おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

まだ終わらないイヤイヤ期、私と3歳次男の会話記録

この日のきっかけは、3歳次男のシートベルトを私が無断で外したことでした。

 

自宅の駐車場でイヤイヤのスイッチが突然入る

私「はいおうちに着いたよー、降りようね」(シートベルトのバックルを外す)

次男「おりない」

私「え、なんで」

次男「おりない!!!(泣き叫び)」

私「シートベルトもう一回付けようか?次男くんが自分で外したかった?」

次男「うぎゃあああ(泣き叫び)」

私「そっか、とりあえず何か嫌なことがあったんだね」

次男「うぎゃあああ(泣き叫び)」

私「じゃあお母さん荷物置いてくるからちょっと待ってて…」

 

ああ、またやってしまった…

次男はシートベルトを自分で外したい時と、お母さんに外して欲しい時があります。幼児の謎のこだわり…

シートベルトを外す前に「お母さんが外していい?」と確認することが多いのですが、この日はうっかり確認をし忘れました。最近はこだわらないことが多かったので油断していた…。

 

とりあえず長男を家に入れる

私「次男くんが大変なことになってるからさ、長男くんは玄関でお靴脱いで待っててよ」

4歳長男「うん」

私「お母さんが次男くん抱っこで連れてくるから」

長男「待ってる」

 

大泣きで暴れる次男

私「お待たせーってうわあ」

次男「うぎゃああ(大泣き)」

私「どうしたの、お母さんに置いていかれたと思ったの?」

次男「うぎゃあああ」

私「玄関に荷物置いてすぐ戻ってきたでしょう、ほら抱っこしてあげるからおいで」

次男「うぎゃあああ」

私「抱っこされたくないの?」

次男「うぎゃあああ」

私「痛い、ちょっと蹴らないでよ」

次男「うぎゃあああ」

私(ああーどうしよう、でも今日はあとお風呂入って夕飯食べれば良いだけだし、とことん付き合うか…)「よし、じゃあ抱っこします」

次男「うぎゃあああ」

 

ビチンビチンと暴れるマグロのような次男を抱えて玄関に入ります。3歳児15kg、結構重い。

 

イヤイヤとワンオペの相性は最悪

本当はこういう時、大人がもう1人いると助かるんですよね。イヤイヤモードに突入してしまった子どもも、対応する大人が変わると気分が変わったりするので。

家に私も夫もいればバトンタッチすることができるんですが、この時は夫がまだ帰宅してなかったので私が1人で対応せざるを得ず。。

 

玄関から脱走する次男

次男を抱えて玄関に入り、とりあえず次男を降ろして玄関のカギを閉めて一息ついたのも束の間。次男が勝手にカギを開けて玄関の外に脱走してしまいました。

 

次男「うぎゃあああ」

私(げっ、この子いつのまにか玄関のカギに手が届くようになったのか…どうする…まあうちの敷地内にいる分には良いけど、車道に飛び出されたら困るよなあ…でも玄関ドアのすぐ前で泣いてるから下手にドアを開けないでここで待つか…。次男が玄関ドアを離れる気配がしたら即座にでられるように即応態勢を取らねば…)

長男「どうする?」

私「どうしようねえ。長くかかりそうだから、長男くん先に洗面所で手を洗ってさ、中で遊んでていいよ」

長男「手洗ったら、テレビ見ていい?」

私「いいよー」

 

これは近所迷惑…

さーて、長丁場を覚悟してとりあえず玄関内で待機します。

大泣きする次男の声が近所中に響き渡っています。さらに家のドアを蹴る次男。

私(うーん、近所迷惑…。でもまあ18時だし、寝ている人はいないかな…。警察とか児相を呼ばれたらどうしよう。どうしようといっても、状況を素直に説明するしかないけど。外に追い出したわけではなく自分で勝手にカギを開けて出ていってしまった、無理矢理抱っこして家の中に入れるともっと興奮してしまうのでしばらく様子を見ていると。まあこういう時に虐待を疑って電話する人が多い社会の方が健全なのかもなあ。うちのご近所さんに電話しそうな人いるかなあ…ああ前にブログで虐待を疑われた時の話を書いたのいつだっけ…)

 

※いまブログ内を検索してみたら2020年7月に書いてました

www.shiratamaotama.com

 

頼りになる4歳長男

私(とりあえず今後の戦略を考えねば。夕飯の準備はまあどうにかなるし、お風呂だけとりあえずお湯を張ってくるか。しかし私が玄関を離れた隙に次男が敷地外に出たり悪い人にさらわれたりしても困るし…)

私「おーい、長男くん」

長男「なーにー」

私「お風呂のお湯入れるボタン押しておいてくれない?」

長男「はーい」

私「ありがとー!」

 

事前にお風呂を洗って栓をしておいた私、超偉い。そして長男が頼りになる!

