3時間ほどの新幹線移動をしました。
指定席を3席とって、6歳長男+4歳次男+夫婦の4人で座りました。
途中で次男と夫がお昼寝体制に入ったので、6歳長男と私とでおしゃべりしたり、各自で本を読んだりしていました。
私は文庫本を読んでいたのですが、長男は自分の本を早々に読み終えてしまい、退屈してきた様子です。
長男と私の会話
長男「今どこ?」
私「んー?お母さんのスマホで地図を見てみる?えーと、Google Mapによると、今は○○だね。○県にいる」
長男「この青い丸が、今いるところなんだよね」
私「そう」
長男「動いてる…新幹線が頑張ってるから」
私「いつもより移動速度が速いよね」
長男「お母さんのスマホ、自分で持って見たい」
私「あー…いいよ。スマホから20cm以上目を離してみてね」
長男「わかった」
私は普段、子供の前でなるべくスマホを触らないようにしています。子供にスマホを貸すこともあまりありません。これはかなり珍しい展開です。
せっかくの機会なので、しばらく長男がスマホを触る様子を観察していました。スマホ画面を触って地図の縮尺を変えて試しているようです。世界地図レベルに地図を広げてから、また自分がいる位置まで拡大してみたり。真剣に遊んでいます。
川を探す遊び
私「その青いのが、水があるところなんだよね。これは湖で、これは川かな。窓の外を見ててごらん、もうすぐ大きめの川があるはず」
長男「ほんとだ!」
私「川の名前はなにかな…あ、○○川だね」
長男「こっちは海?」
私「そう。川から海につながってるんだね」
長男「また川がある」
私「じゃあ、川の場所まできたら教えてよ。一緒に本物の川を見つけよう」
長男「うん」
しばらく私は読書に戻ります。
長男「もうすぐ川だよ」
私「おっけー、じゃあ窓の外を見てみるか」
長男「川だ!!!」
私「川だね」
川は、Google Map上にはあるのに実際にはよく見えないこともあり、地図上の川が実際に見えるかどうか、それなりにドキドキしながら楽しめました。
しばらく川探しと、地図上でひらがなで読める地名や建物の名前を読んで満足していた長男。
ふと気づけば10分以上、ずっとスマホを見ている状態です。
休憩を提案する
私「スマホをずっと見てると目に悪いから、少ししたら休憩しようか。あと何分見たい?」
長男「じゃあ、あと2分」
私「おっけー、お母さんの腕時計を貸してあげるから、自分で2分測って」
長男「わかった。この針が2周したら2分だよね」
私「そう」
2分後
長男「2分経った」
私「じゃあ、スマホの横のそのボタンを押して、画面を消しておいて」
長男「ん」
長男「…休憩って、どのくらいするの?」
私「何分休憩したらいいと思う?」
長男「わかんない。3分くらい?」
私「じゃあ3分ね、なるべく窓の外の遠くをみておいて」
長男「うん」
休憩中に長男が言ったこと
長男「あのさ…自分のスマホがほしい」
私「(きた!!!!!!)へー。なんで?」
長男「お母さんとかお父さんのスマホだと、貸してって言わないと使えないし。自分のスマホだったら好きな時に見れるから」
私「なるほどね」
長男「あと、写真撮りたい。カメラ(=クリスマスプレゼントでもらった子供用のトイカメラ)は写真は撮れるけど、動画も撮りたいからスマホの方が良い」※トイカメラ、本当は動画も撮れます
私「なるほどね」
長男「だからスマホ買っていい?」
私「そうねえ、気持ちはわかる。自分のスマホがあったらできることが増えるよね。でも2つ情報をあげよう。ひとつ目は、お母さんが初めて自分の携帯電話を買ったのは、18歳の時だったということ。もうひとつは、スマホ依存症という、怖い病気があるということ」
ここで、手元でこちらのブログ記事を参照しつつ、スマホ依存症について長男にざっくり解説しました。書いててよかった、自分のブログ。
私「そんなわけで、お母さんは、小学1年生で自分のスマホを持つのは、早すぎると思ってる。遠くに習い事に通ったりして安全のためにスマホが必要な子もいるけど、君はそうじゃないでしょう。もし買うとしたらまずはパソコンかな」
長男「うーん…パソコンだと、写真撮れないじゃん」
私「そうねえ…まあ、この話はお母さんと君だけで決めるものでもないから、あとでお父さんにも相談しよう」
この後、夫が起きたので上記の話を共有したところ、「お父さんが携帯電話を買ったのは16歳の時だった」という情報が追加されました。
とりあえず初めての「スマホがほしい」発言だったので、おおこれは成長を感じるな…と思いつつ色々話した記録でした。
長男にはとりあえず、「いつかスマホを買う日が来たら、使い方のルールをしっかり決めて守らないといけない」「そのために、ルールを守れる人間であることを両親に信じてもらわないといけない」ということをなんとなく理解してもらえているといいな、と思っています。
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