おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

2歳長男、1歳次男、31歳母が次々にインフルエンザに感染しました

12月19日(木)深夜、2歳長男39.3℃の発熱→嘔吐

12月20日(金)朝、1歳次男38.0℃の発熱

 →長男、次男ともに小児科でインフルエンザ(A型)陽性

12月21日(土)昼、私が37.5℃の発熱

 →念のため受診したところ、インフルエンザ(A型)陽性

 

そして12月22日現在、長男次男ともに熱も下がりすっかり元気になったのですが、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」保育園にはいけないため、次に登園できるのは25日(水)となります。

ちなみに私が次に出社できるのは26日(木)です。

 

打っててよかった、予防接種

大人はインフルエンザの予防接種は1回で済みますが、子どもたちは2~4週間あけて2回の接種が必要です。今年の我が家はこんなスケジュールで予防接種しました。

10月中旬:夫が予防接種、長男次男1回目の予防接種

11月中旬:私が予防接種、長男次男2回目の予防接種

インフルエンザワクチンは接種後2週目から抗体が上昇し始めて1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月間持続するそうなので(参照)、まさに今、私と子どもたちのインフルエンザ抗体はピークにあるはず。それでも感染自体は防げなかったわけですが、重症化を防げるというだけで「予防接種を受けておいて良かった…!」と思っています。

現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

厚生労働省インフルエンザQ&Aより)

子どもたちも私も熱があまり出ず(一番高かったのは長男の39.3℃)、次男にいたっては38℃と微熱なうえにかなり元気だったので、長男の39.3℃が無ければ次男にインフルエンザの検査を受けさせようとは思わなかったかもしれません。

私なんて37.5℃なので、夫が「絶対にインフルエンザの検査をしたほうが良い」と私を説得しなければ、わざわざ土曜日に病院に行かなかったと思います…。

のどの痛みや咳、体のだるさなどは感じましたし、その渦中にいると結構きつかったのですが、過ぎ去ってしまえば「インフルエンザ、この程度で済んで良かったな」という感想です。インフルエンザが重症化して肺炎や脳症で亡くなる方もいるそうなので…。

打っててよかった、予防接種!

※ちなみに私はインフルエンザにかかったのが人生初なので、予防接種を受けていないときと受けたときとでどのくらい「つらさ」が違うのかは分かりません。今回受診した病院では、予防接種のおかげで軽い症状で済んでいるのではないかと言われました。

 

ちょっと不思議だったこと

私がインフルエンザの検査のために近所の内科を受診する際、事前に電話して子どもたちが既にインフルエンザ陽性の診断を受けており、私も感染の可能性がある旨を伝えました。隔離されたりするのかなと思ったのですが、特にそうしたことはなく、普通に受付して待合室で他の患者さんたちと並んで座り、30分ほど待ちました(もちろん自主的にマスクはしていましたが)。そして検査結果が出てインフルエンザ陽性と診断されるなり、「ほかの患者さんへの感染を防ぐため、こちらの部屋へどうぞ」と隔離室に連れて行かれ、そこで会計などを済ませました。

インフルエンザは空気感染しないそうなので、そこまで真剣に隔離しなくても大丈夫ということなのでしょうか。だったら診断確定後に隔離されたのは意味があったのでしょうか…?不思議です。

インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

厚生労働省インフルエンザQ&Aより)

 

腹が立ったこと

ちなみに、私にはインフルエンザの治療薬としてイナビルを処方されました。この薬については医師からきちんと説明があったのに、いざ薬局で処方箋を出したらイナビルだけでなく、説明された記憶の無い抗生剤や風邪薬が出てきたので、ちょっと腹が立ちました。

