おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

公立高校から塾に行かずに東大法学部に挑戦した記録① 前提条件〜高校1年生

昨年12月に話題になった、「東大を舐めているすべての人達へ」というnoteを読んで、私は衝撃を受けました。もしかして同級生の中にはこんな大変な小学生時代を過ごしてきた人がいたのかもしれない。知らなかった…。
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このnoteをきっかけに、Facebook上で東大の先輩と話をしたのですが、先輩にこんなことを言われました。

おたまさんは多分に中高と楽しい時期が多く、ストレスを感じることも少なく頭も冴えまくっていた感じですね。それが最も理想的な中高時代の過ごし方であるのは間違いありませんが、どうやって時間的・環境的な不利を克服し東大現役合格を達成したのか?そこは非常に興味のあるところです。

万人に通用するかどうかは別として実際にどの時期にどういう内容をこなし合格にたどり着いたのか?家族や周囲の意見・対応などはどうだったのか?等々、受験時代のことを詳細にして頂ければそれだけで(ビリギャルよりよほど)受験業界で重宝されると思います。

それと〇〇高校から東大に挑もうとした勇気。そこがすごいと思います。首都圏進学校の学生は(とりわけ文系の場合)開成等の東大至上主義の高校を除けば、東大が困難だと自覚した時点で早慶専願にして確実に勝利を狙ってくる傾向にあります。東大も~早慶も~と考えていると共倒れになるリスクが高まり悲惨な結果になりかねませんから。

東大に数名しか毎年進学しない高校から受験しようと決意したきっかけは何だったのでしょうか?良ければ教えてください。 

 

そこで高校時代の日記を引っ張り出してきて、当時の記録を見返してみました。あぁ私、がんばって勉強したんだな…と思い返すとともに、まだ記憶が新しいうちに(といっても12年前ですが)大学受験のことをきちんとまとめておき、いつか来る息子たちの大学受験のときに、美化されていないリアルな母親の受験勉強の話を共有してあげたいなと思いました。

せっかく書いたので、未来の息子たちだけでなく、関心のある方にも読んで頂ければと思い、公開します。あんまり面白くないかもしれませんが。

 

前提条件

・私の両親とも高卒で働き始めており(父はその後働きながら夜間大学を卒業)、私は第1子であったため、家族にとっていわゆる「大学受験」というのは私が初めてだった

・近所の公立の小学校、中学校を卒業し、高校受験を経て公立高校に進学。出身高校は進学校ではあるが、東大受験する生徒は珍しく、法学部(文科一類)に進学したのは私が初めてだった

・小学校高学年くらいから、「私は勉強が得意なタイプだな」という自覚はあった。が、所詮は公立校での「井の中の蛙」であり、東大に行くのは私とは無縁な超進学校の生徒だけだと思っていた

・中学→高校受験のときの内申書はオール5で、部活や学級委員、生徒会で活発に活動しており、いわゆる「理想的な中学生」だったと思う

・両親が「学校の勉強をしていれば十分!」というタイプなので塾には行かせてもらえず(私は英語の塾に行きたかった)、中学生の時に頼み込んで進研ゼミをやらせてもらった。結局ため込んで辞めたけど…笑

・幼少期から読書が好きだったので、国語は得意。英語も得意。数学と理科は苦手、という典型的な文系女子高生だった。

※幼少期の私の育て方については過去ブログ参照ください

shiratamaotama.hatenablog.jp

 

さて、高校1年生~3年生までの日記から、受験に関係しそうなところをなるべく時系列で抜き出してみます。生の記録を残しておきたいので、整理されていなくてすいません。そして長いです。

高校1年生

・4月、朝練〜放課後練習、ときに土日練習のある活発な部活(英語劇部)に入り、授業と部活で埋め尽くされた毎日が始まる

・入学式の5日後には「予習のせいで23時就寝…」とある。基本的に21~22時には寝るようにしていたが、部活のあとの予習は結構大変だったよう。週末も部活が無い日はよく「一日中勉強してた」と書いてある。平日朝は6時ころ起床。

