おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

12年ぶりにTOEFLを受験してみた

TOEFL、大学生の時(2010年)に一度だけ受けたことがあります。点数は96点でした(120点満点)。

ちなみに2009年に1回受けたTOEICは940点でした(990点満点)。

私は英語圏の帰国子女ではないので、これらの点数はまあまあ良い方ではあります。でも海外の一流と言われる大学に留学したいならTOEFLで100点を超えないといけないと聞いていたので、そうか真面目に留学しようと思ったらちゃんとTOEFL対策をして点数を上げないといけないんだな…と思ってました。

 

それからあっという間に10年以上経ってしまいましたが、先日ふと思い立って久しぶりにTOEFLを受けてみることにしました。

TOEFL iBT(本番、245ドル)とTOEFL Value Pack Prep(事前練習、52ドル)をまとめて購入したので合計金額は302.20ドル(Taxが5.2ドル入ってます)。

日本円にすると43,279円です。円安ドル高怖い…。

 

自宅受験です

12年前に私が受験した時は会場受験だったのですが、なんとコロナ禍で自宅から受験できるようになったそうで。これは試してみたい!と、自宅受験を選択しました。

会場まで行かなくていいし、周りに人がいないから静かだし、会場受験と違って24時間いつでも受けられるというのは魅力です。ちゃんと試験監督がオンラインで監視するそうで、カンニング対策もしっかりとられています。

 

事前練習

・TOEFL Value Pack Prep(事前練習)を一通りやった:所要時間3時間くらい

→4セクション(Reading, Listening, Speaking, Writing)それぞれでどんな問題が出るのかなんとなく理解。Speaking とWritingには「まあまあな回答」と「すごくよい回答」が例示されるので、なるほどこういうポイントが評価されるんだな、と理解。

・有料の練習を買ったおかげで勉強したな、と思います(テスト本番の9日前に笑)

・付属のガイドブック?はPDFですごいページ数すぎて読む気にならず…

・無料の練習(TOEFL iBT® Free Practice Test)もやろうと思ったけど時間が足りず

 

Readingで思ったこと

・仕事と無関係なテーマで英文を読まされるの久しぶり…

・長文をざっと読んでなんとなく意味を把握するけど、質問されるおかげでより文章の意味が理解できていく。楽しい。この感覚もすごく久しぶり

・時間配分的には、最初に長文をざっと読んで、問題文を見てから詳細に読み込むのが良さそう(長文の後半にわかりやすい具体例があったりするので、最初にざっと読むことで理解度が高まる。でも最初に全部理解しようと思うと時間がなくなるので、あくまでもざっと読むだけにする)

 

Listeningで思ったこと

・先生と生徒の会話、面白い。積極性を見せる生徒、新たな提案をしてくる先生。理想的な先生と生徒の会話って感じ。

・講義の途中でがんがん生徒に質問を振っていく感じがアメリカだなあ

・動物の生態についての授業とかめっちゃ面白い。

 

Speakingで思ったこと

・最初に結論を言って、理由は3つ(2つ)あります、それは…と続けるのがよさそう

・なんとなくしゃべり始めるのではなく、今からしゃべることをちゃんと構造化してからしゃべり始めてねってことね

これ、12年前にTOEFLを受けた時に先輩か誰かにアドバイスされた記憶があります。だんだん思い出してきました。ちゃんと構造化したらあとはとにかく早口でいっぱいしゃべれ、語数が多いと点数が高くなるらしい、と。

 

Writingで思ったこと

・普段は多少のタイプミスがあってもWordが自動で直してくれるので、久しぶりに「誰も直してくれない英文Writing」になりました

・これも文章の構造をちゃんと考えてから書いてねってことね

・30分しかないと思うと、多少の諦めは大事。本当に自分の言いたいことを書く必要はなくて、書きやすい主張を書きやすい具体例とともに示せば十分。

 

本番当日

えー、3つのトラブルに見舞われました。トラブルというか私がアホなだけなんですけど…

 

トラブル1:ホワイトボードが必要だと当日の朝に知って慌てて近所の文房具屋さん(朝9時オープン)に駆け込みました。

紙と鉛筆は使っちゃダメで、ホワイトボードと消せるペンが必要なんですって。しかし本当に私はこういう事前情報を読み逃すんですよね。。


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事前練習は紙と鉛筆でやってしまったので、ホワイトボードを使うのはぶっつけ本番になってしまいました。そして本番では消す時間がすごく短いので大きい白板消しを買ったのは正解でした。

 

トラブル2:時間になったのでログインしたのにLogMeIn(試験監督者とのチャット)に接続されず、サポートに問い合わせて、どうやら私のPCの問題だということがわかり、もう一台のPCを慌てて持ってきて試験開始予定時刻を30分過ぎて開始しました。焦った…

これ、一応事前に環境テストはしてあったんですけどね…。予備のPCを用意しておいて本当によかったです。

 

トラブル3:本番中に監督者に「PCの角度を元に戻して!」と注意されて集中が切れました。

どうもWritingの回答を書いている途中で私が無意識にPCの角度を変えてしまい、私の顔しか映らなくなってしまったそうです。カンニング予防で胸から上がカメラに写っている必要があるらしく、ずっと監督していた担当者から突然声をかけられたのでびっくりしました。しかも試験終了の1分30秒前、最後の見直し&微修正中の声かけだったので、びっくりしてうっかり回答を消しちゃいそうになりました。危ない危ない。

 

試験結果(速報)

試験終了直後に、ReadingとListeningの点数だけは表示されます。どちらも28点だったとのこと(30点満点)。何を間違えたのか気になる…

SpeakingとWritingは数日後に結果が送られてきます。ドキドキ。

 

感想

・家でTOEFL受けられるの最高じゃん!!!

・周りに人がいないから静かだし、自宅で慣れ親しんだPCを使えるのはすごく良い

・うっかり事前練習の時は長文読みながら声を出しちゃったけど、本番では「Speakingなどで指定されたとき以外には声を出してはいけない」というルールなので、黙読の練習をしておいた方が良い(私は在宅勤務中に英文を読むとき、ついつい音読してしまうことがあります)

・私のPCを遠隔操作してくれた技術サポートの人、そして試験監督の人、淡々ときびきびとしていてすごく良かった。どういう人がTOEFLの試験監督してるんだろう。パートタイムなのかな。

 

もしTOEFLを初めて自宅受験する方がいたら、

・ホワイトボードと細めのペンと大きめの消しゴム(白板消し)は早めに買って使い方に慣れておくと良いと思います

・何が起こるか分からないので予備のPCを近くにおいておけると安心です

・自宅受験は会場受験とは結構雰囲気が違うので、1回目の自宅受験で思ったような点数が出なかったらもう1回くらい受けても良いと思います(自宅受験は24時間いつでも受けられるのでそういう意味では便利です。何回も受けている人が結構いるようです。お金はかかりますけどね)

 

結果

1週間後にスコアが届きました。107点でした。

Writingで点数が低めなのは残念ですが、全体的に想像より点数が高くて驚きました。特にSpeakingでこんなに点数をもらえるとはびっくりです。

4セクションともに「Advanced」レベルに分類されました。わーい!

 

久しぶりのTOEFL、楽しかったです。直近でどこかにTOEFLを提出する予定はないのですが、思ったより点数が良かったので自信がつきました。

 

おまけ

TOEFLのサイトに、英語スキルを向上させたい人向けの簡潔なアドバイス集がまとまってました。ご参考まで。

Improve Your English Skills (For Test Takers) (ets.org)

 

 

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