おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

トイレに九九の表を貼りたい話

岩波書店の「科学」2019年7月号のコラムがものすごく面白かったのです。

タイトルは「子どもの算数, なんでそうなる?〈2〉九九表」で、書いたのは谷口隆先生(神戸大学大学院理学研究科数学専攻)。

 

ちょっと引用します 

子どもの算数の「間違い」について、理由を考えたことはあるだろうか。数学者である父にとって、子どもが算数をする様子はとても面白く、興味が尽きない。

(中略)

1年間ぐらい、我が家のトイレのドアに、九九表が貼ってあったことがあった。トイレに座ると九九表が見える。

トイレというのは大人にとってはひとときふっと気を抜いて、それまでと別のことをぼんやり考えたりする時間だが、小さな子どもにとってはヒマな時間らしい(たぶん)。かけ算に興味があるというので貼っておいたら、どうもよく見ているようだった。

(『科学』2019年7月号 p0608より引用)

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※同ページに掲載されている九九表です。雑誌の中身を写真に撮ってしまいました…

お子さんが何歳のときに九九表を貼っていたのかは書いていないので分からないのですが、お子さんは九九表に書いてある九九の読み方をトイレに行くたびに1段ずつ読み上げたりしていたそうなので、学校で九九を習う小学2年生くらいなのかな、と思います。

私も、長男が小学2年生になったらトイレに九九の表を貼ろう!

(ちなみに私が中学生の時に地理が苦手すぎて父がトイレに世界地図を貼ってくれました。アフリカの国々の位置関係とか、よく眺めました)

 

ぼーっと眺めるからこそ気づけること

ヒマな時間って大事ですよね。私は子どもの頃にリビングのカレンダーをぼーっと眺めていて、いろんなかけ算や足し算を見つけました。奇数と偶数の関係とか。

谷口先生は子どもの頃にヒマすぎてこんなことをされたそうです。

また、九九表を偶数か奇数かで色分けして塗って、見える模様というのもある。これは私は、偶数と奇数の違いが気になっていてかつ大変ヒマだった小学生のとき、ふと思いついて試みて、その結果に喜んだ記憶がある。(『科学』2019年7月号 p0609より引用)

面白そう、やってみよう!と早速手書きで九九表を書き、偶数と奇数で色分けして塗ってみました。2歳長男が面白がって邪魔するので綺麗には塗れませんでしたが、なかなか楽しい試みでした。興味ある方は数分でできるので是非試してみてください。

谷口先生のお子さんは、トイレで九九表を眺めながら様々な発見をされたようです。交換法則(2×4と4×2が同じ結果になる)とか、なんで6×2と4×3が同じ結果になるんだろうとか、9の段の一の位と十の位を別々に見ると綺麗なパターンがあるとか、九九表を対角線で見ると…とか。トイレの九九表を眺めて自分で新しい発見をして、その発見を数学者のお父さんにすぐに伝えて、お父さんからさらに面白いことを教えてもらえるなんて、とても羨ましい環境だなと思います。

 

どこで買えるんだろう

谷口先生がトイレに貼っていた九九表には九九の読み方も書いてあるそうなのですが、このようなシンプルな九九表(ちゃんと数字が見やすいもの)で、かつ、読み方が書いてある表を私はまだ見つけられていません。

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例えばAmazonには公文の九九表がありますが、これだと九九の読み方は分かるものの、数字の並び順から気づきを得ることは難しそう。

こういうのでも気づきは得られそうだけど、できればシンプルな九九表が良いな…。

長男が小学生になる頃までに良いものが見つけられなかったら、エクセルで自作しようかなと思います。シンプルに数字が大きく書いてあって、九九の読み方も書いてあるような理想の九九表を!

もし理想の九九表がどこかで売られているのを見つけたらぜひぜひ教えてください。

 

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