おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

美術品の正しい買い方

尊敬しているある経営者の方が、美術品の正しい買い方などについて話してくれたのでメモしました。(念のため書きますが、完全に業務外です。私は業務で知り得た情報をブログには書きません)

 

目次

 

ある経営者の方に教えてもらったこと

①美術品は「預かりもの」と思いなさい

美術品は預かりものと思いなさい。

美術品を買うというのは、お金を出して一時的に預からせていただくということ。独り占めしてはいけません。

そして美術品を預かったら、ひとりでも多くの人に公開する機会を作るべきです。

 

②連作をバラで買ってはいけません

連作の中の一点だけを買うようなことをしてはいけません。

バラで売りますよと言われても、バラで買ってはいけません。連作は連作のまま買える人が買って、次世代に連作のまま伝えないといけない。一度バラバラになってしまったら、二度と連作で鑑賞できなくなるかもしれない。それは世界にとっての損失です。

 

③美術品を裏で買ってはいけません

美術品を裏で買ってはいけません。

美術品を買い集める人の中には、作家本人と知り合いなので個人的に安く買えるんだ、と自慢する人がいるが、ダメです。きちんと表に出品された作品を適正な値段で買うことで、作家の評価ができあがっていく。それが作家を応援するということです。

一番良いのは、ある作家の作品が出展されるあらゆる個展や展覧会に顔を出し、その場で最良のものを、たとえ高くてもフェアな値段で買い支えること。これが作品の価値と作家の評価を支えます。

 

④子どもには本物の芸術に触れさせてあげなさい

優れた芸術が身近にあるということは、子どもが育つ環境として大事な要素ですよ。

鑑賞も大事だし、自分で絵を描いたり作品をつくったりする機会を与えてあげて下さいね。

 

⑤お金儲けは悪ではありません

日本はお金儲けを悪いこととみなす風潮が強い。でもお金を儲けること自体は「悪」ではありません。儲けたお金を社会に活かすことが大切です。自分のお金の一定部分は社会からの預かりものととらえ、どうやって活かすか、真剣に考えれば良い。私は真剣に考えた結果、〇〇などにお金を使っています。

※〇〇には、彼がしている芸術家支援の取組みなどがはいります。ここでは具体名は伏せます

 

私が思ったこと

こういう経営者が、地域・社会のためにお金と頭を使ってくれること、ありがたいなと思います。

私は世界的な美術品を買い集められるほどのお金は持っていませんが、美術品を買うときには、彼に教わったことを思い出そうと思います。

 

 

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