ある日の私
時刻は午前11時半。
そろそろお腹の空く1歳児と0歳児。家に大人は私しかおらず、しかも昼食の用意をまったくしていない。
泣き出す0歳児。これはやばい、今から0歳児のおむつ替えと授乳を始めたら、1歳児の昼ご飯を作れない。
そこで災害の備えとして買っておいたパックご飯を思い出した私。お湯をかけて15分待ったら食べられる!
私「あぁっ、こんなところに美味しそうなきのこご飯がある!これ、食べたい人~?」
1歳児「はーい!」
私「おっけー!まず、パックを開けまーす。ここに、なんとポットのお湯を注ぎまーす。よし、あとは15分待つだけ!今のうちに手を洗ってきてくださーい!」
1歳児「はーい!」
この15分で0歳児のおむつ替えと授乳を済ませます。
時刻は11時45分。パックからご飯をお皿に出して、1歳児の前に置きます。
私「なんとお湯をかけただけで、美味しいご飯ができてしまいましたー!どうぞー!」
1歳児「おいしー!」
意外と美味しかったです
このご飯、意外と美味しかったのです。具がたっぷりで(しめじ、たけのこ、しいたけ、きくらげ、こんにゃく)、ごはんに薄味がついてて、 ちょっと柔らかめ。
私も3口ほど食べましたが、1歳児が気に入ってほとんど食べてしまいました。1袋で362kcalなので、1歳男児の1日の必要カロリーの3分の1強。ちょうど良い感じ。
※男児は1日950kcal、女児は1日900kcal(参照:厚労省「日本人の食事摂取基準」p362 小児(1~2 歳)の推定エネルギー必要量)
このパックご飯の良いところ
・いざ災害時にお湯がなくても、水をいれて60分待てば食べられる(お湯なら15分)
・賞味期限が5年と長い
・スプーンもついているので、災害時は助かりそう
・普通に美味しいので、普段の食事にも使える ←というか、ご飯の用意ができない「非常時」にとても役に立つ
・お湯をいれて待つだけ、というイベント感があって、1歳児が喜ぶ
・大人用なので災害時にはもちろん大人も食べられるし、薄味なので子どもにも食べさせられる
というわけで、ちょっとオススメです。
ベビーフードも常備しておくと安心です
なお、子どもが0歳児のうちは離乳食のベビーフードを災害用に少し買っておきました。これは生後9ヶ月くらいからのベビーフード。開ければ食べられるので、普段使いだけでなく非常用にもオススメです。
手抜きご飯は楽しく食べる
最後に。こういう手抜きご飯のときはめっちゃテンションあげていくことにしてます。「こんなご飯しかなくてごめんね…」と言われて食べたら美味しくないだろうなと思って。
私が小学生くらいの頃、数か月に一回「カップラーメンをお昼ご飯に食べる日」があって、ものすごく楽しかったのです。今思えば、専業主婦だった母のたまの手抜きご飯だったのかもしれませんが、両親と私と弟の4人で、4種類のカップラーメンをちょっとずつ味見しながら食べました。調子に乗って最後はご飯をいれて食べたりして。
30歳になった今でも、たまにカップラーメンを食べるとウキウキしてしまいます。NHKの朝ドラ(インスタント麺の生みの親である安藤百福がモデル)がやっっとラーメンを作り始めたので、毎日楽しく見てるんですが、見てるとラーメン食べたくなるんですよね…。
めっちゃ脱線してすいません。災害用のパックご飯、ちょっと備蓄しておくと良いと思います!
【2020年7月13日追記】
最近読んだ本『「食べること」の進化史』に、すごく良いことが書いてありました。
読了!
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) July 13, 2020
特に印象的だった著者の意見:「現代社会で美味しさが求められているのは高級グルメではなく、災害時、幼少期、高齢期」(p226)
災害時:心の安心のための美味しさ
幼少期:味覚の発達に重要
高齢期:美味しくないと唾液分泌が減り誤嚥リスク上昇
我が子には美味しいものを食べさせたいですね。
「災害時」かつ「幼少期」の美味しさはとっても大事。というわけで、災害用の非常食は美味しいものを備えておきたいなと思います。
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