おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

初めての乳腺炎

第三子、ほぼ完全母乳で生後一か月を迎えました。

 

 

突然の痛み

うんうん、順調~と油断していたところ、ある日突然の痛みに襲われました。

左の胸がずきずきと痛むのです。なんだこれ…と触ってみると、硬い石のようなしこりと、発熱したような熱さ。

あっこれはもしかしてうわさに聞く「乳腺炎」というやつでは…??

 

乳腺炎(にゅうせんえん)

乳腺炎とは乳腺に炎症が起こり、乳房の一部に圧痛、熱感、腫れなどの病変がみられる病気です。乳房の症状以外にも、38.5℃以上の発熱や悪寒、インフルエンザ様の体の痛みなどの全身症状がみられることもあります。

乳腺炎は授乳中の女性であれば誰にでも起こる症状です。発生頻度には幅があり、約2~33%程度といわれています。産後6週間以内に起こることが多く、特に産後2~3週間にもっとも起こりやすいといわれていますが、授乳中のどの期間にもみられることがあります。

引用:乳腺炎について | メディカルノート

 

この時点では私の体温は37.3度。微熱という感じです。

しかし痛い。痛みは徐々に増し、しばらくすると「歩くと振動で痛い」「しゃべると痛い」「食べ物を噛むと振動で痛い」レベルになってきました。

体温も上がってきた感覚があり、測ってみると38.5度。うわあ。

倦怠感も強く、悪寒で体が勝手に震えだし、これはやばいと思いました。病院に行くべきか…?でもこの日は日曜日。そして病院にいってもできることはまずは乳房マッサージ(痛いらしい)と、ひどい場合には治療薬(解熱鎮痛薬や抗菌薬)の処方なわけですよね。うーん。

まずはセルフケアで1日頑張ってみて、症状が改善に向かうか試してみようと決意しました。ダメなら翌日病院にいこう…。

 

やったこと

・とにかく頻回授乳(これが一番大事)

・頻回授乳の合間にとにかく休息、睡眠(母体の疲労も一因らしいので)

・適度に冷やす(保冷剤にタオルを巻いて患部にあてる)

・授乳の角度をいろいろ変える(常に同じ姿勢で授乳していると、うまく飲めない部分がでてきて詰まるらしいので)

・水分は適度にとる、腕を回して血流をよくする

・授乳中に、しこりの部分を押す(つまりの解消を促す)

 

やらなかったこと

・キャベツ湿布(←これ、検索すると本当に出てくるんですが、産婦人科医の宋先生が「野菜を使う民間療法は感染症のリスクがあるからやめなさい、冷やすなら保冷剤を使うべき」と仰っていた記憶があり)

・食べ物の制限(←乳製品をとると詰まるとか言われる方がいるそうですが、これも特に根拠はないとのこと)

・搾乳(←これは本来は正しい対処法です。私も搾乳機を準備はしました。が、意外と0歳児が頻回授乳につきあってくれたので、結局搾乳機の出番はありませんでした)

 

結果

1日で症状は改善に向かい、2~3日でしこりと炎症もほぼ解消されました。

よかった…!

ちょうど健診で産院にいく予定があったので、乳腺炎発症から3日目で助産師さんに会うこともできました。

 

助産師さん「それは大変でしたね…でも対処法完璧です、100点です、ほぼ治ってますね」

私「ありがとうございます!」

助産師さん「今後の予防という観点からは、普段から色んな角度で授乳するようにするのと、授乳の間隔があきすぎないようにするのが大事ですね」

私「わかりました…確かに、つい面倒でいつも同じ抱き方で授乳してました。反省してます」

助産師さん「もし症状がまた強くなったりしたらいつでも電話してくださいね」

私「はーい」

 

反省と自画自賛

上の子たちのときは乳腺炎を経験しなかったので、どこかに「私は乳腺炎にはならない」という思い込みがあったような気がします。

反省しました。

 

しかし乳腺炎になったこともないのに「正しい対処法」が私の頭にあったのはなんでだろう…と思うと、上の子たちのときに授乳についてまともな本を一冊読んでいたことと、産婦人科や小児科の先生方を普段からTwitter(X)でフォローして乳腺炎についてもご発言(民間療法や迷信が多いことへの懸念など)を読んでいたことが功を奏したような気がします。

 

私がフォローしている先生方の投稿、ご参考まで

 

今回は産休があけたら育休を取らずに職場復帰予定なので、乳腺炎にならないように適宜搾乳しつつ母乳育児をなるべく続けられるよう頑張る予定です!

 

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