おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

女性医師の結婚と仕事量の関係

現状、独身女性医師の仕事量を100とすると、既婚小無し女性医師の仕事量は90、既婚子有り(中学生未満)は50、既婚子有り(中学生以上)は60となるらしい。子供がいたら労働時間が減るのは分かるけど、なぜ結婚しただけで労働時間が減るのだろう…?そして不思議なことに既婚男性医師は子供がいると労働時間が長くなる傾向が。

この資料、医師の需給を計算するためのものなんですが、「女性医師は男性医師よりも労働時間短い傾向にあるから、仕事量を男性医師1としたら女性医師0.8で計算しよう」という結論になってます。東京女子医大の女子受験者差別につながる話ですね。

 

私と夫の場合は結婚してもお互いの労働時間には変化無かった気がします。医師の世界では結婚すると「さぁ家事は妻に任せて仕事に集中するぞ!」ってなるのかしら。子供ができると「子供のために長く働いて稼ぐぞ!」ってなるのかしら。もしかして他の業種でもそうなのかしら。

本件はたまたま医師の資料を見ていて気になっただけなのですが、もしかして日本の色んな職場で「子供が産まれた男性職員の労働時間が長くなる」傾向があったら嫌だなと思いました。

 

女性医師の仕事量

参照:医師の需給推計について(p13)
http://www.mhlw.go.jp/…/05-Shingikai-1080100…/0000120209.pdf

 

既婚男性医師の労働時間

参照:医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査(p17)
http://www.mhlw.go.jp/…/05-Shingikai-1080100…/0000161146.pdf