結論から書きます。
もし電車に忘れ物をしたことに気づいたら、慌てて駅員室に行く前に、「今自分が乗っていたのは何号車で、忘れ物はどのあたりにあるのか」確認することを強くオススメします。
確認しておくべき情報
・何号車なのか:東京メトロだと、プラットホームの足元に号車番号が書いてあると思います
・車両の前の方?優先席のあたり?真ん中?
・進行方向向かって右側?左側?
このあたりの情報は、ひとたびその場を離れると良く分からなくなってしまうので、焦らずに確認してから駅員室にいきましょう。
そして駅員室で、「15時12分にこの駅に到着した電車にリュックを忘れました。4号車の真ん中の席で、進行方向向かって右側の網棚の上です。」などと伝えられるようにしましょう。
私はこれを怠ったばかりに忘れ物を捜索するのに大変な手間と時間をかけてしまいました。
私に起こったこと
週末に子連れで電車に乗り、私のリュックを網棚に乗せました。話を分かりやすくするために、仮に有楽町線の飯田橋駅で降りたことにします。
飯田橋についた瞬間、2歳長男が面倒なことを言い始めて(このパッチンをいますぐはめてほしい、はめないと降りない)、焦って要求に答えてから電車をおりたところ、リュックを電車内に置き忘れました。
リュックの中には財布と携帯電話とオムツとおしりふきと…とにかくあらゆるものが入っており、私の手元には長男のためにもっていたおにぎりしかありませんでした。
「あああ、リュック、忘れた!!!」
次の電車を待って追いかけようかと一瞬思ったのですが、追いつけるはずが無いので、とりあえず駅員室に向かいます。駅員室を発見して「すいません、忘れ物をしました」と声をかけました。
私「いま飯田橋についたばかりの有楽町線、新木場行きに乗っていたのですが」
駅員さん「何号車に乗っていたか分かりますか?(図面を示しながら)」
私「えっ…分かりません…エレベーターまで結構歩いたので…たぶん、6号車か7号車か8号車のあたりだと思います…」
駅員さん「なるほど。座席はどのあたりですか?」
私「真ん中らへんです」
駅員さん「進行方向に向かって右か左か分かりますか?」
私「たぶん右です」 ←しかしこれ、あとから良く思い返したら、左でした…
駅員さん「リュックの特徴と中身を教えてください」
私「黒いリュックで大きさはこのくらい、中には財布と携帯とオムツがはいってます」
駅員さん「わかりました。有楽町駅で捜索かけますので少し待ってくださいね」
5分後、駅員室の電話がなります。
駅員さん(電話)「そうですか…。見つからなかったですか」
私「あああ…」
駅員さん「終点の新木場駅で最後の捜索ができますし、途中駅で落とし物として届けられていないか確認してみるのでもう少し待ってください」
私「お手数をおかけします…」
駅員さん(電話)「あ、飯田橋の山田(仮名)です。リュックの落とし物が届いていませんか」←この電話を何度もかけてくれました
駅員さん「どうやら届いていないようですね。もしかして途中で誰かに持って行っていかれてしまったかもしれないので、新木場でも見つからなければ遺失物として届けてください」
私「はい…」
長男「おなかすいた」
私「おにぎりあるよ」 持っててよかった、おにぎり。
さらに15分後、駅員室の電話がなります。
駅員さん(電話)「はい、飯田橋山田です…はい、そうですか!わかりました!」
私「みつかりましたか!」
駅員さん「はい!良かったですねー!新木場駅までとりにいってくださいね。新木場駅の駅員室は改札口の中なので、改札を出ずに行けますよ」
私「山田さん、本当にご親切にありがとうございました(涙)」
で、新木場駅まで22分かけて行き、やっとリュックと再会しました。財布も携帯も無事でした。山田さん(仮名)はじめ、探してくれた駅員の皆様には改めて御礼申し上げます…。
私の反省点
あせって駅員室に向かったため、車両番号や乗った位置が不明瞭だったことを大変反省しています。もし私がきちんと忘れ物の位置を把握していたら、有楽町駅でスムーズに発見されたかもしれません。(忘れ物捜索に駅員さんを複数動員できないと思うので、ひとりの駅員さんが3つの車両を一気にみるわけで、それは見逃すだろうなと思います)
もし私が10秒で良いからプラットホームで立ち止まり、乗車位置を確認してから駅員室に向かっていれば有楽町駅で発見されたのではないかと思っています。そうすると、
・新木場で発見された場合:時間ロスは約60分(捜索開始→私が飯田橋に戻ってくるまでの時間)
・有楽町で発見された場合:時間ロスは約20分(同上)
となり、私は焦って行動したために40分を失ったわけです。
しかもこれはただの40分ではなく、待ち合わせ相手に連絡もとれず(携帯がないので)、リュックが誰かに持ち去られたかもしれず、謎の待ち時間に飽きて騒ぐ2歳児の面倒を見ながらの40分だったのです。
大反省!!!
というわけで、恥を忍んでこのようなブログを書きました。
特に子供連れで移動する方々、荷物が多いので網棚に乗せることもあるかと思いますが、どうぞお忘れ物にはお気をつけて。
そして、万が一忘れたときには、まず足元を見てください。そこで10秒かけるだけで、そのあとの時間ロスが大きく減らせるかもしれません。
【12月18日追記】
鉄道会社勤務の友人から、下記のコメントを頂きました。ありがとう!
「何時何分○○駅発の電車のどのへん」っていう情報がめちゃくちゃ大事なので助かります。車両の何号車は各車体の外側の端や車内の細部にも表示してあるはず。
「あーっ、リュックを網棚に置いたままだった!」と気づいた瞬間、まだ電車が目の前にいるなら、 車両の外側にも号車番号が書いてあるそうなのでご参考に。
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