ストレングスファインダー、有名ですね
自分の強みを知るための診断で一番有名なのがストレングスファインダーでしょうか。
自分では気づいていない自分の強みに気付ける、言語化して人に説明できるようになる、というのがウケているようで、私の周囲でも診断した人が結構います。
友人の上位資質を聞くと、「たしかに」と納得することが多いです。
私の上位5つの資質は下記の通りです。
1.最上志向
2.適応性
3.学習欲
4.収集心
5.コミュニケーション
最上志向の人は「自分が得意だとわかっていることにほぼすべてのエネルギーを集中させる」「短所に悩むより長所について考える」とのことで、ああー見事に当てはまっているなと思います。
ストレングスファインダーは、本を買うとウェブ診断がついてきますので関心ある方は是非。
私はStrengthという英単語の読み方は「ストレンクス」(濁点がつかない)だと思うのですが、なぜか日本では「ストレングス・ファインダー」の名前で呼ばれていますね。
FFS診断は、あまり知られてないと思います
さて、もうひとつはFFS診断です。このあたりを専門にしている友人に教えてもらって、初めて知りました。
FFSは「Five Factors & Stress」の略です。
FFS理論(開発者:小林惠智博士)とは「ストレスと性格」の研究において開発されたもので、人が持つ固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子とストレスで数値化するものです。5つの因子は、「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」で構成され、この組み合わせによって、その人が持つ潜在的な強み(と、弱み)を客観的に把握することができます。
興味がある方は1分でできる無料簡易診断というのがあるのでどうぞ。
本を買うと、より詳細な1500円分のウェブテストがついてきます。宇宙兄弟とコラボしてるそうです。
もともと軍隊の生産性をあげるための理論だったとのことです。
・FFSは、自分の個性を知って伸ばすためのものである
・ストレス度(現在の体調状態)も分かる ※ストレスは強すぎても弱すぎてもいけない
私のFFS診断結果
拡散性18、受容性16、凝縮性14
たぶんこの数字だけで、詳しい人には「へえ、おたまはこういう人間なんだ」と分かってしまうようです。そうです日本人には珍しいタイプです。
友人が解説してくれた結果は下記の通り。
・周囲には無頓着で、「自分の興味」が一番大事
・でも人に喜んでもらうことが嬉しい
・ぶれずに動く人
・自分の価値観を理解してもらえないことに大きなストレスを感じる
・凝縮と拡散が高いのはアメリカの経営層によくみられる傾向で、日本人には非常に少ないタイプ
→私はこれまでの人生で、どうも日本人集団の中では「ちょっと浮く」タイプだなと感じてきました。米国人や中国人の集団の中では(言語の壁はあるものの)それほど浮かないので、私は日本人らしくない性格なんだなと思っていました。
今回、上記の診断結果を見て「ああ、私は日本人には少ないタイプだったんだ」ととても納得しました。かといって米国で経営者になろうとも思わないですけどね。
各因子の詳細は下記の通りです。
拡散性:自ら飛び出すことでなんとかしようとする傾向(⇔保全性:成功体験に固執)。未知なことであっても準備なしにやる(失敗すると思っていなくて、成功しても「別に」と思っている)。生まれ持った価値観なので後天的に変わらない。好き嫌いで判断する。ストレッサーは拘束されること、自由に動けないこと。口癖は「とりあえず」。興味が無い人とは交わらない、興味でスイッチが入ると動く。
※拡散性を持っている人は日本人は少ない(2割くらい)。日本人は保全性が強い人が多い。日本人の集団の中では、おたまの拡散性は非常に目立つだろう。
受容性:相手が嬉しいことが自分の嬉しさ。感謝されることが気持ち良い。人を育成するマインドが非常に強い。面倒見が良い。ストレッサーは「相手からの反応がない」「役に立っていない状態」「存在をないがしろにされること」。日常態度「周囲を盛り上げるように積極的に動く」
