びっくりするほど拡散されています(現在進行形)
このツイートが、1万以上のRT、2万以上のイイネになっています。
誰にお願いしたら良いのか分からないのでここで言いますが…
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) January 16, 2021
トイレ個室内にベビーチェアを設置いただく場合は「子どもの手の届く範囲」について3秒で良いからご検討願います😂 pic.twitter.com/zCz44ebAog
ああ、皆さん困ってきたんだなあ…ということがよく分かりました。
私がなにに困ったか上記の画像からは分からなかったという方は、下記だと分かりやすいでしょうか。ベビーチェアに子供を座らせると、トイレの扉を開閉するボタンを子供が押せてしまうのです。
トイレ個室内のベビーチェアに子供を座らせるときというのは、親自身がトイレで排泄したいときであることが多いので、そんな時に扉が開いてしまうと…大変なことになります…。
さまざまな体験談
開けられてしまった人の体験談は多く寄せられました。
はじめまして!恥部丸出しのままウィーンって開けられてしまい、パニックになり、丸出しのまま立ち上がり締めに行ってたら、通りすがりのおじさまに目撃されてしまいました🤦🏻♀️
— yunomii 1y1m (@yunomi42066281) January 16, 2021
まずはズボンをあげるべきでした....
想像するだけで大変そうです…お疲れ様です…
外から失礼します。私も昔、埼玉県の某ホテルで全く同じ思いをしました。ダメよ押しちゃー!とパンツが下がりお尻丸出しで、赤子を制止しに行きましたが、無慈悲なことに結婚式に来ていたサラリーマン集団にバッチリ見られました!さらにまた、ドアが閉まるのも遅いのよー、、、。
— ぴよこJapan (@himajinheiwa) January 16, 2021
そうなんですよ、あのドア、ゆっくり開いてゆっくり閉まるんですよね。
例です pic.twitter.com/eKLG04maWG
— ゆ®︎🐻 (@Crispin_baby) January 16, 2021
押してますね!めっちゃ押してますね。
この動画のおかげで「なにが問題なのかやっとわかった」という方が何人もいらっしゃいました。
自分も動画見てあ、そういう事か。ってなったから独身男性はそこまで考え行かない人多そう。 https://t.co/SONgJ33PRi
— ヤス@さば🧀🐴 (@yansabaku36) January 17, 2021
お納め下さい… pic.twitter.com/VwQ7zAVLY1
— (「・ω・)「 96回献血した虎 (@TigrLing) January 17, 2021
ドアの鍵を触りたい赤ちゃんと、絶対に開けられたくないお母さんの様子がよくわかります…。 子供の好奇心ってすごいですよね。
車椅子ユーザーさんからのご意見
そもそも多目的トイレは車椅子ユーザーの方が使用されるので、扉の開閉ボタンがこの高さ(=子供の手が届く高さ)に必要なんですよね。
打開策として、チャイルドロックボタンを別の高い場所につけるという方法があり、導入してる多目的トイレがどこかにあったかと。
— いとうちひろ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ (@chipan_myanjiji) January 16, 2021
この高さにあるのは、車椅子利用者はこの高さじゃないと押せないからなので、チャイルドロックボタンは有効な解決策かなと思っています(車椅子ユーザーより)。
私のツイートへのコメントで、開閉ボタンの位置をもっと高くして欲しいという声もありましたが、そうしてしまうと車椅子ユーザーの方が届かなくなってしまいます。チャイルドロックボタンを別の場所につける/扉の上部にもう一つ鍵をつけておく、というのは良い方法だと思います。
国交省の資料はすごく良くできている
多機能トイレについて国交省が非常に良い調査研究報告書(H24)を公開されています。
報道発表資料:多機能トイレへの利用集中の実態把握と今後の方向性について - 国土交通省
下記画像はその一部です。男性育児が増えていることの指摘や、子供の年齢に合わせたトイレの必要性が書かれています。0歳は寝かせてオムツ替えをすること、1〜4歳のために低めの着替え台が必要なこと、子供が複数いる場合は広めのトイレが必要なことなど、「そうそうそうなんです…!」と100回くらいうなずきながら読みました。
画像引用:第4章 公共トイレの機能分散の考え方
そして下記には、しっかりと「ベビーチェアから鍵に手が届いてしまう」懸念が書かれています。しかも分かりやすい写真解説付き!
ベビーチェアが鍵に手が届く位置に設置されていると、 子どもが鍵を開けてしまうことがあることから、設置位置の配慮が必要である。
画像引用:第4章 公共トイレの機能分散の考え方
上記の解説画像のように、ベビーチェアから手が届かない高い位置にも鍵が設置されていると本当に安心してトイレを使うことができます。
ぜひこの調査研究報告書が多くの方、特に今後多機能トイレを設置・管理されていく方に読まれることを願います。
声を上げていくのは大事
子連れユーザーの「困った!」声をあげていくことが、具体的な改善につながることもあるようです。
子どもの多い沖縄県
— *みほ* (@rochimiho) January 17, 2021
このような記事がきっかけで県内の大手スーパーさんなどがドア上部にも鍵を設置してくれるようになったそう^ ^https://t.co/NHf8z3q1El
今回の私のツイートをきっかけに、「今後の参考にします」と仰ってくださった方も複数いらっしゃいました。嬉しいです。
監理者として勉強になりました。設計施工する際、周知していきます。
— サザンスター (@YuSpvc7c69) January 17, 2021
設計段階でのミスを減らすための工夫についてもご意見をいただきました。
自分が親になって外出先でトイレを利用するようになってから、過去に同様のミスをしていたことを思い出しました…
— さとぴ®︎1歳0ヶ月児育児中 (@hijitetsu_3105) January 17, 2021
設備メーカーさんには設置箇所周辺についての注意書きを目立つように書いてもらえると設計段階でのミスも減らせそうです。って言ってもやはり使う側に立たないと気がつけない気もする。
さらに非常用の呼び出しボタンも危ない
こんなリプを頂きました。
これは、もう、どうぞの椅子ですね。。私は東京ビックサイトで、緊急呼び出し用の赤い球を「流してあげるね!」と子どもに引っ張られたことがあります。ちがーう!😭半泣きで謝罪しながらトイレから飛び出し、視線を浴び、生きた心地がしませんでした😂
— ちこ (@RSqVbbGOswwo7x4) January 16, 2021
扉の開閉ボタンだけでなく、非常用の呼び出しボタンも、ベビーチェアから手の届かないところに設置していただけると、乳幼児の親としては大変助かります。
みなさまありがとうございました
今後、多目的トイレの設計をされる方々のご参考になれば幸いです。
もし何らかの施設の運営管理をされている方がこのブログをお読みになったら、「うちのトイレはどうなってるかな?」とちょっと確認してみていただけると嬉しいです。そして扉の上部にもうひとつ鍵をつけていただけたら最高です。
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