おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

生理用ナプキンの代わりに子どものオムツを使えるのか

大前提として、2020年3月時点で日本では生理用品の供給は十分にあります。慌てて買いに行く必要はありません。

ただ、新型コロナウイルスの余波でマスクだけでなくトイレットペーパーやティッシュペーパー、そして生理用品やオムツが無くなるというデマが広がったため、一部店舗では一時的に買い占めなどで品切れになってしまったようです。

 

生理用品の品切れで困りました

 私が週末にいったドラッグストアでは、見事に生理用品の棚が空っぽでした。

 

オムツ、使えました

結論から言うと、子どものオムツは生理用品の代用品として十分使えるな、という感想を持ちました。私が使ったのはパンパースMサイズ(テープタイプ)です。

さすが肌触りは良いし、しっかり水分を吸収してサラサラを保ってくれるし、オムツって優秀だな、と思いました。生理用ナプキンと違ってショーツに固定するための両面テープがついていないのでズレるかなと懸念しましたが、意外と大丈夫でした。非常時の代用品としては十分なレベル。

私はこのあと近所のコンビニで無事に生理用品を入手したので、オムツで代用したのはたった数時間でしたが、これなら2日目の夜でも対応できそうだなと思いました。

(※男性の方へ:一般的に、生理開始から2日目に最も出血の量が増えます。生理用品のテレビCMで「2日目の夜も安心」などと言われるのは、寝ている間に大量に血が出ても服や布団を汚さないから安心、という趣旨です)

 

そもそもオムツとナプキンの違いはなに?

手元にあるパッケージを見比べてみました。素材としては、子ども用オムツのほうがだいぶ複雑な感じです。

 

生理用ナプキン(これです)

・上層:コットン、下層:ポリエチレン、ポリプロピレン

 

子ども用オムツ

・表面材:ポリオレフィン不織布、吸収剤:ポリエステル不織布、ポリオレフィン不織布、綿状パルプ、高分子吸水材、防水材:ポリオレフィンフィルム、止着材:粘着テープ、伸縮材:合成ゴム、結合材:ホットメルト粘着剤

パンパースです。パンパース公式サイトではオムツの材料について解説があります

 

また、ユニ・チャームのサイトでは尿ケア専用品と生理用品の違いが解説されています。

“おりもの”“経血”“尿”は成分・粘度ともにすべて異なるもの。それぞれの特徴に適した専用品でケアしましょう。

「生理用ナプキン」で尿を吸収すると水分が表面に残って、ベタベタした感じです。

(引用:ここが違う!尿ケア専用品 | チャームナップ ユニ・チャーム

 

なるほど、生理用ナプキンで尿を吸収させるとベタベタしてしまうわけですね。でも逆に尿ケア専用品で経血を吸収させると何か問題があるのかについては、特に情報を見つけられませんでした。少なくとも私の使用感的には何の問題もない気がしています。

 

災害用バッグには布ナプキンを入れるべきかも

もし今後、災害時に運悪く生理になったとして、避難所ですぐに生理用品が手に入らない可能性、ありそうです。そして5日間乗り切るのに必要な生理用ナプキン(2パックくらい)を非常用の持出バッグに入れるのは結構かさばるな、と思います。

(※男性の方へ:生理期間は一般的に3日間~7日間くらいと言われます。個人差ありです。生理開始から終了まで紙の生理用ナプキンを使うとすると、平均20枚のナプキンが必要とのこと(参照)。これも個人差ありです。私は20枚では足りないかな)

そして避難が1ヵ月で終わるとは限りません。これはついに布ナプキンを買うときが来たかな…と思っています。洗うのが面倒そうで今まで手を出したことが無かったんですが。

紙ナプキンが体を冷やすとか、布ナプキンにすれば生理痛が治るとか、不思議なデマが多いせいで布ナプキン使用に抵抗があったんですが、紙ナプキンよりかさばらないので災害用と思えばよいのかもしれません。(こうしたデマについては、例えば産婦人科医の宋美玄先生の解説記事があります)

今回、生理用品が手に入らなかったらどうしよう…と結構焦ったので、災害時に同じ思いをしなくて済むように、自分のために布ナプキンを買うことにしようと思いました。災害時に初めて使うのは怖いので、平時に一度は試しておかないといけないですよね…めんどくさいな…。

 

あえて書いてみました

自分のブログで生理の話題をすることに私も一応気恥ずかしさがあったのですが、以前読んだ記事(※)で「確かに生理の話題が隠されているせいで、特に男性には知らないことが多いんだろうな」と思ったので、あえて生理用品について色々書いてみました。

僕が毎月「妻の布ナプキン」で手を血に染める理由(鈴木 大介) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

(私自身は夫に生理の血を見せるのも洗わせるのも望みませんが、この記事を書いた男性には尊敬の念を抱いています)

 

生理用品が手に入らないと本当にまずいことになります

今読んでいる本で、戦時中に生理用品なしで過ごした女性兵士の経験談が壮絶すぎて慄いています。

マリヤ・セミョーノヴナ・カリベルダ軍曹(通信兵)

私たち女性は二百人ぐらい、その後ろを男たちが二百人ぐらい。夏の暑さ。毎日三十キロ進む。私たちが通った後には赤いしみが砂に残った。女性のあれです。 隠しようもありません。兵士たちは後ろを歩きながら、気づかない振りをする…足下を見ないように…私たちがはいているズボンは乾ききって、ガラスのようになる。それで切れるんです。そこが擦れて傷になる、いつも血の匂いがしてました。何もくれなかったんですから。

(『戦争は女の顔をしていない』p240より引用)

戦争に女性を徴兵する際、生理のことまでは考えなかった(考える余裕もなかった?)のだろうなと思います。

この本、今年になってついにコミック版も出たそうなので関心ある方は是非。

 

【合わせて読みたい】

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