高齢男性に「子どもにマスクをさせろ」と言われました
初対面の高齢男性に突然話しかけられました。実際の会話は下記の通りです。
高齢男性「子供にもマスクさせなきゃだめだろう」
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) January 3, 2021
私「あ、大きく見えるかもしれませんが、この子3歳なんです」
男性「だからなんだ。母親のくせに自分だけマスクして」
私「WHOが5歳以下の子供はマスクを着用する必要はないとガイドラインを出していることはご存知ですか?」
ここまでは実際の会話。
この時、私と3歳長男は手をつないで歩いているところでした。夫と2歳次男は離れたところにいました。
高齢男性の口調が高圧的だったので本当は猛烈に反論したかったのですが、3歳長男の前なので我慢しました。
以下は、本当は言いたかったけど我慢したことです。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) January 3, 2021
あなたがつけているフェイスシールドは飛沫を防ぐ効果が低いとされていますがご存知ですか?外を歩いているあらゆるマスク非着用の人間に声をかけているんですか?それとも子連れの母親にだけ上から目線のアドバイスをして回っているんですか?
コロナ禍で何ヶ月間も我が子が感染するリスクや感染させるリスクに悩みながら子育てしてきた母親よりも自分のほうが乳幼児のマスク着用について知識を持っているはずだと思ってるんですか?なぜそう思えるんですか?人にアドバイスする前にもう少し勉強されたらいかがですか?
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) January 3, 2021
5歳以下の子供はマスクを着用する必要はない
WHOとユニセフは、5歳以下の子どもは「感染源管理のためのマスクを着用すべきではない」とガイドラインで明記しています。マスク着用による子どもへの潜在的な害(例:刺激や呼吸困難、不快感、コミュニケーション上の懸念など)を防ぐためです。ガイドラインでは、マスクを適切に着用するための手先の器用さ等についても触れられています。
Children aged 5 years and under should not be required to wear masks.
オンライン会議や協議プロセスを通じて収集された専門家の意見に基づき、5 歳までの子どもは、感染源管理のためのマスクを着用すべきではないとしている。このアドバイスは、「害を与えない」というアプローチに基づいており、以下のことを考慮している。
o 子ども期の発達のマイルストーン
o コンプライアンスの課題
o マスクを正しく使うために必要な自律性
(引用:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連した地域社会の子どもたちへのマスク使用に関するアドバイス COVID-19 に関連したマスクの使用に関する助言の附属書 2020.08.24 非公式日本語訳(仮訳))
私の考えていること:息子たちにマスクは強要しない
長男の心を傷つけたくない
高齢男性「子供にもマスクさせなきゃだめだろう」
私「あ、大きく見えるかもしれませんが、この子3歳なんです」
男性「だからなんだ。母親のくせに自分だけマスクして」
私「WHOが5歳以下の子供はマスクを着用する必要はないとガイドラインを出していることはご存知ですか?」
高齢男性からの感染リスク
そしてそれ以上の反論を我慢したのは、フェイスシールドの高齢男性と長時間会話をすることで長男が男性からコロナもしくはその他の感染症に感染するリスクを恐れたからです。
わざわざ近づいてきて2メートル以内の距離で私たち母子に高圧的な口調で話しかけてきた高齢男性に対して、私は強い怒りを感じています。まるで子熊を守る母熊だな、と思っています。5歳以下の子どもであってもマスク着用が必要な場合
私が息子たちに「今は絶対にマスクをしなさい」と言うとすれば、例えば私や夫が新型コロナウイルスやインフルエンザに感染して、子どもたちに近寄らざるを得ないような状況です。その際はマスクによって呼吸が苦しくなっていないか、適切にマスクを使えているか、大人が常に監視していなければならないと認識しています。
もちろん、5歳以下の子どもであってもマスクを着用することはあります。例えば、新型コロナウイルスやインフルエンザなどに感染した家族の近寄る場合などです。このようなときにはマスクを着用したほうがよいでしょう。ただし、親または他の保護者が直接監視するという条件付きです。
参考情報:その他の年齢の子供について
2歳未満の子ども
2才未満のマスクは危険、3才以上も強要はしない、ことが重要です。
(引用:日本小児科医会「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」
6歳以上の子ども
6~11歳については、地域での感染の広がりや高齢者と同居しているかどうかなどを考慮して判断することを求め、12歳以上は大人と同じようにマスクの着用を求めています。 (引用:こどものマスク着用について | 公益社団法人 日本WHO協会)
保育園の話
息子たちがお世話になっている保育園では、園児にマスクはさせません。保育士は原則としてマスク着用です。保育士がマスク着用すると表情が読めず子どもが不安になる/発達が阻害される、との理由でマスク非着用だった時期もありましたが、様々な検討を経て今のところ保育士はマスク着用となっています。
長期的にみて、周囲の大人がみんなマスクしている環境で育った子どもたちに悪い影響がないと良いな…と思っています。
また、「成長発達の過程にある子どもが、友達との触れ合いの機会が減り、マスクを着けた状態でしか友達や先生の顔を見られないと、表情から感情を理解できない大人に成長する恐れもある」との懸念を表明されている小児科医もいらっしゃいます。
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 27, 2020
ご参考まで。https://t.co/GTyMlnmlpg
そうした観点から、私は家庭内では基本的にマスクはしません。私の表情を息子たちには全て見せておきたいと思っています。
いつもブログを読んでくださる方々へ:ブログの更新頻度を変えてみます
これまで私のブログは3日に一度の更新でしたが、2021年は試しに5日に一度にしてみます。インプットとアウトプットの比率を変えるとどうなるのか試してみたいというのが主な理由です。
新年最初の記事がこのようなテーマになってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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