前回のブログ記事に書いた通り、7歳長男にとっての初めての海外旅、私にとって初めての子連れ海外旅に来ています。
もうすぐ日本に帰るので、この数日間の記録を(どこの国にいるのかを書かずに!)ここに残しておきます。
長男の成長
日本とまったく違う環境で、日本語は通じない、圧倒的なマイノリティとして過ごす体験は、長男を大きく成長させている気がします。親の欲目ですが、長男が「良い謙虚さ」を身につけた(=自分には知らないことがたくさんある、という姿勢で質問や発言をするようになった)ように感じます。
あとは、
・ホテルの朝食会場で「サニーサイドアッププリーズ(目玉焼きをください)」を言えるようになった
→初日は私がつきっきりでビュッフェ会場をうろうろしましたが、今朝はひとりで任せていても食べたいものを手に入れられるようになっていました
・知らない大人からの援助を受けられるようになった
→オレンジジュースのボトルのキャップを開けてもらうとか、船に乗る時支えてもらうとか、長男が困っていたり危なそうなときに地元の大人たちが自然に助けてくれるので、長男もだんだん「母以外の大人」に助けてもらうことに慣れたようです
・Thank youが自然に出るようになった
→上記の延長線上だと思いますが、最初は私の真似をして小さい声で「Thank you…」と言っていた長男が、私が近くにいなくても大人になにかをしてもらって「Thank you!」と言えるようになりました
もうひとつ加えるなら、適度な自己責任の感覚も身に着いたかもしれません。日本なら絶対に転落防止の柵や看板があるだろうなと思う場所にもなにもないし、日本なら「子どもは使用禁止」と書いてありそうなものにも特に記載はないし、「この動物の口元に手を出すと噛まれます」と注意してくれる人もいないし、ホテルのプールには飛び込み禁止のルールがありません。
長男はホテルのプール(完全に無人で貸し切り状態でした)で何度も飛び込みの練習をしてそれはそれは楽しそうでしたが、調子に乗って変な飛び込み方をして水面に顔から入ってしまい、ちょっと鼻血が出ました。プールサイドで休みながら「もうこの飛び込み方はしない」と決意を固めていました。失敗から学んだようです。
私は日本は安全で本当に良い国だと思いますが、いろんなルールや転落防止の柵に守られすぎていて、自分の身を自分で守る感覚が育ちづらいように感じることもあります。今回は私がほぼ常にそばにいる状況で長男には自分の裁量でいろんなことに挑戦させたので、長男の成長には良かったかなと思っています。(ただ、何回か「これは落ちたら死ぬわ」と思ったときがありました)
私の誤算(とても当たり前)
・薄手の服も下着もちゃちゃっと手洗いすれば翌朝には乾いている、というのは「1人旅」だから可能だったということに気づいた
→私は手洗いした服や下着を部屋のバスタオルで挟んでくるくる巻いてぎゅぎゅっと押さえて手動脱水してハンガーで干す、という手法を14年ほど前に旅慣れた大人女性から伝授していただきまして、それ以来ずっとこの手法をとってきました。しかしこれは、私が1人で「2人用の部屋」に泊まっていたため、2人分のバスタオルと2人分のハンガーを使って、私1人の服を手洗いしていたから余裕で乾いていたんだということに今更ながら気づきました。長男と私の服と下着を洗うと、当然ながら濡れた服の数は倍になりますし、タオルは2人とも使うので、脱水に使えるタオルは減ってしまいます。あまりにも当然。まあ今回はそれでもなんとかなりましたが、途中でドライヤーで乾燥速度を速めたり、ハンガーで干す服を入れ替えたり、1人旅なら発生しない手間がかかりました。(私はホテルのランドリーサービスは使ったことがないです…下着とか人に預けるのが嫌だなと思って…)
そういえば昔、サハラ砂漠を旅行したときは洗濯物があっという間に乾きました。この写真はサハラ砂漠で拝んだ初日の出です。
可愛がってもらいました
お国柄もあると思いますが、長男はずっと現地の方々に可愛がってもらっていました。地元のおばさんたちに長男はほっぺを触られたり肩をなでられたりして照れていました。
お世話になった運転手さんが最後に長男を車から抱き上げておろしてくれて、ニコニコしながら長男をハグしてくれたのは印象的でした。
↓ お世話になったエピソードのひとつ
初海外で緊張してた7歳長男、疲れが見えたので「車で待ってていいよ」と運転手さんと2人で25分くらい待たせたんだけど、運転手さんは日本語話せないし長男は日本語しか話せないのでどうなるかねえと思いつつ車に戻ったら運転手さんが窓から足を出して超リラックス態勢で寝転がりながらスマホで長男に面…
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 17, 2024
私も学びが多かったです
今回の旅に長男を連れていく条件として、私は長男に毎日絵日記を書くことを宿題にしました。長男は絵日記帳と色鉛筆を持ち歩いて、ここまで毎日きっちり絵日記を書いています。
「えっ、今日はこんなこともあんなこともあったのに、絵日記に描くのはそこなの!?」という…私が期待することとは全然違う展開になることばかりなのですが、それも含めて長男の見え方や考え方がとても新鮮でした。
道中で長男からいろんな質問をされて、私自身、知っているつもりでいた事柄について改めて言語化する機会ともなりました。
7歳長男と海外2人旅をすることができて本当に良かったです。もうすぐ日本に帰ります。
初めての海外、本当にたくさんの初体験をした7歳長男がホテルの朝食をとりながら真剣な顔で「あのさ、お母さん…」と話しだしたのでこちらも真剣な顔で「うん」と答えたんだけど、続く言葉が「どうしてひえたはっぽうさいはアゴが割れてるの?」だったので心がずっこけた😂
— おたま@男子二児の母 (@otamashiratama) August 19, 2024
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