肉の策で、リンゴ割をすることにしました。なかなか楽しかったです。

 

初めてのリンゴ割

丸ごとリンゴを用意します。下に新聞紙をひいて、ラップを巻いた棒でたたいてみます。が、割れません。 

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保育園でもスイカがなかなか割れなくて最後は包丁で切れ目を入れて割ったそうなので、我が家でもリンゴに包丁で切れ目を入れてみました。完全に切らず、底のほうが1㎝くらいつながった状態です。これは夫の手。

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割れました!長男も次男も大喜びです。 

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ちなみに長男は家でリンゴ割をするときも、いざ棒を持たそうとしたら「やっぱりいい」と言っていました。そこでまずは夫と次男がリンゴを棒で何度か叩いて「割れないなー」と笑って、夫が長男に再度「やってみる?」と聞いたら「うん」と。

一度叩いたら楽しかったらしく、長男は何度もリンゴをたたいていました。最後に割れたときは歓声をあげていました。良かった良かった。

 

なお、棒にはベビーチェア付属の棒を使いました。保育園では棒にラップを巻いてスイカ割をしたと聞いていたので、我が家でも棒にラップを巻いて使いました。

 

スイカ割できない気持ち

今回、保育士さんから「長男くんは『やらない』と言ってました」と言われたとき、私の頭に浮かんだのは昔の自分でした。

・みんなが盛り上がっている時に、なんとなく勇気が出なくて参加できない

・ちょっとやってみたい気持ちはあるけど、みんなの注目が自分ひとりに集まるのは怖い

・上手に割れなかったらどうしようと思うと挑戦できない

・スイカが割れてみんなで食べているときに「あーあ、スイカ割してみたかったな」と思う

 

まあこれは私の想像でしかないので、もしかして長男は本当に興味がなくてやらなかっただけかもしれないのですが。

でも長男が「おうちでやりたい」と言ったのは、保育園ではできなかったけど、やっぱり棒をもってスイカを叩くのをやってみたかったんだろうな、と思いました。

 

引っ込み思案な子どもだった私に似ている気がする

長男のシャイで慎重なところ、小さい頃の私にそっくりです。

私は小さい頃、とても引っ込み思案な子どもでした(今の私を知る友人からは「想像できない」と言われます)。たとえば私は幼稚園のお遊戯会でいっさい踊らずにステージ上で立ち尽くす子どもだったそうで、母はそれなりに心配していたとのこと。幼稚園の先生からは「おたまちゃんは完璧主義なので、絶対に上手に踊れる自信がつくと躍ってくれるんです」と言われたそうです。

下手でも間違えても楽しそうに踊る子って可愛いじゃないですか。スイカ割だって、うまく割れなくても目隠しをして棒でスイカを叩いて「あれー、割れないぞ」とか笑っている子は可愛いですよね。でも私はそういうタイプの子どもではなかったし、長男も今のところそういうタイプの子どもではありません。(なんとなく次男はそういうタイプの子どもだと思います。子どもらしい子どもというか、失敗を恐れずになんでも挑戦するタイプ。)

長男が早生まれなのももしかして関係あるかもしれませんが、私は6月生まれなのにこんな感じだったので、生まれ月が早ければ積極的な性格になるというものでもなさそうですね。

私は小学生の頃に「性格的な声変わり」があって(この表現いいですね>友人)、一気に積極的な子どもになっていきました。これはそのときのクラスの雰囲気とか自分の気持ちの変化とかいろんなものが複合した結果なので、「こうすれば必ず積極的な子どもになる」という方法は私にも分かりません。

長男もいつか「性格的な声変わり」をする日が来るのかもしれないし、ずっと慎重な性格なのかもしれません。

 

とりあえず今回は、せっかく長男が「おうちでやりたい」と言ってくれたので、スイカではないものの「リンゴ割」を楽しめて良かったなあと思います。

 

 

【2020年9月22日追記】 

後日談:スイカ割もしました

草津温泉に旅行に行った帰り道、農産物直売所で丸ごとのスイカを発見しました。やったー!

念願のスイカ割もできて、長男はとても嬉しそうでした。

 

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