・毎朝、着替えながら「英会話レッツスピーク」というNHKラジオで英語の勉強を15分間する(英語の塾に行かせてもらえなかったので、安上がりなNHKラジオのテキストをお小遣いで買うことにした。この習慣は高校3年まで続けた)

・高校主催の「進路講演会」で、大学受験を初めて意識する。日記には、「先進国の中で日本の女性進出が一番遅れている。人に依存して生きたくないなら、社会的地位と責任ある仕事・立場が必要。大学に入るのが目的ではない。」と書いてある。16歳らしいアツい文章だな…

進学校なので、結構こまめにテストがある。中間テスト、期末テスト、実力テスト、小テスト…。日記にはいちいち点数が記録されていて、どの教科も70~90点台。得意なはずの英語や国語でもなかなか100点はとらせてくれない、良いテストだった。

・6月の中間テストで、学年1位になる。めっちゃ喜んでる。この直後、K先生(英語)に「東大の医学部目指しなよ」と言われ、初めて「あ、私ってそんなに賢いんだ」と思う。ただしK先生はみんなに東大受験を勧めていたらしい。

・1年生のときは日記がほとんど部活の話で埋め尽くされており、筋肉痛だの先輩がかっこいいだの書いてある。1学年上の先輩がすごく大人に見えていた。青春だなぁ。

・「お父さんが図書館に家の本を返却した(笑)」という文言を発見。忙しそうなのに割としょっちゅう図書館に通って小説を借りて読んでいる。

・日記に毎日体重が記録されていて、あぁ痩せたかったんだな…と思い出しました

・8月に初めての「模試」があり、大学受験を意識。とても難しい、という感想。

・9月の期末テストで学年1位。

・10月に初めての部活の大会が終わり、燃え尽き症候群になって勉強が手につかない。

・11月、実力テストで学年1位。弁論大会で優勝。

・12月、部活が忙しくなり、テスト勉強が間に合わない。21時に寝て3時半に起き、3時間ほど勉強してから学校へ。

・冬休み、「百人一首を全部覚える」と宿題が出たので、嬉々として暗記している。楽しそう。

・1月、授業中に私語のうるさい同級生に腹を立てている。「私は塾に行かないから学校の授業がすべてなのに、塾に通う人たちが授業をまじめに聞かないのは困る」

東京大学の先生が高校に来て講義してくれる会があり、初めて「東京大学に行ってみたい」と書いてある。

・両親に東大受験の話をしたら、「大学受験するんだ!親は受験について何もわからないから、先生に相談して頑張ってね」という反応。

・2月、担任の先生に「私はこの高校に来るべきでなかった」と愚痴を言っている。テストで学年1位を何度かとったことにより、私はもう一段レベルの高い高校に行くべきだったのでは、と思った様子。また、同級生の授業態度の悪さが気に入らない。先生から、「どんな進学校にいっても気に入らないことは出てくるはず」と諭される。

・まさかの上記の愚痴を同級生にも話している。くそ生意気な私を仲間はずれにもせず愚痴を聞いて意見してくれる同級生たち、神だな…。

・3月、初めて理科のテストで100点をとり「先生に勝った!」と書いている。先生は「100点をとらせてしまったらその生徒の実力が分からないので、難しい問題を混ぜて、絶対に100点をとらせない」というポリシーだった。

・3月、駅でケンカをしている中年男性の間にはいって仲裁しようとしたらしい。若気の至りって怖い。

・3月、日記では通知表が下がったと嘆いている。しかし実際の通知表を見ると主要科目はオール5。家庭科が5から4に下がったのが悔しかったらしい。

 

受験と関係ないこともつい書いてしまいました。すいません。

公立高校から塾に行かずに東大法学部に挑戦した記録②につづきます。