 

泣き疲れてきた次男

次男「うぎゃああああ」ガチャ

そろそろ疲れてきたのか、次男が自分で玄関のドアを開けて中に入ってきました。

私「おかえり」

次男「おかあさんだいっきらい」

私(でたよ…地味に傷つくやつ…)

私「そっか、おかあさんだいっきらいって言いたくなるほど嫌なことがあったんだね」

次男(無言)

私「次男くん、何が嫌だった?お母さんが勝手にシートベルト外したのが嫌だったの?」

次男(無言で首を左右に振る)

私「お母さんが次男くんを置いて行っちゃったのが嫌だったの?」

次男(無言で首を左右に振る)

私「まだ車から降りたくなかったの?」

次男(無言で首を左右に振る)

私「抱っこしてあげようか?」

次男「しない!」私のスネを蹴る次男。

私「痛いよやめて」靴を履いた足でスネを蹴られるとさすがに痛い。

次男「おかあさんだいっきらい」

私(はいワンパターン!!!ボキャブラリーが!!!未熟!!!!!!)

 

計画性ゼロでとりあえずそれっぽいことをしゃべる私

私「あのさ、お母さんは今次男くんに蹴られてすっごく痛いし、嫌いって言われてすっごく悲しいけど、お母さんは次男くんを叩き返したりしないし、嫌いとも言わないよ。なんでだかわかる?」

次男(無言で首を左右に振る)

私(え、なんでだろう。しまった、戦略なしに言葉を発してしまった…)

私「それはね…、どんな理由があっても、人を叩いたり蹴ったりしたらいけないからだよ」

私(おお、それっぽいことを言ったぞ。いやここは「それはね、次男くんのことが大好きだからだよ」の方が良かったか…?)

次男(無言)

私「次男くんだって、叩かれたり蹴られたりしたら嫌でしょう?」

次男(無言で首を左右に振る)

私「え、叩かれたいの?」

次男「うん」

私「えっ…(どうしよう、どんな理由があっても叩かないと言ってしまった手前、本人が叩かれたいと言ったからと言って叩くわけにはいかないぞ。完全に話の方向性を見失った…どうしよう)」

 

ここで長男登場

長男「あのさあ」

次男「こないで!!!」

私「長男くん、今お母さんは次男くんとお話ししてるからちょっと待っててくれる?」

長男「うん」

私(おおー長男が素直!!!さすが4歳、場の空気を読んでいる…)

 

長男登場による会話の中断を良いことに、見失った話の方向性はとりあえず忘れることにしました。

 

とりあえずカギを閉めたい私

私(さて、とりあえず玄関のカギを閉めたいな…)

私「あっ、今ドアの鍵が開いてるじゃん?このままだと泥棒が入ってきちゃうかもしれないよね。次男くん、鍵を閉めてくれない?」

次男「やだ。おかあさんがしめて」

私「わかった。じゃあお母さんが閉めるね」 鍵をしめる私。

私「これで安心」

次男「かぎがあいたままだと、どろぼうさん入ってきちゃう?」

私「そうだね、もう閉めたから大丈夫」

次男「どろぼうは、悪いよね」

私「うん、泥棒は悪いね」

次男「どろぼうさん入ってきたらどうする?」

私「えーと、出て行ってくださいってお願いする」

次男「それでもでていってくれなかったらどうする?」

私「うーん、警察に電話するかな」

次男「けーさつ」

私「そう。110番ね。」

次男「あっパトカーあるよ!もってくる」←元気な声

私(うおー泥棒さんの話題で気分転換した!!!!泥棒さんありがとう!!!)「パトカー触る前に、手を泡で洗ってくださーい」

次男「わかった!」

 

いやー長かった!!!!

駐車場に車を止めてから、次男が泣き止んで手を洗うまでにかかった時間は25分ほどです。体感としてはもっと長く感じましたが…。

 

疲れました

これがイヤイヤ期というやつなのか、かんしゃくと呼ばれるやつなのか、正確な定義はわからないのですが、疲れました…。

でも一度も声を荒げず、手をあげず、基本的に穏やかな口調で対応し続けた私は本当に偉いなと思ったので、忘れないうちに書き起こしてみました。

2〜3歳児のイヤイヤに今日も振り回されている皆様、誠にお疲れ様です。

 

おまけ:イヤイヤを「受け入れる」のと「受け止める」のは違う

おまけとして、保育士さんの名言を貼っておきます。

 

 

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