凝縮性:こだわりの強さ、使命感、敵を作ってでも正そうとする「理念」「哲学」「道徳」。ストレッサーは「頭ごなしに否定されること」
※凝縮性を持っている日本人は少ない(1割くらい)。凝縮性は一神教の国に多い。おたまにとって凝縮性は第3因子だが、日本人の集団の中にいると凝縮性が目立つ。ただし本人にとって第一因子がこれではない、というのはとても大事なポイントですよ
まさに私の口癖は「とりあえず」なので、このブログも準備無しでとりあえず開設し、好きなことを好きなように書き続けていつの間にか3年近く経とうとしています。ブログを読んだ人に「役に立った」と言われることがとても嬉しいです。そして公私ともに使命感に燃えて生きており、頭ごなしに否定されることに強いストレスを感じます。というわけで、この診断結果はとても当たっていると思います。
私が仕事で気を付けるべきこと
・拡散性が強い人は、部下の教育法が「褒めまくりでアバウト」になりがち。自分がそうされたら嬉しいから。でも日本人で拡散性の人は少ないから、この教育法は必ずしも効果的ではない。もし保全性の強い部下がおたまの下についたら、相当ストレスが溜まるので気を付けたほうが良い(自分がされたら嬉しいからと言って放置プレイをせず、細かく指示だしをしてあげる)
・おたまは日本人集団の中では「決断力が高い」とみなされる可能性が高い
・外資コンサルの人は保全と受容と弁別が高い人が多い。弁別が高いひとは「白か黒か」を合理的に判断するので、判断力が高いとみなされる可能性が高い。よって、おたまは(外資コンサル企業で働いた場合)比較的「判断力が低い」とみなされる可能性がある
・飽きっぽく、転々としてしまうことで概念化に行きつかなければ、ただの「浅い人」で終わる。引き出しは多い
・上司部下、同僚がどの因子が高いかをお互いに知ることで、プロジェクトの成果が出やすくなる
友人からの愛のこもったアドバイス
・コロナ&子育てで「自由に動けない」ことのストレスがとても高いはず。飛び出したい衝動が高まっていると思われる。〇〇(身バレ防止でちょっと伏せます)で満足させるのは良い方向ではないか。
・凝縮で、学歴や偏差値、地位や役割へのこだわりが強い。自分の価値観上「正しいか正しくないか」がすごく重要に感じる。それはあくまでもおたまの中でのこだわりであって、もしかして偏ったこだわりかもしれないと気付くことが大事。
・あくまでも第一因子は拡散なので、凝縮のせいで拡散を満たせないとフラストレーションが溜まる。こだわりをいったん置いて、拡散を満たすことを重視したら良いのではないか。
・拡散に起因するこだわり:自分らしさを大事にするところがある。自分の美意識を大事にしたい。これが凝縮性によってさらに強く固まっている。
FFSを子育てに活かしたい
・拡散か保全かはかなり先天的なので、子どもの行動や発言から分かる。4行日記を書かせれば因子を判断できることもある
・子どもが高校生~大学生くらいでFFSテストを受ければ正確にわかる
なんとなくですが、4歳長男は保全、2歳次男は拡散が強いような気がしています。素人判断なので分かりませんが、私としては「私がされて嬉しいことを、息子もされて嬉しいとは限らない(私と息子の因子は違うかもしれない・違って当たり前なんだ)」というのを意識していこうと思っています。
子育てに活かす、という意味では上述した宇宙兄弟のFFS本よりも、下記のドラゴン桜のFFS本のほうが役に立つと思います。私は両方読みました。
まとまらないまとめ
ストレングスファインダーもFFS診断も受けたのはちょっと前なんですが、いつか綺麗にまとめてブログに書こうと思って下書きフォルダに眠っていました。
しかし綺麗にまとめるのは諦めて、自分が見返して役に立つメモでいいや!と思ってほぼメモ状態のままで公開してしまいました。読みづらいブログ記事になってしまいましたが、仕事も育児も手探りしているひとりの人間の試行錯誤の記録としてご笑覧いただければと思います。
仕事でも家庭でも、自分の資質を知ること・言語化すること、相手の資質を想像することはとっても大事だなと思っています。
本3冊、並べて写真を撮ってみました。
【合わせて読みたい】