「狼」(オオカミ)を漢字で書いてみて
けものへん + 良 = 狼
ああ、オオカミは良い獣と書くんだなあ、面白いなあと思いました。
これってキーボードで「OOKAMI」と打っていたら決して至らない思考なんですよね。
狼という漢字をサラッと手書きするのにかかる時間は5秒くらいですが、この5秒の間に脳内に「ケモノ、良い」と浮かぶんですよね。
興味と余裕がある時は漢字の由来を調べることもありますが、多くの場合は「なんでけものへんに良いと書いて狼なんだろう、不思議だなあ」と思って終わります。
「親」という漢字は、立つ、木、見る。
「優」という漢字は、人、憂う。
「詩」という漢字は、言う、寺。
キーボードやフリック入力で「親」「優しい」「詩」と打っているときには決して考えないことを、それぞれの漢字を手書きしている5秒〜10秒の間に脳内でなんとなく考えます。
漢字を書くのは、絵を描くのに似ていますよね。
人生で一番手書きする漢字
たぶん、人生で一番たくさん手書きする漢字は自分の名前だと思います。
このブログは一応匿名で書いているので私の本名をここに書くことはしませんが、自分の名前を手書きするたびに、上述したような漢字の分解を脳内でなんとなくしながら、私の親が何を思って名付けしたのか考えます。
そして小学校や保育園の書類で息子たちの名前を手書きするたびに、彼らが生まれたときにうんうん悩んで名付けした名前を味わっています。
彼らの名前を書くたびに、漢字にこめた祈りをもう一度祈っているのかもしれません。
「効果は抜群だ!」
うちの息子たちは最近、「効果は抜群だ!」というのにハマっています。保育園で覚えてきたようです。
ある日4歳次男が「ばつぐんってなに?」と質問してきたので、「すっごく強いって意味だよ」と答えました。まあこれは4歳児向けだし文脈がかなり限定されているのでこんな答えになってしまいましたが、本当は「抜群」=「群を抜いて優れていること」という漢字を書きながら教えてあげればよかったな、と後から思っています。
「抜」という漢字は、手、友。
「群」という漢字は、君、羊。
うーん面白い。
楽しみです
我が家の5歳長男は、次の4月には小学校に入学予定です。
最初に習う漢字はなんでしょうね?
ついこの間まで赤ちゃんだったのに、もうすぐ長男が漢字を書くようになると思うとすごいです。
漢字文化圏に生まれ育った醍醐味を息子たちと共有できるのがとっても楽しみです。
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