第三子、ほぼ完全母乳で生後一か月を迎えました。
新生児、1日に30gは体重増えていて欲しいですね〜とのことで体重計測してもらったら1日44g増えている計算になり素晴らしい👏
— おたま@男子三児の母 (@otamashiratama) June 22, 2025
今のところ完母なのでこの素晴らしい体重増加は私の母乳の成果物ではあるんだけど、私の1日3食を作っているのが完全に夫なので夫の成果物でもあると思う。
突然の痛み
うんうん、順調~と油断していたところ、ある日突然の痛みに襲われました。
左の胸がずきずきと痛むのです。なんだこれ…と触ってみると、硬い石のようなしこりと、発熱したような熱さ。
あっこれはもしかしてうわさに聞く「乳腺炎」というやつでは…??
乳腺炎(にゅうせんえん)
乳腺炎とは乳腺に炎症が起こり、乳房の一部に圧痛、熱感、腫れなどの病変がみられる病気です。乳房の症状以外にも、38.5℃以上の発熱や悪寒、インフルエンザ様の体の痛みなどの全身症状がみられることもあります。
乳腺炎は授乳中の女性であれば誰にでも起こる症状です。発生頻度には幅があり、約2~33%程度といわれています。産後6週間以内に起こることが多く、特に産後2~3週間にもっとも起こりやすいといわれていますが、授乳中のどの期間にもみられることがあります。
この時点では私の体温は37.3度。微熱という感じです。
しかし痛い。痛みは徐々に増し、しばらくすると「歩くと振動で痛い」「しゃべると痛い」「食べ物を噛むと振動で痛い」レベルになってきました。
体温も上がってきた感覚があり、測ってみると38.5度。うわあ。
倦怠感も強く、悪寒で体が勝手に震えだし、これはやばいと思いました。病院に行くべきか…?でもこの日は日曜日。そして病院にいってもできることはまずは乳房マッサージ(痛いらしい)と、ひどい場合には治療薬(解熱鎮痛薬や抗菌薬)の処方なわけですよね。うーん。
まずはセルフケアで1日頑張ってみて、症状が改善に向かうか試してみようと決意しました。ダメなら翌日病院にいこう…。
やったこと
・とにかく頻回授乳(これが一番大事)
・頻回授乳の合間にとにかく休息、睡眠(母体の疲労も一因らしいので)
・適度に冷やす(保冷剤にタオルを巻いて患部にあてる)
・授乳の角度をいろいろ変える(常に同じ姿勢で授乳していると、うまく飲めない部分がでてきて詰まるらしいので)
・水分は適度にとる、腕を回して血流をよくする
・授乳中に、しこりの部分を押す(つまりの解消を促す)
やらなかったこと
・キャベツ湿布(←これ、検索すると本当に出てくるんですが、産婦人科医の宋先生が「野菜を使う民間療法は感染症のリスクがあるからやめなさい、冷やすなら保冷剤を使うべき」と仰っていた記憶があり)
・食べ物の制限(←乳製品をとると詰まるとか言われる方がいるそうですが、これも特に根拠はないとのこと)
・搾乳(←これは本来は正しい対処法です。私も搾乳機を準備はしました。が、意外と0歳児が頻回授乳につきあってくれたので、結局搾乳機の出番はありませんでした)
結果
1日で症状は改善に向かい、2~3日でしこりと炎症もほぼ解消されました。
よかった…!
ちょうど健診で産院にいく予定があったので、乳腺炎発症から3日目で助産師さんに会うこともできました。
助産師さん「それは大変でしたね…でも対処法完璧です、100点です、ほぼ治ってますね」
私「ありがとうございます!」
助産師さん「今後の予防という観点からは、普段から色んな角度で授乳するようにするのと、授乳の間隔があきすぎないようにするのが大事ですね」
私「わかりました…確かに、つい面倒でいつも同じ抱き方で授乳してました。反省してます」
助産師さん「もし症状がまた強くなったりしたらいつでも電話してくださいね」
私「はーい」
反省と自画自賛
上の子たちのときは乳腺炎を経験しなかったので、どこかに「私は乳腺炎にはならない」という思い込みがあったような気がします。
反省しました。
しかし乳腺炎になったこともないのに「正しい対処法」が私の頭にあったのはなんでだろう…と思うと、上の子たちのときに授乳についてまともな本を一冊読んでいたことと、産婦人科や小児科の先生方を普段からTwitter(X)でフォローして乳腺炎についてもご発言(民間療法や迷信が多いことへの懸念など)を読んでいたことが功を奏したような気がします。
私がフォローしている先生方の投稿、ご参考まで
「母乳育児中の母親がお腹にガスを溜めやすい食品を食べると、赤ちゃんもガスが溜まりやすくなる」という言い伝えがあるようですが、根拠が乏しいので気にしなくて良いです
— Dr. KID (@Dr_KID_) May 19, 2024
新生児の母乳が足りているか不安になることもあるかもしれません
— Dr. KID (@Dr_KID_) August 4, 2024
目安として
・おしっこの回数が1日に7〜8回程度
・健診の時に体重が順調に増えてる
・前の写真と比べて顔が丸くなってる
などを目安にすると良いでしょう
それでもご心配な方は、赤ちゃん用の体重計を購入するのも選択肢の1つです
NHKのあさイチキャベツ特集、乳腺炎の人がおっぱい冷やすのにいいとか紹介されてたみたいだけど、生のキャベツでリステリアという菌に感染することもあって死人も出るから全くオススメしない。https://t.co/wTublEfjEF pic.twitter.com/hBoxjjCQJg
— タビトラ (@tabitora1013) March 23, 2016
【過去記事紹介】鬱滞性乳腺炎(乳汁うっ滞)を無理矢理自宅で治した話 https://t.co/iMnNGTPBQ6
— 相川晴(HAL) (@halproject00) January 8, 2020
今回は産休があけたら育休を取らずに職場復帰予定なので、乳腺炎にならないように適宜搾乳しつつ母乳育児をなるべく続けられるよう頑張る予定です!
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