1歳10ヵ月の長男と0歳3ヵ月の次男を連れて、新幹線(のぞみ)に乗って、夫の実家に10泊してきました。
赤ちゃん連れで新幹線デビューする方の参考になるかと思い、次男を抱えながらバシバシ写真を撮ってきたので、もりもり紹介します。
※なお、6歳未満の子どもは無料で新幹線に乗れます。自由席であれば、無料で乗っている子どもも座席を1人分使うことができます。指定席の場合は、子どもを大人の膝の上に乗せるのであれば、無料で乗ることができます。というわけで、私のオススメの乗り方は自由席に始発駅から乗って確実に座席を確保する方法です。お金に余裕がある方は指定席で子どもの分も買えばゆったり座れると思います。※JR公式サイト子ども運賃について
車内のご案内
まずはのぞみの「車内のご案内」。1~3号車が自由席、4~16号車が指定席です。トイレは奇数号車にあります。
授乳室について
0歳児連れで母乳育児中の方には気になる、新幹線内の授乳室。もちろん座席で授乳ケープ使用での授乳は可能ですが、他の乗客に見られたくない、騒がしくて子どもが落ち着いて飲めない、授乳ケープを嫌がるなどの場合は、授乳室に行くのがオススメです。
新幹線の中には「授乳室」はありませんが、授乳室として使える部屋が二種類あります。ひとつは「多目的室」、もうひとつは「業務用室」です。
多目的室(11号車)
この「多目的室」には、「お体の不自由な方優先です。ご利用がない場合には、授乳や、お客様の体調が思わしくないときにもご利用できます。乗務員までお申しつけください。」と書いてあります。※JR公式サイト多目的室について
乗務員さんに「授乳したいんですが、多目的室は使えますか」と聞いてみてください。基本的に障害のある方が優先ですが、空いていれば授乳室として使わせてもらえます。中は広くてベビーカーごと入れて、ゆったり授乳することができます。授乳が終わったら乗務員に「終わりました」と声をかけてくださいね(待っている人がいるかもしれないので)。
業務用室
多目的室が空いていない場合には、「業務用室」に案内してもらえる場合があります。これは新幹線内に複数あるようなのですが、私は今回10号車に案内してもらえました。
ドアに「業務用 Private」と書いてあり、本来は乗務員の休憩用や、非常用のはしごなどの物置として使われているようです。
中に入るとこんな感じで、パイプ椅子がおいてあります。ぎりぎりベビーカーも入れるくらいの大きさです。鍵をかけられるので、安心して授乳できます。
私は今まで乳幼児連れで10回くらい新幹線に乗っていますが、必要なときはいつも多目的室か業務用室を案内してもらえました。(隣の席に夫が座っているときは、座席で授乳したりもしました)
業務用室を授乳室として貸すのはあくまでも乗務員さんの厚意なので、JR公式サイト等には書かれていません。でも、必要な場合は頼んでみることをオススメします。
トイレについて
オムツ替えとか、乳幼児連れで入れるトイレがあるのかは重要なポイントですね。結論からいえば、あります。ただ、知っておくと少し便利な情報があるので、少し詳しく書きます。
トイレのマーク
新幹線の奇数号車にはトイレがありますが、上の画像の右側に書いてある「赤ちゃんマーク」があるトイレには、オムツ替えができるベビーベッドと、赤ちゃんを座らせておけるベビーチェアがあります。
トイレ(自由席付近)
のぞみの1号車で、上記の赤ちゃんマークがついているトイレに入ると、中はこんな感じです。左側にベビーチェア、画面奥にベビーベッドが写っていますね。これで安心!と思いきや、ちょっと困ったことが。そう、生後5か月未満の赤ちゃんを連れてこのトイレに入ると、大人はトイレを使えないのです。
ベビーチェアは生後5か月以降しか使えません。そして、ベビーベッドに赤ちゃんを寝かせた状態では、ベビーベッドが邪魔でトイレに座ることがかなり難しいです。
角度を変えて撮影すると分かっていただけるでしょうか…。
上半身をぐにょーんとすればなんとかトイレに座れますが…
それよりも、少し歩いて3号車以降のトイレに行きましょう!
トイレ(指定席付近)
3号車より後ろの指定席車両のトイレは少し広めのつくりで、ご覧のようにベビーベッドを出した状態でも普通にトイレに座ることができます。ワンオペ子連れ(生後5か月未満)で新幹線に乗らざるを得ない女性の方は、自分がトイレに行きたいときは、3号車より後ろのトイレがオススメです。
ベビーカーごと入れるトイレ(11号車)
ちなみに11号車の多目的室の隣には、とても広いトイレがあります。ドアには車椅子、オストメイト、赤ちゃんのマークが書いてあります。空いていればベビーカーごと入れて、とても便利です。もちろん、多目的室の隣という場所なので、本来は障害のある方のためにつくられていると思います。ささっとトイレとオムツ替えを済ませて出ましょうね!
ベビーカーをどうするか
私はだいたいいつもベビーカーかバギーに子供を乗せて新幹線に乗りますが、混んでいるときは座席の一番後ろのスペースにベビーカーをたたんで置きます。子どもは私の膝の上です。
空いているときは(=私と子どもで2席使えるときは)、ベビーカーを開いたまま座席に持っていき、足元のスペースに置いてしまいます。ベビーカーは荷物おきとしても使えるし、子どもが寝たら寝かせておけるし、新幹線から降りるときもスムーズだし、足元がちょっと狭いこと以外は手元にあったほうが快適かなと思います。※なお、私はベビーカーはピジョンのランフィエフを使ってます
最後に:子連れのマナー的なこと
子どもが泣いたら、ちょっと席を立ってデッキに行く方が多いかなと思います。今回も、息子が泣いたのでデッキで抱っこしてゆらゆらしていたら、同じ状況のお父さんがやってきて、「お互い頑張りましょう」という無言の目くばせがありました。笑
また、このブログの最初のほうで「自由席であれば、無料で乗っている子どもも座席を1人分使うことができます」と書きましたが、
・座席に直接寝かせる/座らせると、よだれや吐き戻しで座席を汚してしまう懸念があるので、何か布を一枚しいておくと安心です。私はいつものエイデンアンドアネイのおくるみを敷いてます。
・いくら子どもが1人で席を使ってよいルールだとしても、混雑時は立っている方に席を譲るのがマナーかなと思います。今回も、混んでいるときは子どもを膝の上に抱いて、他の方に席を譲りました。
子連れ新幹線、いろいろ気を遣うこともありますが、割と子連れに理解ある方も多いので、隣の席の人に遊んでもらったり、外人さんがあごひげを触らせてくれたり、楽しい思い出もたくさんできました。
どうぞ楽しい新幹線旅を!