おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

1歳息子にゴッホのひまわりの「続き」を描かせてみた

絵画だらけの実家

私の実家を訪れる人がみんなびっくりするのが、家の中が絵画だらけということです。リビングを見渡すと、大きいのだとゴッホのひまわり、ジャンセンのコルサージュ、ビュッフェの闘牛士、あと小さいのがたくさん、壁を埋め尽くす勢いで飾られています(油絵はポスターで、リトグラフは本物です)。

 両親が趣味で買い集めたものですが、飾る場所が足りないので私の部屋にも勝手に飾られていて、中学生のころに部屋にジャンセンの『無心なクロエ』があるのが嫌すぎて替えてもらったことがあります。中学生の娘の部屋に裸の女の絵を飾らないで欲しい。。

うちの親は特に情操教育をしようと思っていたわけではありませんが、結果的に、絵に少しは興味を持つようになったし、身近に芸術作品があるのは悪くなかったのではないかと思います。

 

名画のつづきを描く:ヨンブンノサン

さて、先日、知人から「ヨンブンノサン」という面白い塗り絵を頂きました。「名画のつづきを描く本」というコンセプトで、ゴッホの『ひまわり』やモネの『日本の橋』など、「あ、これ見たことある!」という有名な名画が使われています。

面白いのは、絵画の一部が白く抜き取られていて、そこに色鉛筆で「つづき」を自由に描いていくというところ。こういう感じ。

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「お子さんにどうぞ」ということで頂いたので、早速1歳息子に色鉛筆を持たせたところ、楽しそうにぐしゃぐしゃとゴッホのひまわりの「つづき」を描いてました。口出ししたくなるけど、我慢…。(説明書に「好きなように描かせてください。何を描いても必ず褒めてください」とあり。褒めるコツまで同封されてました笑)

ヨンブンノサン公式サイトには特徴として

・名画を使っている:名画をじっくり見ながら空白を埋めるので、自然と名画に触れられる

・ぬりえと白紙のあいだ:ぬりえのように気楽に、白紙のように自由に描ける

・自己表現と他者肯定を両立:画家の表現+描いた人の感性

とありますが、これは子どもより大人のほうがやりたくなっちゃいますね。私も一枚拝借して塗り絵しました。楽しかった…。完成形はこれです。フェルナン・レジェの『都市』ですが、私の作品タイトルは「良い夢みてる息子たち」です。笑

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子どもたちがヨンブンノサンの塗り絵をしている様子が、公式サイトのギャラリーにありました。幼児~小学生くらいの子たちが取り組んでいて、みんな上手。可愛い。私もそうですが、小さいころに描いていた味わいのある絵って、大人になると描けなくなってしまうんですよね。うちの長男もあと1年後くらいには塗り絵の意味を理解してこういう絵を描いてくれるかなぁ。

これを何枚も子どもに描いてもらって壁に貼っていったら、なかなか可愛い美術館になりそうだなと思っています。名画への触れ方として、美術館で鑑賞する以外にもこんな身近な楽しみ方があるんだなとじんわり感動しました。

 

うちの息子たちが小学生になるくらいまでは販売継続してもらいたいので、勝手にヨンブンノサンを応援することにしました。

ヨンブンノサンのオンラインストアを見ると、小さいサイズだと950円で塗り絵10枚セットが買えるので、小さい子どもがいる友達の家に手土産として持っていくにはお手頃かもしれません。絵が好きな人・子どもに絵画と親しんでほしい人には喜ばれそうです!

 

ヨンブンノサン公式サイト(オンラインストアもここからいけます)

www.yonbunnosan.com

 

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