おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?

『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?』という本を読みました。

タイトルがあまりに魅力的だったので衝動買いしたのですが、買って良かったー!!!と思っています。

これはKindleではなく紙で買ったほうが使いやすいと思います。

 

 著者は指圧師の斎藤充博氏です。

子育てで、私のカラダはもう限界! ! !

そんなあなたに今すぐお伝えしたい、
「疲れ」が「スッキリ」する48の具体的な方法。


疲れ果てたママたちが通いつめる、人気の治療院「ふしぎ指圧」。
そこで日夜施術にはげむ “ボディケアのプロ" が書いた、育児疲れ対策の決定版です。

 

この本の使い方

1.疲れない体の使い方:わかりやすい。親切。

まず第1部の「疲れない体の使い方」を読み、抱っこやオムツ替えなど日常動作による体の負担を減らします。優しいイラストと説明文で、とても分かりやすいです。

特に私は「チャイルドシートに子どもを乗せるときは」(p40)が非常に参考になりました。思い切って車の中に片足を踏み入れることがポイントだそうです。簡単に実践できて効果を実感したので感動しました。

 

2.かんたんケア:わかりやすい。気持ちいい。

次に、第2部の「スキマ・かんたんケア」を実際にやってみます。

p58に「抱っこ、おんぶ、なにをしていても肩はこる」と肩こり解消ストレッチが紹介されていますが、この動きが簡単なのにじんわり気持ちよくて最高でした。

また、「抱っこひもで肩が疲れ切ったとき」(p62)も良いです。先日、鉄道博物館に遊びに行った際、一日中0歳次男を抱っこ紐に入れていたので、あの日の夜にこのストレッチをしたかった…!と思いました。

このほかにも「子どもと長時間 手をつないだあとに」とか、「腰が痛くてあおむけで眠れないとき」とか、いちいちタイトルが育児に疲弊した心を癒してくれます。わかってくれてる、という嬉しさを感じます。

 

3.時間があったら全部やりたい

最後の第3部は「時間があるときのケア」です。

ひとりでできるじんわりケアから、夫婦ふたりでおこなうマッサージまで紹介されていて素晴らしいです。時間があるときに…やろう…(まだやれてません)

 

私の感想

・実用的!読みながらすぐ実践できて、簡単。そして効果を実感できる。

・これはKindleではなく紙の本を買うべし。イラストが分かりやすいし、ページを押さえなくても本がパカっと開いてくれるので、見ながらストレッチできる。

・イラストが男女半々くらいで、「子育て中のママのための本」ではなく「子育て中の男女のための本」であることにとても好感を持った

・子育ての大変さは色々言われているものの、「子育ては肉体的に疲れる」ことに着目し、肉体的負担を軽減するためのアドバイスをこんなに書いてくれた本に初めて出合った。素晴らしい…

・子どもを産む前にこの本に出会いたかった。抱っこやベビーカーの押し方など、自己流のクセが定着する前に読んでおきたかった。でも子どもを産む前の私がこの本に出会っていても、価値が十分に分からなかったかもしれません。

 

おまけ:抱っこを長く続けるにはお母さんよりもお父さん 

 厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」によると、人力で取り扱うものの重さは

・男性の場合は体重の40%以下

・女性の場合は体重の24%以下

にすることが望ましいとされているそうです。

この式に当てはめると、体重50㎏の女性の場合は12㎏。思ったよりも少ないです。2歳くらいになるとこのくらいの体重になっていますよね。

男性ならまだ余裕があります。体重が50㎏の男性の場合は20㎏。5歳くらいまでならいけそうです。(中略)

こうして数値で見てみると、抱っこを長く続けるには「お母さんよりもお父さんがする」ことが重要なのかもしれません。

 (本書p88コラムより)

 

というわけで、よろしく願いまーす!

(夫への私信)

 

 

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