おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

太陽光パネルと蓄電池を設置することにしました

高まる電気代、強まる日差し、災害時の電源確保、ご近所さんの屋根を見ながら「うちにも太陽光発電ほしい」という息子たち。

 

おりしも東京都では2025年4月から大手ハウスメーカー等の事業者が新築する延床面積2,000㎡未満の建物に太陽光パネル設置等を義務付ける制度が始まりました。

太陽光発電設置義務化に関する新たな制度が始まります|東京都

 

2025年3月に完成した我が家は太陽光パネルを設置せずに住み始めたのですが、引っ越しが落ち着いたらあっというまに太陽光パネルを設置しませんかと営業さんが来訪するようになりまして、「えー…」と言いながら話を聞いているうちにだんだんその気になってきました。

 

経済的なメリットはほぼ期待できず(我が家の場合)

我が家の屋根に太陽光パネルを何枚設置できるのか、日中の電気使用量はいまのところどれくらいなのか、売電するとしたら今後いくらで売れるのか。もろもろシミュレーションしてもらったところ、我が家の場合は太陽光パネルを設置した場合の電気代が5000円/月くらい平均で安くなるようでした。

ただし太陽光パネルを設置するのに100万円以上かかるうえに、蓄電池もどんどん値上がりしており、太陽光パネルと蓄電池の設置にかかる費用を回収しようとすると10数年(電気代の単価が今後も上がり続けた場合)から30年(電気代が来年以降上がらなかった場合)かかるだろう、という試算になりました。※補助金を活用する前提

 

ちなみに下記は東京都のサイトに掲載されている「太陽光パネルの設置の経済的メリット」の計算です。太陽光パネルだけなら8年くらいで初期費用回収できると。

引用:太陽光パネル設置に関するQ&A

 

我が家の場合は発電した分はほぼ自分たちで使ってしまうので売電はあまり期待できないこと、災害時の備えとしてやはり蓄電池もつけておきたいことを考えると、「太陽光パネルと蓄電池を設置したら経済的メリットがある!」とは言えない状況です。もし今後も電気代があがりつづけたら10数年後に初期費用回収できて、その後は細々と経済的メリットがあるかもね、というくらい。

 

それでも太陽光パネルと蓄電池をつけることにした理由

以下の3点が主な理由です。

・災害などで停電した際にも電力が確保できる安心感 ※災害警報に応じて自動で蓄電してくれるので非常時には放っておいても電力満タンで備えることができます。我が家はこの機能が欲しくてパナソニックのAiSEG3というのを7万円くらいで導入することにしました

・子どもたちのためにも脱炭素社会に貢献しておこうかな、という気持ち

・太陽光発電が面白そう、子どもたちの勉強にもなりそう、という気持ち(夫の実家が太陽光発電を活用していて、リアルタイムで発電量が見れたりして面白い)

 

ほかにもささやかな理由がいくつか。

・太陽光パネルをつけることによって、紫外線による屋根の劣化を防げる→将来の塗装費用もちょっと減らせるかも

・太陽光パネルをつけることによって、屋根裏の温度が夏場には-10℃、冬場は(断熱性があがるので)+5%になるというシミュレーションがある

・蓄電池は今後も価格が上がることはあっても下がることは無さそうなので、今のうちに買っておいても良いかなと思った ※蓄電池の製造コストの大部分が材料費で、希少性が高いリチウムイオンが用いられており、スマートフォンや電気自動車の急速な普及により、需要過多でコバルト価格は急騰しているとのこと。2022年にシャープは蓄電池を15~30%の値上げを実施。パナソニックも2022年10月に価格改定している。次はいつ上がるか分からない状況ではある

 

ちなみに私は「どうせ太陽光パネルを設置するなら新築工事のときにまとめてつけておいたら良かったのでは?後付けでまた工事費かかるのか…」と思ったのですが、新築時にもらった太陽光パネルの資料を見返すとこちらのほうが高かったようなので、費用的には後付けの方がお得なのかもしれません。

 

息子たちは太陽光パネルの設置を大変喜んでいるので、良い買い物だったかなあとは思っています。あとは新築戸建てのローンのせいで金銭感覚がおかしくなっていて、「まあこれくらいなら買っても良いか」と思ってしまったところもあるかもしれません笑

今後、太陽光パネルが設置されて日々の発電量を見られるようになるのが楽しみです。

 

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