おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

ゴッホの絵を自宅に飾りたい

私は先週までは「ゴッホ?ひまわりを描いた人だよね」くらいの知識しかない人間だったのですが、週末に上野のゴッホ展を訪れ、さらにAmazonPrimeでゴッホのドキュメンタリーを観た結果、猛烈にゴッホについて語りたくなってしまいました。

 

ゴッホのドキュメンタリーが素晴らしかった

ゴッホ:天才の絵筆(字幕版)をAmazonPrimeビデオで観ました。

2009年のドキュメンタリーです。

この映画は、画家ゴッホが900点以上もの絵画作品を制作した9年という短い期間ー最初の油絵を描いた27歳当時から死を迎える1890年までーの軌跡をたどるドキュメンタリーである。優れた臨場力を誇るIMAXフォーマットで初めて映し出されるゴッホの強烈な色彩と情熱の注がれた筆触は、彼の生涯をたどるこの追体験的な旅の中で新たな生命としてよみがえる。

(AmazonPrimeビデオの紹介文より引用) 

 

カシュッカシュッという絵筆の音と、美しい風景からドキュメンタリーが始まります。ゴッホ役(声だけの出演)による人生の振り返りとして、ナレーションが入ります。例えばこんな感じです。

1990年 「医師ガシェの肖像」が8200万ドルで落札された 生前売れた絵は1枚だけだったのに

今は多くの美術館が私の絵を所蔵する パリのオルセー美術館には20点ほどある(中略)

私の逸話といえば自分の耳を切った事件がある

 

そして、ゴッホの絵画と、そのモデルとなった風景を連続して映してくれるので、「ゴッホはこんな風景を見て絵を描いたんだな…」とか、「ゴッホの絵と実際の風景はこんな風に(あえて)違うんだ」とか、気づくことが多くてとても面白いです。

ゴッホの風景画は「手前は見下ろすように描いている」「水平ラインを高い位置に持っていく」ことによって、見ているものを絵の中に引き込む効果があるとのこと。この解説を聞いてから実際の絵をみると、「おおお、本当だ!!!」と感動しました。

 

たった39分のドキュメンタリーなのに、ゴッホとゴッホの絵についてとても詳しくなれるのでオススメです。ゴッホ展に行く前に観ておけばよかったです。

 

 

さて、冒頭に書いた通り、週末に上野のゴッホ展を訪れました。

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【公式サイト】ゴッホ展 2019-2020 東京展と兵庫展を開催

上野の森美術館のゴッホ展に行きました

ゴッホの絵画の変遷をたどりつつ、その時々にゴッホが書いた手紙(主に弟テオに宛てたもの)が引用されています。この手紙が素晴らしくて、その頃ゴッホが何に悩み、何を目指し、何を感じていたのかが手紙の文言からビシビシ伝わってくるのです。

例えばこんな感じです。

あぁ、クロード・モネが風景を描くように人物を描かなければ。

(弟テオへの手紙より)

この文章が壁に大きく書かれており、そしてその真下にはしっかりとクロード・モネの風景画が展示されています。

なにこの展示方法…!最高…!!!

 

ここにはあの有名なひまわりの絵は展示されていないのですが、「糸杉」とか「麦畑」とか、「あっ、これ見たことある!」と私ですら思えるような絵があり満足度は高かったです。

※なお、新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で本物のゴッホのひまわりがまさかの常設展示されているので、ひまわりが見たい人は新宿でいつでも見られるようです

 

ミュージアムショップが楽しすぎた

ゴッホ展のショップで私が気になったのは、下記2つ。

・ゴッホの「糸杉」をイメージしたイヤリング

・ゴッホの複製画

 

これはイヤリングの写真。ゴッホ展の記念に買うには最高だなと思ったんですが、どうしても自分には似合わない気がしたので断念しました。

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そしてこれはアルゴグラフという「究極の複製画」の説明文です。複製画そのものは撮影禁止なので写真はありません。

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立体複製なので絵の具の盛り上がりまで再現されている上に、耐久性が高いので保護ガラス不要で、「触って良い」複製画なのです。

 

私「これ、いま触ってみても良いですか?」

係のお姉さん「どうぞどうぞ」

私「わぁ…本当に油絵みたいな盛り上がりですね」

お姉さん「これはですね、(技術の説明)」

私「すごい…!」

 

うちの子どもたちはすぐ絵に触りたがるので、これを自宅に飾れたら最高だな…と思いました。平らなガラス面ではなく、でこぼこした絵をそのまま触れたら楽しいですよね。大きさによりひとつ数万円〜十数万円なのでその場で衝動買いはできませんでしたが。触れるゴッホの絵を自宅に飾りたい衝動が沸き上がってきたので、ちょっと真面目に検討します。

 

なおこの日は上野動物園→南会津フェアでお昼ご飯→ゴッホ展という順序で遊んだので、この複製画を見る頃には子どもたちは爆睡でした。複製画を触らせたらどんな反応をするか、見てみたかったです。

 

まとめ

とりとめもなくダラダラと書いてしまいましたが、

・上野のゴッホ展が最高なので是非行ってください(1月13日まで東京開催です)

・行く前に、ゴッホのドキュメンタリー(ゴッホ:天才の絵筆)を観ておくとより楽しいと思います

・ゴッホ展に行ったら、是非ミュージアムショップで複製画を触ってみてください

 

そして、ゴッホのひまわりなどの名画の「続きを描く」塗り絵もとてもオススメです。

www.shiratamaotama.com

ヨンブンノサンの塗り絵もゴッホ展のショップに置けば良いのになー!

 

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