おたまの日記

都内で働く二児の母(東大法学部卒)が、子育てしながら考えたことや読んだ本、お勧めしたいことを書いてます。

息子たちの3回目の劇団四季は、美女と野獣

2023年に「ライオンキング」、2024年に「アナと雪の女王」を観劇し、劇団四季の楽しさを知りつつある息子たち。

2025年、今回は「美女と野獣」を観にいってきました。

 

「野獣って怖い?」

数日前から「あと〇日で美女と野獣だね」と楽しみにしていた息子たちですが、「美女と野獣って怖い?」というのを何度か聞かれました。まあ怖そうな名前ではあるよね。

私からは「まあ野獣がガオーってしたり、人間たちが野獣を倒そうとしたり、ちょっと怖い場面はあるけど…そんなに怖くはないよ」と答えてきました。

たぶんライオンキングもアナ雪も、ちょっと怖いシーンがあったので(特に生の舞台は迫力があるし音も大きいし)、子どもとしては「劇団四季のミュージカルを観にいく」のにそれなりの覚悟が必要なんだろうな、と思っています。

 

当日の様子

今回はすっごく前の方の良い席での観劇でした。役者さんの表情の細かいところや衣装の美しさもしっかり堪能できる。

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(開演前のみ写真撮影OKでした)

 

さすがに7歳と6歳にもなると観劇中はしゃべらない、というのは口頭で一度言えばわかるようで、初めてライオンキングに連れてきたときは当時4歳だった次男が途中でしゃべらないかハラハラしていたなあ、と懐かしく思い出しました。

7歳長男は途中で面白かったときに無言で私の顔を見て「ニカッ」と笑ってました。

 

今回はまったく予習させず(アニメ版を事前に見せることをせず)に行きましたが、ストーリーは分かりやすいし言葉も聞き取りやすいので特に問題はなかったようです。

ただ、たぶん「給仕」という言葉はわからなかっただろうな、これだけ事前に教えておいてあげれば良かったな、とは思いましたね。ルミエールやコグスワースが「給仕なのに給仕できない」ことの辛さとかが良く分からなかっただろうと思うので。

 

しかしショーとしてものすごく良くできているので、とにかく2時間半ずっと楽しかったようです。私はついつい息子たちがどんな表情で見ているのか気になってときどき息子たちの顔をチラリと見ていたのですが、すごく集中した顔で舞台を凝視していました。

そうそう、Be Our Guestの楽しい曲のときにピンクや金色のテープがぶわーっと客席めがけて発射される演出がありまして、頭から大量のテープをかぶった息子たちは大喜びでした。幕間の休憩時間には周囲の子どもたちが一斉にテープを拾い集めていて、これは子どもにはたまらない魅力だろうな…と思いましたね。うちの息子たちもいくつか持って帰りました。

 

舞台の感想

・演出に何度もびっくりさせられました。冒頭で助けを求めてきた老婆が一瞬で魔法使いに変身する場面では大人の私ですら「えっ!?」と驚いたし、7歳長男に終演後に印象に残ったことを聞いたら「最後に野獣がぐるぐる回って王子様に変わったところがびっくりして、不思議だなと思って、すごく好きだった」と言ってました。あのシーンは私もどうなってるのか全然わからなかった…!

・ルミエールの手の炎、本物の火でしたよね…?

・やっぱり歌とダンスが最高ですね。私は特にBe Our Guestが大好きなので、目の前で繰り広げられるルミエールとフォークとスプーンとナイフによる豪華絢爛なダンスショーにもう夢中でした。生の舞台を目の前でこれだけの迫力で観られるなんて超幸せです。お腹の子も心なしか喜んでいた気がします

・Be Our Guestでめちゃくちゃアクロバティックなダンスを披露していた男性アンサンブルの方…ピンクのランチョンマットの役の方…?すごかったです、人間の身体能力ってこんな動きができるんだ、と感動しました

・ガストン役の方(髙橋基史さん)があまりに魅力的で歌声も素晴らしくて、ストーリー関係なくガストンに惚れそうでした笑 表情の作り方(特に笑い方)がアニメのガストンのようで、近くで観られて最高でした

・チップ役の子役(浅野花さん)もめちゃ可愛かったですね…ずっと首だけの登場だったので「生首だ…」と思いながら見ていたのですが、ラストで人間に戻れたときにミセス・ポットに向かって駆け寄ってくるところは喜びいっぱい!という感じで可愛くて眼福でした

 

今の時代の『美女と野獣』

公式パンフレットによると、今回上演されている「美女と野獣」は、初演から2017年まで上演していたものからかなりリニューアルがなされたバージョンとのこと。今生きている人たちが共感できる物語であるために台詞の言い回しが練り直されていたり、30年前にはなかったテクノロジーが使えるようになったため舞台装置もアップデートされていると。ガストンとルフウの関係性も30年前の版からは少し変えられているそうです。

なるほど、そうやってアップデートしてくれているからこそこれだけの歴史あるミュージカルでありながら古臭さを感じさせないのだなあ、と思いました。

 

舞台のパンフレットに書いてあったことの一部です。

1991年のオリジナル映画において、ベルは公開当時としては現代的な女性として描かれていましたが、30年を経てもなお、彼女はそうあり続けています。今や大人になり社会の最前線で活躍する女性たちが、若かりし日に出会ったベルという存在は、大きな意味を持っていたのです。

(引用:パンフレットp4より)

 

私が初めて「美女と野獣」のストーリーに触れたのは子どもの頃のディズニーアニメだと思いますが、「今や大人になる社会の最前線で活躍する女性」のひとりとして(!)夫や息子たちとともにアップデートされた『美女と野獣』の舞台を観に来ることができてよかったなあ、と思います。

 

パンフレットと、金とピンクのテープと、ハンカチ

並べて写真を撮りました。

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このハンカチ可愛いですよね。舞浜アンフィシアターの隣のイクスピアリ内にあるディズニーストアで買いました。広げるとこんな感じ。

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息子たちにもディズニーストアで好きなものをひとつずつ買ってあげるよ、と言ったのですが、選んだものが美女と野獣とは全然関係ないものばかりだったので笑ってしまいました。まあ楽しい一日だったようでなによりです。

 

次に舞台を観にいけるのはいつかなあ。第三子が無事に産まれて落ち着いて…と思うと当分先になりそうです。

 

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