久しぶりのピアノ伴奏
5歳長男の保育園卒園式関連のイベントで、先生方に卒園児童一同から歌をプレゼントすることになりました。
なんと私がピアノ伴奏します。
打診されたときに「私にできるだろうか」という不安もあったのですが、長男が「お母さんがピアノ弾いてくれたら嬉しい」と言ったので勇気を出して引き受けました。
合唱曲のピアノ伴奏をするのは、中学校の合唱コンクール以来です!緊張!!
もう泣きそう
楽譜を見ながら自宅のピアノで練習をしていたら、長男と次男が歌ってくれました。
保育園で何度も歌っている曲なので、ふたりとも私の演奏に合わせて元気に歌ってくれます。
え…最高じゃん…
お母さんもうこれだけで泣いちゃいそうだよ…
自分のピアノに合わせて人が歌ってくれるのって、独特の高揚感がありませんか?
中学生の頃に合唱コンクールで『大地讃頌』や『ひとつの朝』を伴奏したときに初めて感じた感覚だったのですが、自分の体が楽器になったような、歌声で体が満たされるような、胸が熱くなるような感じです。
まさか我が子が私のピアノに合わせて歌ってくれる日がくるなんて、想像したこともありませんでした。
お母さん、ピアノを習わせてくれてありがとう
思い返せば、私はそんなに熱心な生徒ではありませんでした。
1週間まったく練習せずに「しまった今日はピアノの日だ」と当日慌てて一回だけ練習するも、先生には「練習してないでしょう」とバレて叱られたことも数知れず。
練習してないとすぐバレるんですよね…。
私も親になり、我が子がピアノを習い始めて、子どもにピアノを習わせるのって大変だったんだなあと実感しています。
お金もかかるし、送迎もめんどくさいし、自宅でもピアノを練習させないといけないし、「ピアノいきたくない」「もうピアノやめる」からの「やっぱりピアノ行きたい」という子ども心に付き合わないといけないし。
いやー、大変ですね。
お母さん、幼稚園児の頃から中学3年生までずっとピアノを習わせてくれてありがとう。
私のためにピアノを買ってくれて、引っ込み思案だった3歳の私をヤマハのピアノ教室に連れて行ってくれて、引っ越しのたびにピアノを運んで、引っ越しのたびにピアノの先生を探してくれて、ごろごろしている私のお尻を叩いてピアノに向かわせてくれて、どうもありがとう。ピアノ発表会のたびに素敵なドレスを用意してくれて、必ず両親揃って応援に来てくれて、どうもありがとう。
「合唱コンのピアノ伴奏しないかって先生に言われたんだけど、できるかなあ」と言った私に「できるよ!」と根拠なく言ってくれてありがとう。
音楽がともにある人生をくれたこと、感謝しています。
「ピアノを楽しむ大人」を見せていきたい
うちの息子たちがこの先どれくらいピアノを続けていくのかまだまだ全然わかりませんが(すぐ「やめる」っていうし)、細々とでもやめずに続けた先に、とっても楽しい時間があるかもしれないよ、というのは言葉でも態度でも示していこうと思っています。
お母さんはいまピアノ弾くのが楽しいし、君たちがピアノに合わせて歌ってくれるのがとっても幸せだよ。
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