私は「きゃっ」と言わないタイプです
ある日、サンダルの底がはがれて転びかけるという事件がありました。そのとき私の口から出たのは「きゃっ」ではなく「おおっ」でした。
今日得た知識
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 6, 2020
・見た目はキレイでも、サンダルには寿命がある
・本当に驚いたとき、私は「きゃっ」ではなく「おおっ」と言う
・サンダルの底がはがれても、とりあえず歩ける
・底がはがれたサンダルを履いてレストランにはいるのはとても恥ずかしい
あーあ、「きゃっ」と自然に口から出てくるような大人の女性でありたかったな…と思ったりしました。笑
そして、ふと思い出したのが、10年以上前に言われたこんな言葉です。
共学出身女子は「きゃっ」と言う、女子校出身者は「おっ」「うわっ」と言う
共学出身の女子はつまづいたときに「きゃっ」と言うけど、女子校出身者はつまづいたときに「おっ」「うわっ」と言うからすぐわかる、と言われたことがあるんですけど本当ですかね。
あなたは、つまづいた時に— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 6, 2020
こんなアンケートに578人もの方にご協力いただき、誠に恐縮です。
なお、「女子校出身」と言っても「女子小学校」「女子中学校」「女子高校」「女子大学」と様々な可能性があるので、「女子校に通ったことがある」と広めの表現にしました。
アンケート結果と、私の感想
・そもそも「きゃっ」と言う女子は少ない(全体の9.8%しかいない)
・共学出身者であっても「おっ」「うわっ」が多数派
※ただし、男性がうっかりこのアンケートに回答した場合、『「おっ」「うわっ」と言う、共学出身』を選択するだろうと思われるので、女性だけを厳密に対象にしてアンケートした場合よりもこの項目の回答数が増えている可能性はありそうです。アンケート作成時に「男性、閲覧用」という選択肢を追加できると良かったんですが。
・しかし「きゃっ」という共学出身者が7.6%、女子校出身者が2.2%なので、当初の想定は割と当たっているのかも。「きゃっ」と言う人がいたら、共学出身者である可能性が高いようです。
で、この差異がなぜうまれるのか?というのが気になりますよね。
もともと「きゃっ」というタイプの女子が共学に進学する…という可能性もありますが、どちらかというと「共学に通った経験」「女子校に通った経験」による差異なのではないかと。
そして私は、なんとなくこんな理由かなと思っています。
・女子校では男子の目がないため、「女性らしいふるまい」を意識する必要が小さい
・共学では男子の目があるため、「女性らしいふるまい」を意識する必要が比較的大きい
こうした意識の差が、言葉遣いの差になって表れるのではないかな、と感じます。
言葉遣いだけでなく
よく言われることですが、女子校には男子がいないため、体育祭のテントの設営などの力仕事も当然のように女子生徒が自分たちで協力して行います。結果として、「これは男子の仕事」「これは女子の役割」という性別役割分業意識が弱くなるとか。
逆に、例えば料理好きな男子生徒が共学では料理クラブにはいりづらい(女子ばかりなので)が、男子校では嬉々として料理クラブで活躍する、といったこともあるそうです。
男女別学であることのメリットは「異性がいないから勉強に集中できる」と言われることもありますが、勉強だけでなく、自分のやりたいことを「異性の目を気にせず」追求できる、という強みがあるのかもしれないな、と思います。
男子校のほうが「のびのび」できるとのこと
以前読んだ中学受験マンガ「二月の勝者」には、こんな記載がありました。
鉄道など文科系寄りの部活は、女子の目がない男子校の方がのびのびと活動している
子どもの性格や興味関心によっては、共学にいくより男子校にいったほうが「のびのびと活動」できるんだな、と勉強になりました。
男女共学より別学のほうが良いという意見
この本でも、男女の脳や身体は違うので、見え方も聞こえ方も遊び方も学び方も違う、などの観点から「男女共学よりも別学のほうが良い」と書かれています。
男子校出身者は早死にの傾向があるという話も
ただし男子校出身者は早死にの傾向もあるそうなのでそれはちょっとイヤ。
下記の本によると、男子校出身者の未婚率の高さと、人生の早い段階で受けるストレスが原因の可能性とのことです。なお女子校出身者の寿命は共学出身者と変わりません。
まとめ:個人的には、別学という選択肢も残ってほしい
「きゃっ」のアンケートをきっかけに別学と共学について色々書きましたが、共学が向いている子、別学が向いている子、というのはありそうだなと思っています。
世の中の傾向としては男子校や女子校が共学になっていく流れにあるようですが、選択肢としては別学も残ると良いのではないかな、と、ひとりの女子校出身者としては思うのでした。
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