自宅保育が長期化する可能性
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、東京都練馬区などでは6月末までの保育園登園自粛要請を決めたそうです。
保育園の登園自粛要請 練馬区、6月末まで延長 新型コロナ「収束、見通せず」 - 毎日新聞
一応わたしはこのブログを匿名で書いており、居住地域も書きたくないので、私自身が練馬区民かどうかについては明言しません。
が、練馬区の決定にほかの地域も追随する可能性もあり、練馬区民であってもなくても、この知らせに大きな衝撃をうけた共働き家庭は多いのではないかと思います。
あと数日耐え抜けばGWになって仕事からは解放されて、とりあえず子どもの面倒だけを見れば良い日々になり、そして連休明けからは保育園再開して仕事もなんとかなる…という妄想で耐え難きを耐えてきたわけですが、5月末/6月末まで保育園ムリかもという情報によって精神が決壊しそう。やばい。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) April 22, 2020
さらに24日には東京都文京区が6月末までの保育園休園、27日には東京都江東区が5月末までの休園を発表しています。
高まるストレス
コロナによるストレスは、私の場合は①現在の生活の変化、②将来への不安、という2種類に大別されます。
ストレスの要因①:現在の生活の変化(みんな激変ですよね)
フル在宅勤務×自宅保育(子ども2人)のコラボレーションで日々心身へのダメージが蓄積している感じです。
加えて、外出自粛による運動不足や、友人とも会えなくなってストレス発散の場を失ったこともあるかと。
週末も子どもをどうやって安全に遊ばせるか、公園の遊具に触らせて良いのか、食料品の買い出しには一人で行くべきか、子どもにもマスクをさせるべきか(3歳長男はしてくれるけど1歳次男は無理)、ジョギングしている人が前から来たら避けるべきか(空気感染を避けるため)、…など常時なにかしらの不安を抱えつつ意思決定を繰り返しており、結構疲れます。
公園にいても「子どもにマスクをさせろと怒鳴られたらどうしよう」などと恐れているので、そうした精神的疲労もあるかもしれません。
ストレスの要因②:将来への不安
コロナで世界経済/日本経済が崩壊したらどうしよう…という漠然とした不安に加えて、自分の家族についてもこんな不安があります。
・このまま共働きを続けられるのか?(自宅保育が長期化するなら、夫婦共働きは続けられない/続けるべきではないのではないか)
・子どもを公立の小学校にいれてはいけないのではないか?
自分が公立小中高出身だから息子たちも公立で良いや、と長く思ってたんですが、ついにその気持ちが揺らぎつつあります。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) April 22, 2020
各地のコロナ対応を見ていると、公立小学校に通わせるのはリスクがあるなと感じてます。。 https://t.co/cPPNsHwbAE
※私立の学校で教員をしている友人いわく、「私立」といっても対応は様々で、公立よりもオンライン授業対応が遅れているところもあるそうなので一概には言えませんが。
ストレスが子どもに向かうのが怖い
今のところ私はまだ子どもに手を挙げたり暴言を吐いたりはしていません。が、この状態が長期化すると、ストレスを子どもにぶつけてしまうのではないかと恐れています。
まだ精神が耐えてるうちに、いざというときのSOSの出し方を考えたい。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) April 22, 2020
・子どもを虐待しそうになったら、児童相談所に電話すればいいの?いまめっちゃ忙しそうだけど…
・衝動的に退職したくなったら、とりあえず人事か上司にメールすればいいかな。落ち着け、まずは有給とれと言われそう。
以前読んだ本『子どもの脳を傷つける親たち』には、親に加害の意図がなくとも、子どもに手をあげたり怒鳴ったりすることで子どもの脳は傷ついてしまう、と書かれていました。
※ちなみに私の場合は仕事が好きなので、衝動的に退職したら育児の息抜きが無くなってより追いつめられると思います。
コロナより虐待の方がリスクが高いのではないか
我が家の子どもたちにとっては、新型コロナウイルスに感染して重症化・死亡するリスクよりも、自宅保育によって親子ともにストレスが高まり、私から虐待(マルトリートメント)を受けるリスクの方が高いのではないか…とも想像しました。
もちろんマクロの視点でみれば、自宅保育も在宅勤務も社会全体のコロナ禍リスクを下げるので重要なのでしょうが、ミクロの視点では、「コロナ<虐待リスク」のような気がします。
虐待を防ぐために、小児科学会からのアドバイス(子どもを距離をとる)
・コロナ休校で親も子も不安。ストレスが溜まっている
・子どもを虐待しそうになったら、自分の感情を温度計でイメージしてみる。
・温度計が3を超えたら、子どもと距離をとる。(部屋を出るなど)
お子様と暮らしている皆様へ
(日本小児科学会) https://t.co/kEhIVVaKVC pic.twitter.com/bVufihZXGS— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) April 16, 2020
一時的にはこうしたアドバイスも有効だと思いますが、本当に虐待しそう/叩いてしまったという場合には、「子どもと距離をとろう」では足りないと思います。
虐待しそう、と思ったら
・保育園に電話で相談してみる(虐待リスクを考慮して預かってくれるかもしれない?)
・児童相談センターや子育て支援センター、精神保険福祉センターなどに電話で相談してみる
私は今回、自分が「児童相談所に相談する」という可能性を初めて想像しましたが、「うっかり相談して、虐待リスクが高いから…と子どもと引き離されたらどうしよう」という漠然とした不安を感じました。
しかし児童福祉に詳しい友人に聞いたり調べたりした結果、児童相談所への初回相談でいきなり親子分離されるということはめったにないようなので、本当に虐待しそうになったらとりあえず匿名でも電話で相談してみるというのが良さそうだな、と思いました。
地域の児童相談センターの電話番号を紙に大きく書いてリビングに貼っておくと虐待予防になるかもしれないですね。例えば都内の人は4152電話相談 東京都福祉保健局。
ちなみに児童相談所への相談は子どもが3歳と14歳のときに多いそうです。
参照:児童相談から分かる「ヤバい年齢」、2つのピーク (1/2) :日経DUAL
念のため書きますが
今すぐ私が自分の子どもを虐待しそう、というわけではありません。ただ、このままコロナ自粛が長期化していき、連休明けも在宅勤務のままで自宅保育が続いていったら、ちょっとやばそう…という危機感を持っています。
本当に追い詰められて子どもを叩いたり怒鳴ったりする前に、SOSを出せるように調べておいた、というのが今回のブログの趣旨でした。
イメージとしては、コロナ自粛で自分の足元の地面が少しずつ削られていたところに、練馬区の6月末までの登園自粛決定によって一気に地面が削り落ちてしまいました。次に何かのきっかけがあれば一気に崖下に落下しそうなので、落下する直前にどの方向に跳べば死なずに(子どもを虐待せずに)済むのか、今のうちに足元を確認している…という感じです。うまく言えませんが。
ちなみに、2020年4月からついに日本でも親による体罰が法律で禁止されました。
体罰禁止の法制化についてはこのサイトがよくまとまっています。
https://www.savechildren.or.jp/lp/banningphphub/
まとまらないブログですいません!思っていることの垂れ流しでした。
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