おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

PTAがもめすぎてつらい

大前提として、PTA活動はすごく大事だと思っています。

子どもを小学校に通わせる保護者として、学校運営に協力していきたいという気持ちもあります(だからPTAの役員に立候補した)。

 

が、時代の変化というべきなのか…このままではPTA活動は続かないだろうなあ、と思うようになりました。

 

めちゃくちゃもめてます

うちの学校のPTAはほぼ全員が女性なのでちょっと性別を限定した書き方にしますが、

「専業主婦のお母さん」(=夫ひとりの収入で家族の生活がほぼ成り立っており、自分は専業主婦として家事育児を担い、そしてPTAで活躍する、というお母さん)が大多数だった時代にできた制度が、共働き家庭の増加によって崩壊しつつある、有志の(本当に文字通り、志のある)お母さんたちが「PTAがこのままでは倒れる」と危機感を持って制度改革(PTA執行部の負担軽減)を提案するも、一部の熱心な人たち(=長くPTA活動に熱心に携わってきた人たち)の猛反対にあって改革ができず、有志の心が折れ、ゆっくりと崩壊に向かっている

という感じです。つらい。

 

ものすごい無償労働

私も中に入ってみて初めて知って驚いたのですが、かなり負担の重い役職(例:PTA会長)に、わずかな(年間数千円レベル)謝金しか支払われず、毎週のように何かしらの会合などにリアルで顔を出す必要があり、本当に生活に時間的余裕を作りだせる人がボランティア精神で「地域のため、学校のため、子どもたちのため」にやってきてくれていた歴史があると。

会社の労働組合執行部ですらもっと負担は少ないのに謝金は100倍くらい支払われているので、流石にこの仕組みではPTAは続かないだろうな…と思いました。

どうもPTA会長になるような人は地域で自営業をやっているなど、会長職にあることで地域で顔を広げることができて本業にメリットがある、という場合が多かったようなのですが、今後もそういう人が運よくいるとは限らず。

謝金を数百倍にするか、かなり負担軽減しないと、もう人は集まらないんでしょうね。

 

だんだん日本が貧しくなって、人々の生活にも余裕がなくなって、みんなが忙しくなって、PTAのようなボランティアで運営されてきた仕組みが続かなくなっていく。

悲しいですけどね。

 

「優秀な人」問題

しかもPTA問題を複雑にしているのが、「優秀な人」がたまーに現れちゃうことなのかもしれません。

すごく優秀で、負担をものともせず各種調整をこなして、広報物のクオリティを上げて、イベントを充実させて、そして数年で去っていく。

次年度の担当はものすごくあげられたハードルを「ひええ」と言いながらなんとかこなしていく。が、次第に前任者の作った仕組みが形骸化して、「なんでこんなに大変なんだろう」と言われるようになってしまう。

うーん。

 

手探りです

とはいえ私もまだ「小学生の親」になって一年生なので、情報収集しつつ、我が子の小学校が安全で楽しい場になるように頭をふり絞っていこうと思います。

 

とりあえず1年目の夏に思ったことをバーッと書いてみました。

 

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