特に抗生剤については、薬剤耐性菌の問題や、腸内細菌を殺してしまうことなど、私は結構問題意識を強くもっているので、小児科で子どもたちに抗生剤が処方される場合はきちんと説明を求めます。なぜ抗生剤が必要なのか納得してから飲ませたいのです。ちなみにインフルエンザにも風邪にも抗生剤は効きません。今回子どもたちの小児科では抗生剤は処方されなかったので安心していたのですが、まさか私が受診した内科で何の説明もなしに抗生剤が処方されているとは思わず、薬局で「ええっ…困ります…」と言ってしまいました。そんなことを言われても薬剤師も困るので、(そして私も体調が悪くてそれ以上医師に電話したりする元気がなかったので)黙って処方されたとおりに薬を受け取ってきましたが。

厚労省も抗生物質の使用を最小限におさめるよう、様々な働きかけをしているようなので(例:風邪に抗生物質、使わない病院に報酬 耐性菌の抑止策:朝日新聞デジタル)、うちの近所の内科にも頑張ってもらいたいです。

 

異常行動について

子どもたちにはインフルエンザ治療薬としてタミフルが処方されました。ちなみにタミフルと聞くと異常行動を連想してしまいますが、「異常行動とタミフルの服用の因果関係は認められない」そうです。詳しくはこの報告書などご覧ください。

タミフルと異常行動等の関連に係る報告書(案)厚生労働省

要はインフルエンザに感染した場合にタミフルを服用してもしなくても異常行動が出ることがあるそうで、治療開始から2日間は目を離さないように、と薬局でも言われました。

2歳長男は発熱した日の夜に真っ暗な天井をみながら「みて、キラキラ光ってるよ」と言ったりしたのでちょっと怖かったのですが、普段寝ぼけていても同じようなことを言うので、これがインフルエンザによるものなのかどうかは分かりません。

1歳次男は特にいつもと違う行動はありません。私はたぶん異常行動をしていない、と思います。

 

現在進行形で困っていること

タミフルが苦くて、2歳長男に飲ませるのに大変苦戦しています。1歳次男は与えられればなんでも飲むので問題ないのですが、長男は「これ、美味しくない」と吐きだし、それ以降は口に入れるのもかなり嫌がります。

薬局でもらったタミフルのパンフレットには、

・オススメの混ぜもの:オレンジジュース、チョコアイス、スポーツ飲料、ヨーグルト

・味が変わってしまうのでオススメしないもの:リンゴジュース、バニラアイス

等と書いてありました。

 

私は普段、甘いものをあまり食べさせないようにしているので(甘いお菓子をあげない方針で、長男が2歳になりました - おたまの日記)、チョコレートアイスを食べさせたことはありませんでした。しかし、ヨーグルトで混ぜてもオレンジジュースで混ぜてもダメだったので、ついにチョコアイスをあげることにしたのですが…

長男はチョコアイスを口に入れた瞬間、べーっと吐きだしてしまったのです。まだ薬は混ぜておらず、純粋にレディーボーデン(薬局のお兄さんのオススメ)のチョコレートアイスだけを食べさせたのに…「これ、美味しくない」の一言でした。

食べなれない味だからか、冷たくてびっくりしてしまったのか。その後、チョコレート味のプリンも買ってみましたが、チョコレートの色に警戒心を持ってしまったようで、ダメでした。

結局、ハチミツと牛乳と混ぜてスプーンで飲ませてみたり、(夫が)こんこんと言い聞かせて一口だけ飲ませたり、1日2回のタミフルには大変苦労しています。処方は5日分、まだまだ続きます。どうしたものか。。

写真は苦労の跡です。

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 【12月25日追記】

友人から教えてもらった龍角散の「おくすり飲めたね」という服薬補助ゼリーがなかなか良かったです!薬局のお兄さん、チョコアイスとか言う前にまずこれを教えてほしかった…。

 

夫が大活躍

今回、まさかの子どもたち2人ともインフルエンザ感染からの私も感染という事態になりましたが、夫が感染しなかったことは本当に幸運でした。夫は家事育児スキルの高さを存分に発揮し、子どもたちの世話をし、ご飯をつくってくれています。大感謝。

私が寝室でダウンしているときに、リビングからすっかり元気になった子どもたちの笑い声が聞こえてきて、ご飯の匂いが漂ってきて、ああ、幸せだなー…(体はだるいけど…)と思いました。

 

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